早期回復を願う…オスカルが心臓疾患で倒れる【チェルシー1週間のニュース(2025年11月6日~12日)】

早期回復を願う…オスカルが心臓疾患で倒れる【チェルシー1週間のニュース(2025年11月6日~12日)】

チェルシー1週間(2025年11月6日~11月12日)の主なニュースを紹介。『リーグ連勝で3位に浮上』、『パーマーがゴールセレブレーションを商標登録。その意図は?』、『プレミアリーグでのチェルシーの優勝確率は?』、『U-21の試合に出場したディサシの去就』、『公式戦出場はわずか30試合…ラヴィアが再度負傷』、『早期回復を願う…オスカルが心臓疾患で倒れる』、『クラブ側も支援を申し出。スターリングが自宅で強盗被害』などの話題があった。

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【11月8日】

リーグ連勝で3位に浮上

プレミアリーグ11戦目が行われ、チェルシーはウルブズと対戦。結果は3対0でチェルシーが勝利。リーグ連勝で3位に浮上した。試合後マレスカ監督は、『多くのチャンスを作ったことを評価』、『ギュストのゴールを祝福』、『カイセドの怪我の状態』などについて話をした。

【関連記事:ギュストのプロ初ゴールなど3得点でウルブズに勝利したチェルシー。カイセド、エンソの怪我の状態は?

【11月9日】

パーマーがゴールセレブレーションを商標登録。その意図は?

10月初旬に、コール・パーマーが英国政府の知的財産庁に「Cold Palmer」という用語の商標を登録し、アイスクリーム、玩具、衣類、サッカーボール、サッカーシューズなど、さまざまな製品に商標名をつけることができるようになっていた。

そして今回、彼の代表的なゴールセレブレーションの商標登録にも成功したようだ。パーマーの商標登録申請を主導したアレックス・ニューマン氏は、

「これは他のスポーツ選手や遊び場で遊ぶ子どもたちが、同じ、あるいは似たようなセレブレーションをすることを阻止することが目的ではない。コールが自身の名前やニックネーム、肖像権、ゴールセレブレーションといった彼のパーソナルブランドの中でも非常に市場性の高い要素が、他者によって商業的に利用される際に、彼がより有利な立場に立つことを目的としている」

と説明。過去には、クリスティアーノ・ロナウド、デビッド・ベッカム、リオネル・メッシなども商標登録に成功。ロナウドは「CR7」という用語を使用する権利を所有。一方、エムバペは2019年に腕を組んでのゴールセレブレーションを商標登録している。(BBC)

【11月10日】

プレミアリーグでのチェルシーの優勝確率は?

2025-26シーズンのプレミアリーグも11試合が終了。チェルシーは現在3位で、首位のアーセナルとは6ポイント差となっている。そのような中、Optaが最新のシミュレーションでシーズン終了時の順位予想と勝点を掲載した。

【Opta プレミアリーグ最終順位予想】

アーセナル(80.19)

マンチェスターC(73.50)

リヴァプール(68.23)

チェルシー(63.34)

アストンヴィラ(60.76)

クリスタルパレス(59.32)

マンチェスターU(56.37)

ボーンマス(56.31)

ブライトン(55.93)

トッテナム(54.97)

現在のデータによると、アーセナルが今シーズン勝点80程度を獲得すると予想。タイトルを獲得する確率は63.6%と予測されている。また、マンチェスターCは優勝確率22.9%。そしてチェルシーは4位と予想され、優勝確率は2.75%とされている。

チェルシーは昨季4位(勝点69)でチャンピオンズリーグ出場権を獲得。今季もまずはチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指して戦うことが予想されている。

U-21の試合に出場したディサシの去就

今夏チェルシーに残留したディサシ。トップチームでの出場はなく、これまで別でトレーニングを行っていたが、11月8日に行われたU-21のレディングに先発出場。キャプテンマークを巻き、後半25分までプレーをした。

2023年夏にモナコから加入後、レギュラーとして出場していたが、マレスカ監督のシステムでフィットせず、今冬にはアストンヴィラにレンタル移籍。今夏も移籍先を探していたが、他クラブと合意に至らずチェルシーに残留することになっていた。

今回ユースカテゴリーでの出場許可により、今後クラブ側が待遇を緩和し、今後数週間のうちに再びトップチームでプレーすることを許可してくれるだろうという期待を持ち始めたディサシ。ただ、チェルシー側は来冬に彼を移籍させることを計画しているようだ。(BBC)

【11月11日】

公式戦出場はわずか30試合…ラヴィアが再度負傷

2023年夏にサウサンプトンからチェルシーに移籍したラヴィア。中盤の主力として期待されているが、度重なる怪我により、ここまでの公式戦出場はわずか30試合と苦戦を強いられている。

今季も7月に行われたクラブワールドカップ期間中に負傷したことで、9月下旬に復帰。徐々に出場時間をのばしていた。11月6日に行われたCLカラバル戦ではスターティングメンバーに名を連ねていたが、開始8分でピッチに倒れこみ交代。この怪我により、少なくとも1カ月間離脱するようだ。

今後クラブは同選手の出場時間を制限し、1週間に1試合のみとすることで、ケガを予防したいと考えている。なお怪我が多かったジェームズやネトは、フィットネス等が改善され、現在は常時出場できるようになっている。ラヴィアも完全な状態でプレーができる日は来るのだろうか…。(Football London)

【関連記事:今季の袖スポンサーがFPTコーポレーションに決定

【11月12日】

早期回復を願う…オスカルが心臓疾患で倒れる

サンパウロは、オスカルが2026年シーズンのプレシーズンに向けた健康診断中に、心臓疾患を発症したことを発表した。

ブラジル『ge』によれば、オスカルはエアロバイクでインターバルテストを行っていた際に、そのまま地面に倒れ込み、約2分間意識を失ったという。その後、クラブのスタッフと現場に居合わせた病院の医療チームによって直ちに処置を受けた後、病院に搬送。現在の容体は安定しており、さらなる検査を受ける予定となっている。

オスカルは、2012年夏にチェルシーに加入。公式戦203試合に出場し、38ゴール・31アシストを記録。2度のプレミアリーグ優勝やヨーロッパリーグ優勝などに貢献。その後、上海でプレーし、昨年12月に母国でのプレーを選択していたばかりだった。

彼は8月から心臓に問題を抱えており、周囲には体調が悪化すれば現役を引退する可能性を示唆していたようだ。

クラブ側も支援を申し出。スターリングが自宅で強盗被害

2022年夏からチェルシーに所属しているラヒーム・スターリングが、自宅で強盗被害に遭った。現在はチームで構想外となっており、ファーストチームから外れてトレーニングを続けている中で、自宅で強盗被害に遭ったことを同選手の広報担当者が認めた。

“先週末、自宅で強盗被害に遭ったことを確認しました。また当時、彼と子どもたちは自宅にいたことも確認しています。プライバシーと安全に対する重大な侵害ですが、彼と家族が全員無事であることを嬉しく思います。この困難な時期に、ラヒームと家族のプライバシーを尊重するようにお願いします”

との声明を発表した。現在テムズバレー警察が捜査中で、チェルシーはスターリングと家族に対して支援を申し出ているようだ。なお、スターリングが強盗被害に遭うのは今回が2回目。2022年ワールドカップにイングランド代表として参加していたが、自宅での強盗被害を受けて一度帰国を余儀なくされていた。(The Athletic)