【PL2024-25】イプスウィッチにドローでCL出場が遠のいたチェルシー。マレスカ監督も勝点を落としたことは予想外

【PL2024-25】イプスウィッチにドローでCL出場が遠のいたチェルシー。マレスカ監督も勝点を落としたことは予想外

2025年4月6日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ32試合目が行われ、チェルシーはホームでイプスウィッチと対戦。結果は、2対2の引き分けに終わった。

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プレミアリーグ2024-25・イプスウィッチ戦(ホーム):スターティングメンバー(4-2-3-1)

サブメンバー:ヨルゲンセン、バディアシル、アチャンポン、ジェームズ、ギュスト、デューズバリー・ホール、ジョージ、サンチョ、エンクンク。

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【前半19分・イプスウィッチゴール(エンシソ)】

ハーストがドリブルで持ち上がり、ボックス右のベン・ジョンソンへ。そこから折り返され、エンシソにゴール左隅に流し込まれ、先制を許す。

【前半31分・イプスウィッチゴール(ジョンソン)】

ドリブルでボックス手前まで持ち上がったクラークのパスからボックス左に侵入したエンシソにクロスを入れられる。これをファーサイドのベン・ジョンソンに頭で押し込まれ、2失点で前半を終える。

【後半1分・チェルシーゴール(OG)】

ハーフタイム明けにアダラビオヨを下げてグストを投入。サンチェスのロングフィードから敵陣でボールを収めたフェルナンデスのパスを右サイドで受けたマドゥエケがボックス右深くに侵入。

折り返しをニアに走りこんだククレジャが詰めて、最後はトゥアンゼベにあたりオウンゴール。幸先良く1点を返した。

【後半34分・チェルシーゴール(サンチョ)】

後半23分にマドゥエケに変わって投入されたサンチョが、ショートコーナーの流れからパーマーのパスをボックス左で受ける。相手DFはサンチョへのマークを怠り、ペナルティエリア内でフリーに。その隙をつく形で、サンチョがゴール右隅に素晴らしいシュートを決め、同点に追いつく。

その後もチャロバー、フェルナンデスに決定的なチャンスが訪れたが、相手ゴールキーパーにセーブされ、最終的にドローで終えた。

【まとめ】

チェルシーは支配率74%、シュート34本(枠内9本)、コーナー15本、パス560回、ゴール期待値は2.39でイプスウィッチの1.29を上回った。

【マレスカ監督コメント】

自信喪失…ハーフタイムに伝えた事は?

「序盤は良いスタートを切ったと思う。チャンスを作っていたが、相手に先制点を奪われると、試合の流れが一変した。そこから前半終了まで、特に守備面で十分なプレーができなかった。2つの失点はどちらも自分たちのミスから生まれたものだったからね。

勝たなければいけない試合だったので、1点ビハインドになり、自信を失ってしまった。ハーフタイムに伝えたのは、反応する必要があるということ。そして前半の最後25分間と同じやり方を続けることはできないということを言った。

そして後半は、自分たちのチームらしくプレーできた。自分たちのペースでプレーし、多くのチャンスを作り、逆サイドでプレーし、よりダイナミックなプレーを見せた。後半はずっと良くなった」

痛い引き分け…CL出場権については?

「(CLの出場権を獲得できるかは)シーズンの終わりにわかる。もちろん獲得できることを願っている。これからは我々だけでなく、CL出場権を争う他のクラブも、試合に勝つときも勝点を落とすこともあるはず。それは普通のことだからね。確かに、今日勝点を落とすことは予想していなかった。特に試合の入り方を考えるとね」

引き分けに貢献したサンチョの将来は?

「今日はネトとマドゥエケを先発にすることに決めていた。マドゥエケは怪我から復帰し、先日のレギア・ワルシャワ戦で2ゴールを決めていたし、ネトも順調だからね。サンチョは試合に出続けていたから、少しリフレッシュする狙いがあっただけだよ。

今後のことについては、あと1カ月あるので、試合に集中するだけ。どう締めくくるかが重要で、それから(彼の将来について)判断する時間がある」

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【今後の試合と感想】

プレミアリーグ32試合を終えて、15勝9分8敗と暫定6位(勝点54)となったチェルシー。この試合では、勝利のみを目指していただけに、追いつきはしたもののCL出場を目指すチームとして、痛い引き分けとなった。

3位のノッティンガムフォレストから7位のアストンヴィラまで、勝点差はわずか3で残りは6試合。もちろん5位以内(※UEFAの係数ランキングで来季は5位までCL出場権が付与)に入る可能性は十分残されているが、CL出場権を直接争うニューカッスルU、ノッティンガムF戦が残されており、それがいずれも敵地での戦いとなっている。そのため、今節のイプスウィッチ戦では勝点3を獲得しておかなければならなかった…。

次戦は、4月17日(日本時間18日)にホームでレギア・ワルシャワとカンファレンスリーグ準々決勝を戦う。敵地での1stレグでは0対3で勝利しており、主力選手を温存しベスト4に進出できる可能性が高い。その次のフルハム戦(アウェイ)ではベストメンバーを組み、勝点3を獲得しなければいけない状況となっている。