約8年間在籍したGKコーチのエンリケ・イラーリオ氏がチェルシーを退団予定。後任を探す可能性は？

現役時代に、チェルシーで公式戦39試合に出場していたエンリケ・イラーリオ氏（49）。引退後、2016年夏から同クラブのゴールキーパーコーチを務め、コンテ氏、サッリ氏、ランパード氏、トゥヘル氏、ポッター氏、ポチェッティーノ氏、そして現在のエンツォ・マレスカ氏と監督が変わる中でもトップチームでのコーチ職を長年務めてきた。

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しかし、2025年1月からイングランド代表を率いることになったトーマス・トゥヘル氏のスタッフとして加わることが決定したようだ。また、2005年夏からパフォーマンスの分析などを行っていたジェームズ・メルボルン氏（43）もイングランド代表のスタッフの一員に加わることになった。

トゥヘル氏は2021年1月にチェルシーの監督に就任し、同年にチャンピオンズリーグ優勝に導くなど、3つのタイトル獲得に貢献。しかし2022年9月に同クラブを解任された後、2023年3月にバイエルンミュンヘンを指揮していたが、昨シーズン終了後に退任。

フリーとなっていたが、イングランドサッカー協会（FA）と代表監督の就任に向けた交渉を行い合意。そして、2024年10月16日に代表監督就任が発表され、始動は2025年1月からになる。なおアシスタントコーチにはチェルシー時代に共に働き、バイエルンミュンヘンの監督就任時に引き抜いたアンソニー・バリー氏が就任している。

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当初イラーリオ氏は兼任に前向きだったが、チェルシーは彼の要求を拒否したことで、彼は今年いっぱいで退団する方向となった。しかし、チェルシーが後任を探す可能性は低いようだ。

マレスカ監督は、ゴールキーパーコーチのミシェル・デ・ベルナルディン氏と、同クラブで元ゴールキーパーだったアシスタントのウィリー・カバジェロ氏をスタッフに抱えている。

またベン・ロバーツ氏はグローバルゴールキーパーの責任者で、ジェームズ・ラッセル氏は、ファーストチームのアシスタントゴールキーパーコーチ兼アカデミーゴールキーパーを務めていることもあり、今シーズンはこの人員で戦う予定となっている。

Source：The Guardian、BBC