危険運転の罪を認めたフォファナ…クラブ側と面談を実施【チェルシー1週間のニュース(2025年10月30日~11月5日)】

危険運転の罪を認めたフォファナ…クラブ側と面談を実施【チェルシー1週間のニュース(2025年10月30日~11月5日)】

チェルシー1週間(2025年10月30日~11月5日)の主なニュースを紹介。『スポーツ部門のリーダーが加入』、『パーマーが2025年FIFPROワールドイレブンに選出』、『UEFAユースリーグ戦で人種差別的な行為が確認』、『危険運転の罪を認めたフォファナ。クラブ側と面談を実施』などの話題があった。

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【11月1日】

【PL】トッテナムにクリーンシートで勝利

プレミアリーグ第10戦目が行われ、チェルシーはトッテナムと対戦。結果は0対1で、チェルシーが勝利した。マレスカ監督は、『カイセドは世界最高の守備的MF』、『パーマー&デラップ不在の中で…J・ペドロを評価』などについてコメントした。

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スポーツ部門のリーダーが加入。契約は2031年まで

チェルシーは、デイブ・ファローズ氏をクラブのスポーツリーダーシップチームに任命したことを発表しました。契約は、2031年までになります。

デイブ氏は新たな役職として、スカウティングとデータ分析、レンタル移籍と選手育成ルート、そしてサッカー部門スタッフの総合的な育成と進化に焦点を当てた、サッカー部門の発展分野を統括する。ファローズ氏は、

「クラブに加入し、ポール、ローレンス、ジョー、サム、そしてチェルシー男子、女子、ユースチームの才能あるスタッフと密接に協力できることを嬉しく思います。

これまで各レベルにおける選手育成と獲得戦略に関して進められてきた多くの取り組みに、感銘を受けています。オーナー陣の下で、育成された才能あるチームを基盤として、彼らが築いた土台をさらに発展させる一助を担えることを楽しみにしています」

とコメント。彼は、リヴァプールで12年間働いた中でモハメド・サラーやサディオ・マネ、アンディ・ロバートソン、アリソンといったリヴァプールの主力選手の獲得を主導した人物で、スカウティングや選手の育成面で重要な役割を担うことになりそうだ。

【11月4日】

パーマーが2025年FIFPROワールドイレブンに選出

コール・パーマーが、2025年FIFPROワールドイレブンに選出された。パーマーは、

「FIFPROワールドイレブンに選出されることは、言うまでもなく大変光栄なことだよ。他の選手たちに選ばれるのは素晴らしい気分。彼らは、高いレベルでプレーをするために何が必要かを知っていると思う。だから、彼らに選ばれることは最高の気分なんだ」

とコメント。この賞は、世界のプロサッカー選手の投票によって決定されるもので、FIFAクラブワールドカップやカンファレンスリーグでの活躍が評価された。

【11月5日】

【CL】カラバフに痛恨のドロー

チャンピオンズリーグリーグフェーズ4戦目 カラバフ対チェルシーは、2対2の引き分けに終わった。マレスカ監督は、

「正しい形で試合に入り、試合をコントロールして、ゴールも決めた。しかし最初の失点を喫した時、4分か5分後だったか、覚えていないが、2失点目も許した。 今日の私にとって大きな違いはペナルティエリア内。相手のペナルティエリア内に何度も攻め込んだが、決定力に欠けていた。そして、私たちのペナルティエリア内では、防ぐことができた2つのゴールを許した。これが私にとって大きな違い」

とコメント。ここまで2勝1分1敗で12位。次戦(11月26日)はホームでバルセロナと対戦する。

UEFAユースリーグ戦で人種差別的な行為が確認

チャンピオンズリーグリーグフェーズに先立ち行われたUEFAユースリーグ。チェルシーユースはアウェイでカラバフユースと対戦し、0対5で勝利していた。

しかし、その試合でソル・ゴードンが先制点をあげたときに、観客席にいたカラバフのサポーターが、猿のような仕草を行う人種差別的行為を行った。それを見た選手たちが、審判に苦情を訴えたため、試合は数分間中断。チェルシーのスタッフらと話し合いが行われ、最終的に試合は続行されることになった。チェルシー側は、

「本日アゼルバイジャンで行われたUEFAユースリーグの試合で、得点後に数名の選手が観客席の人物から人種差別的な暴言を受けた事件があったことを認識しています。人種差別やあらゆる差別的行為は断じて容認されず、サッカー界のみならず社会においてもあってはならないものです。私たちは、加害者の行為を強く非難します。

我々の選手たちはクラブ全員から全面的な支援を受けており、我々はこの件をUEFAの試合代表とホームクラブに直ちに報告しました。我々はこの件がUEFAの懲戒手続きに基づいて徹底的に調査されることを期待しています」

という声明を出した。カラバフ側の広報担当者もすぐに謝罪し「クラブの価値観を反映するものではない」と述べ、徹底的に調査することを約束した。(BBC)

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危険運転の罪を認めたフォファナ。クラブ側と面談を実施

ウェズレイ・フォファナが度重なる危険運転を犯し、300時間の無給奉仕活動を含む18カ月間の社会奉仕活動を命じられた。

過去に犯した8度のスピード違反によって、今年5月に2年間の運転免許停止処分を受けていたが、さらに過去の危険運転が発覚。今年4月20日、A3号線の路肩を猛スピードで走行する姿が確認されたことで、長期間の社会奉仕活動を行うことになった。

チェルシー側も話し合いを行うことが重要と考え、選手と面談したようだ。なお、今回の判決を下したジュリー・クーパー地方判事は、

「彼は、自らの行動にもっと責任を感じる必要がある。資格停止処分が終わった後、運転免許試験に合格するまでは運転できない。資格停止処分を受けたまま運転すれば、ほぼ確実に刑務所行きになる。キャリアを終わらせることになる」(The Athletic)