チェルシーが3得点でレスターシティに勝利。得点を決めたカンテの喜びのコメント&ジョルジーニョの怪我の状態は?
代表ウィークが終わり、2021年11月20日に再開されたプレミアリーグ。チェルシーは、敵地・キングパワースタジアムでレスターシティと対戦し、0対3(リュディガー、カンテ、プリシッチ)で勝利した。
チェルシーのスターティングメンバーは、メンディ、チャロバー、チアゴ・シウバ、リュディガー、ジェームズ、カンテ、ジョルジーニョ(c)(ロフタスチーク、後半32分〜)、チルウェル、マウント(ツィエク 、後半17分〜)、オドイ、ハヴァーツ(プリシッチ、後半17分〜)で、フォーメーションは3-4-3。なお、ルカク、コバチッチは怪我のため欠場となった。
昨シーズンは、終盤にCL出場権を争った2チーム。そして、チェルシーはキングパワースタジアムで、直近3試合勝てていなかったため、苦戦を予想していたが、チェルシーが試合のペースを握った。
前半14分、チルウェルの右コーナーキックに、ニアサイドで反応したリュディガーがバックヘッド気味に合わせ、ゴール左隅に流し込み先制。さらに前半28分には、敵陣ハーフウェーライン付近でカンテがボールを引き取り、味方が生み出した中央のスペースを利用してドリブルで前進。ペナルティエリア手前まで運ぶと、逆足の左足を振り抜いてゴール右隅に突き刺し、2点のリードでチェルシーが前半を終えた。なおレスターシティに、1本のシュートも打たせなかった。
後半、レスターシティはルックマンとバーンズを下げ、イヘアナチョとマディソンを投入し、得点を奪いにくるが、メンディの好セーブなどで無失点に抑える。
すると、途中交代で入ったツィエクとプリシッチで3点目を決める。後半26分にチャロバーがツィエクに縦パスを出し、ツィエクがペナルティエリア右からグラウンダーでクロス。ゴール前に侵入したプリシッチが、それを押し込み0対3。勝利を決定づける追加点となった。
チェルシーは、その後もチャンスを作るが、オフサイドなどで追加点は奪えなかった。しかし、最後まで集中力を切らさずにクリーンシートで勝利を収めた。トゥヘル監督は、
「多くのチャンスを作り、オフサイドの判定は少し不運だったが、創造性を発揮し、攻撃を止めなかったことが良かった。前半、私たちは努力をしてプレーし、ピッチの高い位置でボールを奪い、ボールを持ってスペースを見つけることができたのだから、最後アタッキングサードでもっと正確に、臨機応変にプレーすることができると思った。もちろん、3点目があれば確実に試合が決まっていたことは誰の目にも明らかだったね。2点のリードでもかなり安心できるが、完全に安心することはできない。1つのゴール、1つのセットプレー、1つのシュートの逸れが全体の流れを変え、必要のないピンチを招くこともある。常に改善の余地はあるけど、チームが努力に相応しい勝利を手にしたことを嬉しく思っている」
と前半で試合を終わらせることができたと話した。そして、古巣相手に得点を決めたカンテは、
「ジェームズのパスを予想していたんだ。彼が私にボールを渡したとき、目の前にはスペースがあった。ディフェンダーに向かって走りながらパス出そうと、選手を探していたけど、オープンになっていたので、シュートをしたんだ。良いゴールだったし、嬉しいね。試合の立ち上がりはとても良かったので、得点できたこと、チームのパフォーマンスに満足しているんだ。シーズンは長いし、序盤だけど私たちは良い状態にあるから、これを続けていきたいね」
とチームの勝利ために、得点ができたことを喜んでいた。
なお、後半32分に交代したジョルジーニョについてトゥヘル監督は、「痙攣を感じていた。現時点では筋肉に損傷はなく、火曜日(CL・ユベントス戦)の出場は間違いない」と説明。
インターナショナルブレイク後、強敵レスターシティとの戦いを勝利で飾れたことは、チェルシーにとって価値あるものとなった。
次戦は、11月23日(日本時間24日)にチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のユベントス戦。引き分け以上で、グループステージ突破が決まる一戦。この勢いで、勝点を積み重ねてほしい。
・チェルシーは今シーズン・アウェイでのリーグ戦で5勝1分と無敗
・プリシッチは今シーズン・リーグ戦3試合の出場で2ゴールを記録
・リュディガーはリーグで8ゴールをあげていますが、そのうち4ゴールがレスターシティ戦
・ツィエクはチェルシーで50試合目の出場を達成
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