【クラブワールドカップ】パーマー2得点などでPSGを破り初代王者に輝いたチェルシー。マレスカ監督がゲームプランを明かす
- 2025.07.14
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2025年7月14日に、FIFAクラブワールドカップ2025の決勝が行われ、チェルシーは米国のメットライフ・スタジアムでPSGと対戦。結果は、3対0でチェルシーが勝利。新フォーマットとなった同大会で、見事初代王者に輝いた。
クラブワールドカップ2025決勝・PSG:スターティングメンバー(4-2-3-1)
サブメンバー:ヨルゲンセン、スロニナ、ペンダース、アダラビオヨ、アチャンポン、アンセルミーノ、ママドゥ・サール、デューズバリー・ホール、ラヴィア、アンドレイ・サントス、ジョージ、エンクンク、ジャクソン、デラップ、ギウ。
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【前半22分・チェルシーゴール(パーマー)】
サンチェスからのロングフィードで、右サイド高い位置を取ったギュストがヌーノ・メンデスとうまく入れ替わる。ボックス右へ入り込み、切り返しから左足でシュートを狙うが、ここはベラウドが体を投げ出してブロック。
そのこぼれ球を拾ったギュストがマイナスへ落とすと、パーマーがワンタッチから左足で丁寧に右端のコースを狙って、ゴールイン。先制に成功する。
【前半30分・チェルシーゴール(パーマー)】
自陣でのボール奪取から、コルウィルのロングボールで、右サイド背後のスペースへパーマーが飛び出す。外側を追い越したジョアン・ペドロをチラッと見て相手ディフェンダーを交わしてシュートコースを作り、タイミングを見て左足を振り抜くと、先制点と同じコースに決め、2点のリードになる。
【前半43分・チェルシーゴール(ジョアン・ペドロ)】
JOAO PEDRO 3-0. 🕺 pic.twitter.com/S8mSDjOEWK
— Chelsea FC (@ChelseaFC) July 14, 2025
ピッチ中央付近のスペースに降りて、チャロバーからボールを引き出したパーマーが、反転からドリブルで前進。中央を破るスルーパスを通すと、抜け出したジョアン・ペドロがループで決め、3対0。前半を大量リードで終えた。
【後半のまとめ】
守備からカウンターという戦いに変更した後半。ピンチの場面もあったが、サンチェスのセービングにも助けられ無失点。そして後半40分には、J・ネベスがククレジャの髪を引っ張る暴力行為により、レッドカードが提示されるなど、チェルシーが優位に試合を進め、そのまま試合終了。今季のチャンピオンズリーグ優勝チームを下して、世界一の称号を手にした。
【まとめ】
チェルシーは支配率34%、シュート10本(枠内5本)、コーナー3本、パス301回、ゴール期待値は2.33でPSGの0.60を上回った。
【マレスカ監督コメント】
PSG戦のゲームプランを明かす
「ミッドフィルダーを3人配置して、そのうち2人がリースとモイ。エンソがヴィティーニャを担当していた。彼らを分析した結果、あのスペースを活かす絶好のチャンスだと判断し、そのサイドでゴールを決めた。
ただ、これは単なるゲームプラン。何度も言っているが、様々なゲームプランを試し、選手たちが全力を出し切れるポジションを確保できるようにサポートしてきて、今日はそれがうまくいった。チーム全員、選手全員の努力の賜物だと思う。
クラブワールドカップの優勝は私たちにとって大きな誇りとなった。彼ら(PSG)は世界最高のチームであり、世界最高の監督の一人であり、素晴らしい選手たちを擁している。私たちにとって最高の、最高の成果となった」
試合前に選手たちに伝えたことは?
「試合前、我々は試合に勝つためにここにいるということを相手に理解させることだと言った。そして最初の10分間、チームは勝利のためにここにいるという姿勢を示していた。それが試合の流れを決めたんだ」
パーマーの評価
「コールが活躍するのは、まさにこのような試合、つまり重要な試合、そして重要な瞬間に期待されている。そして彼は再び、その実力の高さを示したんだ」
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【今後の試合と感想】
クラブワールドカップのトロフィーを掲げるという最高の締めくくりで、シーズンを終えたチェルシー。監督、選手たちはここから3週間の休暇を取ることが許されている。まずは体と心を休めて、今季の疲れを癒してほしい。
マレスカ監督のもとスタートした今季は、クラブワールドカップ、カンファレンスリーグで優勝。プレミアリーグでは4位に入り、来季のチャンピオンズリーグ出場権も獲得するなど、充実したシーズンになった。激動のオーナー変更から、わずか3年で世界一のクラブまで上り詰めたのだ。新プロジェクトが実を結んだ瞬間に立ち会えたことをうれしく思うし、ここからさらに飛躍していくチームになっていくはずだ。
次戦は、8月8日(日本時間9日)にレヴァークーゼンとプレシーズンを戦う。休暇後すぐに、テストマッチを行うチェルシー。もちろん、この3週間の移籍市場で選手の加入・退団なども激しく動くはず。新シーズンに向けて、どのようなメンバーが揃うのか。短いシーズンオフも目が離せないだろう。
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