チェルシーがクンデ&ベッティネッリ獲得に向けて動き出す
退団やローン移籍など、選手の人員整理を先行して進めていたチェルシー。夏の移籍市場期間も残り1カ月程度となった中、本格的に選手の獲得に向けて動き出した。
まずは、セビージャに所属するジュール・クンデ(22・フランス・CB)。イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーはクンデ獲得のためセビージャと交渉を開始したようだ。
クンデは、2013年にジロンダン・ボルドーのユースチームに入団。2017-18シーズン途中にトップチームに昇格し、2018年1月にトップチームで初出場。18-19シーズンはリーグ戦37試合、ヨーロッパリーグでも5試合に出場するなどレギュラーの座を掴んだ。
その活躍により、移籍金2500万ユーロ(約32億円)で、2019年7月にセビージャに移籍。19-20シーズンは公式戦40試合、そして20-21シーズンは公式戦49試合に出場し、スペインで注目のセンターバックとして成長。先日行われたユーロ2020でもフランス代表に選出され、1試合に出場。こうした中、プレミアリーグのトッテナムやアーセナルが獲得に関心を示しました。トッテナムはダビンソン・サンチェス+金銭でクラブ間合意に至りながらも、選手本人がチャンピオンズリーグで戦いたいという希望を持っていたため、移籍が成立しなかった。
現在チェルシーは、セビージャとクル・ズマ(26・フランス・CB)の譲渡+金銭という条件で話し合いを進めており、クンデとは2026年までの5年契約の条件で個人合意に至っていると、ロマーノ氏が報じた。
クンデは、攻撃的なセンターバック。178センチと小柄ながらもパワーとスピードを兼ね備えたプレーヤーとして高評価。Transfer Marketでは、6000万ユーロ(約78億円) の市場価格となっている。なおチェルシーは、センターバックの補強としてクンデを最優先に考えているようで、獲得の可能性はかなり高そうだ。
ゴールキーパーの補強はベッティネッリ
先日、ウィリー・カバジェロ(39・アルゼンチン)が退団したことにより、第3ゴールキーパーのポジションが空いているチェルシー。マンチェスターユナイテッドを契約満了で退団したセルヒオ・ロメロやウェールズ代表ウェイン・ヘネシー(バーンリーに移籍)獲得の噂がありましたが、Sky Sportsによると、フルハムを退団したマーカス・ベッティネッリ(29・イングランド)をフリーで獲得するようだ。既にロンドンでメディカルチェックを受けており、契約は2年の予定。
ベッティネッリは、フルアムの下部組織出身。昨シーズンは、チャンピオンシップに所属するミドルズブラにシーズンローンで加入。公式戦42試合に出場し47失点、13のクリーンシートを記録。2018年9月には、イングランド代表に初招集されている。
ベッティネッリは29歳。エドゥアール・メンディ(29)、ケパ・アリサバラガ(26)と年齢が近く、第3ゴールキーパーというよりは、お互いが刺激しあって“第1ゴールキーパーを目指す”みたいな形になれば最高だ。
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