プレストンに4対0で勝利しFAカップ4回戦に進出したチェルシー。得点を決めたブロヤの今後の課題は?
- 2024.01.07
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- プレストンノースエンド, チェルシー, FAカップ, アルマンド・ブロヤ, マウリシオ・ポチェッティーノ, チェルシー試合結果
2024年1月6日に2023-24シーズンのFAカップ3回戦が行われ、チェルシーはホームでプレストンノースエンドと対戦。結果は、4対0でチェルシーが勝利した。
スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ギルクリスト、ディサシ、コルウィル、ギュスト、カイセド、フェルナンデス、パルマー、スターリング、ムドリク、ブロヤでフォーメーションは4-2-3-1。
サブメンバーは、ベルグストロム、ベッティネッリ、シウバ、ウィリアムズ、マートセン、ギャラガー、ゴールディング、ワシントン、マドゥエケ。
チェルシーは2018年以来となる同大会での優勝を目指して、チャンピオンシップに所属するプレストンノースエンドと2024年の初戦を戦った。
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チェルシーのビッグチャンスは前半22分に訪れる。フェルナンデスの浮き球パスでゴール前に抜け出したパルマーが相手ゴールキーパーと一対一を迎える。ゴールキーパーが出てきたところをチップ気味にシュートするが、惜しくも枠の左に外してしまう。
プレストンは、下からボールを繋ぎながら丁寧に回すなどチェルシーを恐れることなく、ボールを保持。前線からもプレスを行われ、枠内シュートを何本か打たれるシーンも作られたが無失点に抑える。しかし、攻撃面では相手のディフェンスラインを中々崩すことができず、スコアレスで前半を終えた。
後半も同じメンバーで臨んだチェルシーだか、ムドリクのポジションを中央気味にして、左サイドで起用されていたギュストにスペースを作ると、そこから得点が生まれる。後半13分にボックス左でムドリクがキープし、ギュストにパス。フリーでクロスを上げるとゴール前で待っていたブロヤがゴール右隅にヘディングで流し込み、先制に成功。
先手を奪ったチェルシーは、その6分後にギルクリストとムドリクを下げてシウバ、マドゥエケを投入。すると後半21分に右コーナーキックの場面でパルマーが左足でインスウィングのボールを入れると、ニアにタイミング良く走り込んだシウバがヘッドで合わせて追加点。
そこからは完全にチェルシーペースとなり、後半24分にはボックス手前左の位置でフリーキックを獲得し、スターリングが左隅に決めて3点目を奪う。後半40分には、ボックス中央で仕掛けたスターリングの競り合いのこぼれに反応したフェルナンデスが押し込み4点目。
後半44分からは、17歳のゴールディングがトップチームデビューを飾るなど、終わってみればチェルシーの圧勝。4回戦進出を決めた。試合後ポチェッティーノ監督は、
「前半は少しがっかりする内容だった。だからハーフタイムには、もっとエネルギーを出してプレストンと同じようにする必要があると話した。そして、後半は全く違う試合になった。支配し、チャンスを作り、勝利に値するパフォーマンスを見せた。
またブロヤにとっては本当にゴールが重要だった。正直に言うと、彼はこのような試合を利用してゴールを決め、ネットを感じ、成長する必要があると思う。そして、ステップアップして前に進み、笑顔でもう少し前向きになる必要がある。ポテンシャルはすごいことは理解しているが、過去に大きな怪我を負い1年近く離脱していた。もちろん今は時間が必要だが、私たちの期待は非常に大きい。彼がパフォーマンスを発揮し、私たちが期待するレベルになるのは簡単ではない。私たちは彼を心から信じており、日々成長できるよう後押しする」
とジャクソンが不在の中で、唯一のストライカーが得点を決めたことを喜びながらも、さらなる成長を期待した。また、この試合でアシストをマークしたパルマーとフリーキックで得点を決めたスターリングについても話をした。
「パルマーは移籍市場の最終日に到着し、わずか6カ月後にこのようなパフォーマンスを発揮できるのは信じられないこと。私たちはとても幸せだよ。今日彼は持っていたビッグチャンスを決められなかったので、少しがっかりした。しかし、彼は日々改善しているところだし、もちろん我々にとって非常に良い選手。素晴らしいパフォーマンスをしており、とても満足している。
そして試合が終わったとき、私はスターリングに『デビッド・ベッカムは震えている』と言った。なぜなら彼がデビッドから記録(フリーキックの得点)を奪うと思っているからだ。それが彼のクオリティなんだ。毎日、一日中練習することはできるけど、試合では得点する必要がある。正直に言うと、私たちは練習しているが、彼にとっては特別な練習ではない。それが彼の資質だよ」
と2人の活躍いついても満足していると明かした。最後にカラバオカップ準決勝ミドルズブラ戦に向けての選手情報と、1月の移籍市場について話をした。
「チルウェル、バディアシル、チュクウェメカは復帰に非常に近いところにいるが、毎日見る必要があります。あとは改善できるかどうかだが、かなり近いところにいる。ただエンクンクはトレーニング中に臀部を負傷したため、検査しており今後試合に出場できるか確認している。
(ジョーダン・ヘンダーソンの獲得に興味があるのか?と聞かれ)正直に言うと、具体的な名前については話していない。それについては、エクバリ氏と二人のSDと話をすることになると思う。私たちは現在アンドレイ・サントスのような選手に焦点を当てている」
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チェルシーは今冬の移籍市場で、選手獲得のために高額な移籍金を支払ったり、イングランドのサッカーに適応するのに時間がかかるような選手と契約することに消極的で、かなり慎重になっていると報じられており、今後さらなる話し合いが行われる予定だ。
直近の公式戦6試合で5勝1敗と、チームに勝ち癖がついてきたチェルシー。9日にはカラバオカップ準決勝のファーストレグが行われる。この勢いを維持し、カップ戦ファイナルに進出するため、良い試合を期待したい。
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