ロメル・ルカクが語った『チェルシー復帰の理由』は?
2021年8月13日、約7年ぶりにチェルシーに復帰したロメル・ルカク(28・FW )。新型コロナウイルス感染症隔離期間を終え、17日にはコブハムでのトレーニングに参加。トゥヘル監督は、プレミアリーグ第2節のアーセナル戦でルカクの出場を示唆しており、注目が集まっている。
そのルカクは先日、チェルシー公式サイトで加入後初のインタビューを受け『自身の成長』や『トゥヘル監督との会話』、『チェルシー復帰の理由』について話をした。ルカクは、
「(アンデルレヒトから移籍してきた)10年前よりも成熟したと感じている。ストライカーに必要なすべての要素を身につけようとしてきたんだ。もちろん、これからも細かい部分を改善し、長所も伸ばしていきたい。そして、チームの勝利に貢献して、監督やチームメイトのために力を発揮したい。インテルのときも、代表チームでキャプテンを務めたときも、周りのみんなが自信を持ち、実力を発揮するように尽力してきた。試合中に困難な状況があれば、私を頼ってほしい。ポジティブで試合に勝つことに全力を尽くしたい。勝つことはいつも一番大事だからね」
と10年間の経験をチームメイトに活かしていきたいと話した。また、トゥヘル監督とチーム内での役割について話したことを明らかにした。
「チームの中で存在感を示し、リーダーとして活躍してほしいという明確な話があったんだ。私の役割は、ゲームプランや監督が何を求めているかによって変わると思っている。もし監督が私に起点となることや背後のスペースを突くことを求めるなら、それも可能なこと。イタリアでの2年間で、ストライカーとしてあらゆる力を身につけてきたから、準備はできている。2トップでも1トップでもプレーできるし、ベルギー代表と同じシステム(3-4-3)なら慣れているから、適応するまで時間はかからないだろうね。重要なポジションにいるチームメイトの強みを知り、ボールが無い時に何をするべきかわかれば、あとは自分の役割に徹するだけだよ」
ルカクは、2019-2020、2020-2021の2シーズンをイタリアのインテルでプレー。昨シーズンは30ゴールを挙げる活躍で、11年ぶりのスクデットを獲得に大きく貢献し、リーグの最優秀選手にも選ばれた。彼は、プレミアリーグとセリエAの違いをこう話す。
「イタリアは戦術的にも技術的にも優れたリーグ。しかし、ここイングランドではインテンシティがすべてなんだ。プレミアで8年間プレーしたから、それがどういうものか理解しているし、問題はない。リーグのことをよく知っているし、多くのゴールを決めてきた。過去は過去、今は前を向いていかなければならない。チェルシーは勝ち続け、クラブとして成長し続け、イングランドとヨーロッパで圧倒的な強さを発揮したいと考えている。そのクラブの目標と自分の考えが一致していたから、チェルシーに戻ってきた。
準備はできているから、チームに入って、必要とされればプレーできるということを証明したい。みんながスタメンに入るために一週間を通して競争しなければならない。私にとっては新たな挑戦になるけど、全員がチェルシーの勝利という一つの目的のために戦っている!トレーニングでは、毎日100パーセントの力を発揮し、各試合に向けて準備をしていきたい。最初の試合がアーセナルとのアウェイでのビッグマッチだから、しっかりと準備をして良い結果を出したいね」
プレミアリーグでは252試合に出場し、113ゴール42アシストを記録。アーセナル戦では、過去2得点を記録しているルカク。大一番のビッグロンドンダービーで、彼の成長を見ることができるはずだ。
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