ングモアのような失敗は繰り返さない!16歳逸材と長期契約へ【チェルシー1週間のニュース(2025年9月11日~17日)】

ングモアのような失敗は繰り返さない!16歳逸材と長期契約へ【チェルシー1週間のニュース(2025年9月11日~17日)】

チェルシー1週間(2025年9月11日~9月17日)の主なニュースを紹介。『FAが74件の告発を発表。制裁措置の行方は?』、『1月に合流か!?新ストライカー獲得を発表』、『ングモアのような失敗は繰り返さない!16歳逸材と長期契約間近』、『買い取りオプション付き。D・フォファナがトルコへ』、『新たなMFの獲得を検討』、『CLリーグフェーズ初戦は敗北』などの話題があった。

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【9月11日】

FAが74件の告発を発表。制裁措置の行方は?

FAは、チェルシーに対して、代理人規則違反の疑いで74件の告発を行ったことを発表した。問題になっているのは、2009年〜2022年までの前オーナーのアブラモヴィッチ氏体制期間で、主に2010-11シーズンから2015-16シーズンに発生したと報告されている。それに対してチェルシーは、

「チェルシーはクラブが自ら報告した事柄について、FAとの協議が終わりに近づいていることをお知らせします。クラブのオーナーグループは2022年5月30日にクラブの買収を完了させました。

買収完了前のデューデリジェンスプロセス(M&A実行前にその企業の詳細な調査や分析を行うこと)において、過去の取り引きに関する財務報告に不備がある可能性があることや、FA規則に違反する可能性があることを認識していました。そして買収完了後、クラブはFAを含むすべての関連当局に、これらの事項を自主報告しました。

クラブはこのプロセスにおいて、過去のデータベースを提供するなど、前例のない透明性を示してきました。私たちはFAと引き続き協力し、この問題が迅速に解決できるように取り組みます。10年以上前に発生した問題に焦点が当たるこの複雑なケースにおいて、協力してくれたFAに感謝を示したいと思います」

と声明を出した。チェルシーへの制裁措置として、罰金や移籍禁止、勝点剥奪処分など様々な選択肢が考えられるとBBCが指摘。一方で、チェルシーの協力的な姿勢も考慮され、罰金のみとなる可能性が高いようだ。

【9月12日】

1月に合流か!?新ストライカー獲得を発表

チェルシーは、ストラスブールに所属するエマヌエル・エメガ(22)を獲得したことを発表した。エメガは同クラブで公式戦64試合に出場。26ゴール・5アシストを記録するなどの活躍を見せ、今夏には他クラブからオファーがあったようだが、姉妹グループとなるチェルシーへの移籍を決断した。

「この夏、チャンピオンズリーグに出場するクラブと契約することもできたけど、ストラスブールとチェルシーの総合的なプロジェクトに魅力を感じた。今シーズンはクラブ(ストラスブール)のために、すべてを捧げたい。監督とも話をしたけど、彼の意見は僕にとって重要だったんだ」(エメガ)

2026年夏にチェルシーへ加入することが正式に決定したようだが、デラップが怪我で離脱したこともあり、2026年冬に合流する可能性もあるようだ。(L’Équipe、Fabrizio Romano)

ングモアのような失敗は繰り返さない!16歳逸材と長期契約間近

 将来有望な選手を多く抱えているチェルシーアカデミー。その中で現在一番注目されているのが、ライアン・カブマ・マックイーン(16)。彼は、U-8レベルからチェルシーに加入。U-18、U-21のカテゴリーでは公式戦31試合に出場し、12ゴール・5アシストを記録する活躍。U-15のプレミアリーグフラッドリットカップでは優勝にも貢献している。

マックイーンには複数の欧州クラブが注目しており、獲得に関心を示しているようだが、17歳の誕生日(2026年1月1日)にチェルシーとプロ契約を締結する決断を下したようだ。

チェルシーも過去にリオ・ングモハがリヴァプールに引き抜かれる経験をしており、その失敗を繰り返さないために、彼の契約締結に向けて真摯に向き、契約を成立することにほぼ成功したようだ。(BBC)

【9月14日】

ブレントフォード戦はドロー

プレミアリーグ第4節のブレントフォード戦がアウェイで行われ、チェルシーはパーマー、カイセドが得点するも後半ロスタイムに追いつかれ、2対2の引き分けに終わった。マレスカ監督は、試合内容や選手管理(フォファナ、ブオナノッテ)などについて語った。

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D・フォファナがトルコへ

チェルシーはダビド・ダトロ・フォファナが、トルコのファティ・カラギュムリュクSKにレンタル移籍したことを発表。期間は1シーズンとなっているが、契約には買い取りオプションが付随している。

フォファナは、2023年冬にチェルシーに移籍。公式戦4試合に出場していたが、その後ウニオン・ベルリンやバーンリー、ギョズテベにレンタル移籍を繰り返し、今夏もチェルシーでのチャンスは無かった。

【9月17日】

新たなMFの獲得を検討

今冬クリスタルパレスに所属するアダム・ウォートン(21)の獲得を検討しているようだ。

ブラックバーンの下部組織出身で、2024年冬にクリスタルパレスに完全移籍。ここまで公式戦49試合に出場し、6アシストを記録している。チェルシーは、エスーゴが太ももの怪我で手術を受けたことで、CLの登録メンバー外に。加えて、ラヴィアも怪我に悩まされており、コンスタントに試合出場できない状況。

昨季からカイセド、フェルナンデスがフル稼働という中、中盤を厚くしたが既に2人離脱。今冬新たなMF獲得を検討し始めており、ウォートンを獲得リストに加えたようだ。幼少期からバルセロナに所属していたブスケツのプレースタイルを参考にするなど、中盤のMFとして素晴らしいパス能力を持っている。(TEAMtalk)

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CLリーグフェーズ初戦は敗北

チェルシーは、チャンピオンズリーグリーグフェーズ初戦で、バイエルンミュンヘン(アウェイ)と対戦。結果は、3対1で敗北した。試合後マレスカ監督は、

「個人的には、このチームと対戦するのがどれほど難しいか分かっていたので、パフォーマンスには満足している。最初の20分間は失点せず、2、3回決定的なチャンスを作ったが、その後失点してしまい、試合の流れが変わってしまった」

第二戦目(10月1日)は、ホームでベンフィカと対戦する。