【PL2024-25】ジャクソンのゴールで追いつくも…リヴァプールに僅差で負けたチェルシー。守備の改善は必要なのか?

【PL2024-25】ジャクソンのゴールで追いつくも…リヴァプールに僅差で負けたチェルシー。守備の改善は必要なのか?

2024年10月20日に、2024-25シーズンの  プレミアリーグ8試合目が行われ、チェルシーはアウェイでリヴァプールと対戦。結果は、2対1でチェルシーが敗北した。

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プレミアリーグ2024-25・リヴァプール戦(アウェイ)

スターティングメンバー(4-2-3-1)

サブメンバー:ベッティネッリ、ディサシ、バディアシル、ベイガ、フェルナンデス、ネト、デューズバリー・ホール、フェリックス、エンクンク。

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【前半29分・リヴァプールゴール(サラー)】

 前半27分、ボックス内でサラーのシュートのこぼれ球に反応したジョーンズ。コルウィルがそれをクリアしたと思われたが…足をかけられたとして主審はPKスポットを指す。キッカーはサラー。サンチェスが飛んだ逆の右サイドに蹴り込まれて、先制点を許した。

失点後は、チェルシーも何度かチャンスを作ったが、中々上手くいかず枠内シュート0本で前半を終える。

【後半3分・チェルシーゴール(ジャクソン)】

カイセドのスルーパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したジャクソンがボックス内へ。ディフェンダーに寄せられるが、それをものともせず、右足でゴールネットへ流し込む。直後に副審がオフサイドを指示したが、VARによってオンサイドに。幸先良く同点に追いつく。

【後半6分・リヴァプールゴール(ジョーンズ)】

相手陣内右サイドでボールを持ったサラーが、3列目から飛び出したジョーンズに完璧な斜めのラストパスを通される。完全にフリーでペナルティエリア内に侵入され、サンチェスと1対1に。サンチェスが寄せるが、シュートを流し込まれ失点。すぐさま突き放されてしまう。

後半開始からネト、そして失点直後にベイガ、バディアシル、フェルナンデスをピッチに送り込み、最後はエンクンクを入れて打開しようとするが、決定的なチャンスは作れず、今季リーグ2敗目を喫した。

【まとめ】

チェルシーは支配率57%、シュート12本(枠内2本)、コーナー6本、パス536回、ゴール期待値は0.93でリヴァプールの1.63を下回った。

【マレスカ監督コメント】

フォーマンスは良かったが…負けは好まない

「パフォーマンスは非常に良かったと思う。試合に負けたり、ポイントを落としたりするのは好きではないが、もし道を決めなければならないなら、おそらくこれがその道。私は何度もこのスタジアムに足を運び、長い間リヴァプールを見てきたが、(勝つことは)簡単なことではない。

全体的に試合をコントロールして、試合のほとんどの部分で優位に立っていたと思うが、負けてしまった。もちろん満足はしていないし気に入らないが、ボールのある時もボールのない時もパフォーマンスは非常に良かった」

2失点で敗北。守備の改善は必要?

「(リヴァプール戦では)2失点した。1点目はペナルティで、それはどの試合でもあり得ること。そして2点目は、今季そのライン(高め)のおかげで、すでに5、6失点を回避しているんだ。(リーグ戦でクリーンシート2回だが)無失点に抑えるだけでなく、多くのことに取り組む必要がある。

私たちが決めたゴールと失点を見れば、私たちが決めたゴール数は、リーグでおそらく1位か2位か3位で、失点数に関しては3位か4位。間違いなく、多くの点で改善できる。しかし同時に、試合を重ねるごとに守備ラインは良くなってきていることを理解する必要がある」

ェームズ&ラヴィア交代の理由

「2人は、最大1時間か55分間プレーをさせるつもりだった。ピッチ上で彼らをさらに長くプレーさせるのはかなり怖かった。だから55分で2人とも交代することにした」

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【今後の試合と感想】

プレミアリーグ8試合を終えて、4勝2分2敗で4位から6位に順位を落としたチェルシー。2021年3月以来となるアンフィールドでの勝利を目指したが、苦手なリヴァプールを相手に、今回も勝利を逃すことになった。

ただ、マレスカ監督の言うようにパフォーマンスに関して、向上していることは明らかだ。今試合では中央のパーマーが抑えられていたことから、両サイド(サンチョ、マドゥエケ)から攻撃を展開。前半は、サンチョがアレクサンダー・アーノルドと1対1の場面を何度か作っていたが、そこを封じられてしまい攻撃面で苦戦をしていた。

しかし後半開始には、ジョーンズにマンマーク気味で守られていたパーマーがサイドに寄ったことで、中央にスペースが空き、カイセドがジャクソンへスルーパス。そこから得点まで繋げたことは上手く修正できた証だったのではないだろうか。まだ課題はあるが、決して下を向くパフォーマンスではなかったと感じている。

次戦は、10月24日にアウェイでパナシナイコスとカンファレンスリーグのリーグフェーズ第2戦目を戦う。KAAヘントにはホームで勝利し、6位となっている。公式戦2試合勝利から遠ざかっているチェルシー。流れを変えるためにも勝利が必要になる。