サンチョが輝きを取り戻しつつある理由は?【チェルシー1週間のニュース(2024年10月2日~10月8日)】

サンチョが輝きを取り戻しつつある理由は?【チェルシー1週間のニュース(2024年10月2日~10月8日)】

チェルシー1週間(2024年10月2日~10月8 日)の主なニュースを紹介。『アカデミーテクニカルディレクターが決定』、『ブライトン戦でのパーマーのユニが高額で落札』、『サンチョが輝きを取り戻しつつある理由は?』、『パーマーがイングランド男子年間最優秀選手賞を受賞』などの話題があった。

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【10月3日】

【UECL】KAAヘントに勝利

カンファレンスリーグ リーグフェーズ初戦。チェルシーはKAAヘントとホームで戦い、4-2で勝利した。試合後マレスカ監督は、

「良いパフォーマンスだった。全体的なパフォーマンスと結果には満足している。厳しい試合だったが、チームは非常にうまく対処していた。ただ今夜の重要な学びは、たとえ4対1でリードしていても、試合終了のホイッスルが鳴るまで、集中し続けなければならないということ。一歩前進したければ、集中力を切らせてはいけない」

と2失点目シーンを悔しがっていた。

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【10月5日】

アカデミーテクニカルディレクターが決定

マンチェスターシティで4年間、9歳以下から14歳までのコーチを務めていたグレン・ファン・デル・クラーン氏。シティを退団し、今回チェルシーのアカデミーテクニカルディレクターに任命されたことが発表された。スポーツディレクターのローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏は、

「彼はユース育成における豊富な経験と実績をチェルシーでの新しい役職に持ち込んでくれる。加入してくれたことを、とても嬉しく思っている」

とコメント。クラーン氏は、母国オランダのフェイエノールトで約10年間働き、ベルギーのアンデルレヒトでもユースコーチとして働いた経験もある。(Chelsea FC)

ブライトン戦でのパーマーのユニが高額で落札

9月28日のブライトン戦で、リーグ史上初となる前半4ゴールを決めたコール・パーマー。その着用ユニフォームが、MatchWornShirtでオークションにかけられ、最終的にシンガポールの方が3万4411ポンド(約670万円)で落札したようだ。

入札額は、レプリカユニフォームよりも10ポンド安い、75ポンドからスタート。そこから1週間の出品期間で、最終的に3万ポンドを超えて落札された。

このオークションで過去最も高額な値がついたのはPSG時代のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシで、4万9446ポンド(約960万円)。なおパーマーのユニフォームは、7番目に高い金額で落札された。

【売り上げランキング】

1位:メッシ (PSG) 対ランス (4万9446ポンド)

2位:メッシ (PSG) 対バイエルンミュンヘン (4万4598ポンド)

3位:C・ロナウド(マンチェスターU)対アストンヴィラ(3万9148ポンド)

4位:メッシ(PSG)対アンジェSCO(3万8689ポンド)

5位:C・ロナウド(マンチェスターU)対トッテナム(3万6942ポンド)

6位:メッシ(PSG)対ストラスブール(3万6786ポンド)

7位:パーマー(チェルシー)対ブライトン(3万4411ポンド)

パーマーよりも高く落札されたのは、メッシとクリスティアーノ・ロナウドのみとなっており、彼の打ち立てた記録とその才能が認められている証拠だろう。(Daily Mail)

【10月6日】

サンチョが輝きを取り戻しつつある理由は?

2021年夏にドルトムントからマンチェスターユナイテッドに完全移籍したジェイドン・サンチョ。ドイツでは公式戦137試合に出場し、50ゴール・64アシストを記録。当時の移籍金8500万ユーロ(約112億円)という金額にふさわしい活躍を見せていた。

しかしマンチェスターユナイテッドでは、公式戦83試合で12ゴール・6アシストと不振。指揮官のエリック・テン・ハフ監督との対立もあり、昨シーズンは冬に古巣のドルトムントにレンタル移籍。そこでは公式戦21試合3ゴール・3アシストを記録。チャンピオンズリーグ決勝にも進出するなど、活躍を見せたが、ユナイテッドでの居場所を見つけられず、今夏買い取りオプション付きのレンタルでチェルシーに移籍した。

ではなぜマンチェスターユナイテッドでは輝きを見せられなかったのか? そしてチェルシーで輝きを取り戻しつつある理由について、同クラブで22年夏~24年までアシスタントコーチを務めていたベニー・マッカーシー氏がこう答えた。

「コミュニケーションに問題があったんだ。なぜなら彼は非常に静かなタイプだったからね。本当に誰も彼について何も知らなかった。彼はトレーニングに来て自らの仕事をやるだけで、あとはとても静かだった。彼はファンタスティックな選手だったから、ユナイテッドで上手く行かなかったことは本当に残念だった。

そしてサンチョはよく地元のロンドンに行っていた。恐らく家族や友人、自分の育った文化の近くにいたかったんだろうね。ロンドンの文化は、彼にとって非常に大きな存在だったと思う。今の彼は実家の近くにあるクラブにいるから、また楽しみながらプレーをしている。またドルトムント時代に見せていた魔法のような輝きを見せてほしいね」

チェルシーではここまで公式戦4試合に出場し、既に3アシストを記録するなど高パフォーマンスを見せている。再び輝きを見せ始めたサンチョ。マレスカ監督のもとトップフォームに戻るまで、あと少しかもしれない。(BILD)

ノッティンガムFに痛恨のドロー

2024-25シーズンのプレミアリーグ7試合目が行われ、チェルシーはホームでノッティンガムフォレストと対戦。結果は1対1の引き分けに終わった。試合後マレスカ監督は、『数的優位になっても難しかった試合』、『マドゥエケ&コルウィル交代の理由』、『次節ククレジャ&フォファナが欠場でも問題ない』ことなどについて話をした。

【関連記事:マドゥエケのゴールで追いつくも…チェルシーは数的優位を活かせずノッティンガムFと引き分けに終わる

【10月8日】 

パーマーがイングランド男子年間最優秀選手賞を受賞

コール・パーマーが、2023-24シーズン イングランド男子年間最優秀選手賞を受賞したと、FA(イングランドサッカー協会)が発表した。

2023年11月に行われたユーロ2024予選のマルタ代表戦で、代表デビュー。そして、ユーロ本大会に臨むメンバーに選ばれると、準決勝のオランダ代表との試合では決勝点となるゴールをアシストし、続くスペイン代表との決勝戦では一時同点に追いつくゴールを決めていた。

なお2位は、ジュード・ベリンガム(レアルマドリード)、3位はブカヨ・サカ(アーセナル)だった。チェルシーの選手として同賞を受賞したのは、2004年、2005年のランパード氏、2010年のアシュリー・コール氏以来、3人目となった。