チェルシーで背番号10番を背負うミハイロ・ムドリクがドーピング検査で陽性反応。今後の動向は?
チェルシーで10番を背負うミハイロ・ムドリクが、ドーピング検査で陽性反応が検出されたとクラブが正式に発表した。2023年1月にシャフタールドネツクからチェルシーに加入し、ここまで公式戦73試合に出場(10ゴール・9アシスト)していたが、12月初旬より病気という理由で欠場。その理由が、このドーピング問題であった。
クラブ公式サイトでは、ムドリクのドーピング検査に関する声明を発表した。
「定期的な尿検査で陽性反応が検出された件について、サッカー協会が当クラブのムドリクに連絡を取ったことを確認しました。クラブとムドリクはFAの検査プログラムを全面的に支持しており、彼を含むすべての選手が定期的に検査を受けている。ムドリクは禁止薬物を故意に使用したことは一度もないと断言している。彼とクラブは今後、関係当局と協力して陽性反応の原因を突き止める予定です」
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また、ムドリクも自身のSNSで、
「僕は禁止薬物を故意に使用したり、規則を破ったりしたことは一度もない。完全にショックであり、なぜこのようなことが起こったのかを調査するためにチームと緊密に協力している。僕は何も悪いことはしていないし、すぐにピッチに戻れるという希望を持ち続けている。今は守秘義務があるのでこれ以上は言えないが、できるだけ早く報告する」
と掲載した。Aサンプルで陽性となったムドリクは、現在Bサンプルを提出中で、結果が出るまでは出場停止になる。原因物質はメルドニウムで、ロシアのテニス選手マリア・シャラポワ氏もこれを使用したことが明らかになり、24カ月の出場停止(※CASの控訴により出場停止処分を15カ月に短縮)となっていた。
なおマレスカ監督は、彼の陽性反応に対してこう答えた。
「まず第一に、私たちは彼を信頼している。状況は少し明確になったと思う。クラブからも声明が出ており、付け加えることはない。コーチ陣とトレーニング場にいる全員が彼をサポートする。(チェルシーでのキャリアが終わったとは)思っていない。いつ戻るかは分からないし、それが一番の問題だが、彼は間違いなく戻ってくると思う」
と全面的にサポートしていくことを明かした。2031年夏までチェルシーとの契約が残っているムドリクだが、Bサンプルでも陽性が出た場合、最大で48カ月間の出場停止になる可能性があるようだ。
Source:Chelsea FC、Sky Sports
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