約560億円でJ・ペドロ、ガルナチョなど13人を獲得【チェルシー2025-26シーズン夏の移籍市場まとめ・加入選手編】

約560億円でJ・ペドロ、ガルナチョなど13人を獲得【チェルシー2025-26シーズン夏の移籍市場まとめ・加入選手編】

2025年9月1日(日本時間2日)に、移籍市場がクローズとなったプレミアリーグ。今夏の移籍市場において、チェルシーに加入した選手をまとめた。

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最終日にはブオナノッテがレンタルで加入

チェルシーは、ブライトンからジョアン・ペドロ、イプスウィッチからリアム・デラップ、アヤックスからヨレル・ハト、マンチェスターユナイテッドからアレハンドロ・ガルナチョなど、合計で13人の選手を獲得した。

昨夏はアダラビオヨ、ネト、ギウなど13人を獲得し、約475億円を投資。今夏も積極的に補強を進め、選手に使った金額は3億2600万ユーロ(約563億円)程度となった。

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《加入選手》

【DF】

ヨレル・ハト←アヤックス(4300万ユーロ・約74億円)

ママドゥ・サール←ストラスブール(1400万ユーロ・約23億円)

キアン・ベスト←プレストンノースエンド(フリー)

【MF】

ダリオ・エスーゴ←スポルティングCP(2200万ユーロ・約36億円)

ファクンド・ブオナノッテ←ブライトン(レンタル)

ケンドリー・パエス←インデペンディエンテ

【FW・WG】

ジョアン・ペドロ←ブライトン(6300万ユーロ・約108億円)

ジェイミー・ギッテンス←ドルトムント(5500万ユーロ・約95億円)

アレハンドロ・ガルナチョ←マンチェスターユナイテッド(4600万ユーロ・約79億円)

リアム・デラップ←イプスウィッチタウン(3500万ユーロ・約58億円)

エステヴァン・ウィリアン←パルメイラス

ジェシー・デリー←クリスタルパレス

ジオバニー・クエンダ←スポルティングCP(4800万ユーロ・約82億円)※2026年夏に加入予定

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8月8日時点では11人の選手を獲得していたが、そこから3週間でガルナチョ、レンタルでブオナノッテが加入。昨夏と同様に13選手が加入した。

なおクエンダは獲得済みではあるが、今季はスポルティングでプレーをして、2026年夏に加入予定。また獲得したパエス、ママドゥ・サールは姉妹グループのストラスブールへレンタル移籍となった。

昨夏もネトやフェリックス、ギウ、サンチョ(レンタル)を獲得するなど、攻撃的な選手の補強を積極的に行ったが、フェリックスは退団、サンチョはレンタルバック、そしてムドリクはドーピングの陽性により、いつ復帰をするのか分からない状態。そういった事情もあり、今夏も攻撃的な選手を多く獲得した。

待望のストライカー枠にはデラップとジョアン・ペドロが加わり、右WGとしてエステヴァン・ウィリアン、そして左WGとしてギッテンスとガルナチョが新加入。またパーマーが鼠径部の怪我で欠場の中、ブライトンからレンタルでブオナノッテが最終日に加入。加えて、デラップがフルハム戦でハムストリングを痛め、長期離脱の可能性があることから、今夏サンダーランドにレンタル移籍をしたばかりだったマルク・ギウが最終日に呼び戻されることになった。

中盤には、ストラスブールにレンタル移籍をしていたアンドレイ・サントスが復帰。怪我がちなラヴィアの離脱率を考えると、今季は重要な選手になることが予想される。

噂になっていたシャビ・シモンズはトッテナムへ。また4000万ユーロのオファーを正式に提示していたバルセロナのフェルミン・ロペスも獲得には至らず…パーマー、デラップ不在の中、ジョアン・ペドロやブオナノッテ、ギウにかかる期待が大きくなることは間違いないだろう。そして、コルウィルが怪我により長期離脱で抜けるディフェンスラインの補強も無く、現有戦力で戦うことになった。

守備の要であるコルウィル、攻撃の要であるデラップが離脱した中、4つのコンペティションをどのように戦っていくのか。マレスカ監督も悩ましいところだろう。

(※移籍情報や移籍金は、海外メディアのBBC、Sky  Sports、The Athletic、The Guardian、Evening Standard、Fabrizio Romano、Transfermarktなどを参照。また移籍金のアドオンがない状態の金額を記載。2025年9月1日時点)