約24億円でチェルシーに加入したレナト・ベイガ。『キャリアに影響を与えた選手』や『サッカー選手だった父の存在』を語る
2024年7月12日にチェルシーは、バーゼルに所属していたレナト・ベイガ(20・ポルトガル・CB、MF)を獲得したことを発表。移籍金は1400万ユーロ(約24億円)で、契約は2031年夏+1年のオプションとなっている。
彼はスポルティングCPの下部組織出身。これまでにスポルティングCPのBチームやFCアウクスブルクに在籍した経験があり、2023年夏からバーゼルに移籍。昨シーズンは、公式戦26試合に出場し2ゴール・1アシストを記録。
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守備的なMFだが、CB、LSBでもプレーが可能で、マレスカ監督が理想とするサッカーに、必要な人材となりそうだ。
そんな彼が『5つの言語を習得できた理由』、『キャリアに影響を与えた2人の選手&元サッカー選手だった父の存在』、『チェルシーはお気に入りのクラブの1つ』、『攻守共に完璧な選手と表現したい』などについて話をした。
5つの言語を習得できた理由
「父(※元カーボベルデ代表ネルソン・ベイガ)のキャリアをずっと見てきたから、年齢のわりにとても成熟している。若い頃は、キプロスとモロッコに住んでいたけど、その環境に適応するしかなかった。
そのおかげで、強い性格と個性を身につけることができたんだ。若い年齢でさまざまな状況に置かれ、それに適応しなければいけなくて…まるでサバイバルモードにいる感じだったけど、それが僕の生き方。
だからこそ、英語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語、アラビア語の5つの言語を話すこともできるようになった。何度か新しい環境に置かれたことがあるので、今は新しい環境に適応しやすくなっているよ」
キャリアに影響を与えた2人の選手
「同胞のペペとクリスティアーノ・ロナウドは僕のキャリアに影響を与えているよ。幼少期にはペペの守備を間近で見てきたし、ロナウドの『精神力と献身』は長年世界中のサッカー選手の道を示している。
もちろん僕にとって、父が最大のインスピレーションだということは間違いない。父がセンターバックとしてプレーをしていたから、サッカーが好きになったんだ。小さい頃、父をスタジアムで見ていたのを覚えているし、帰ってから家でボールを蹴りまくって、母によく怒られていたよ(笑)」
チェルシーはお気に入りのクラブの1つ
「チェルシーは僕のお気に入りのクラブの一つ。エデン・アザールやディディエ・ドログバ、エンゴロ・カンテのことは知っているよ。そして、同胞のディエゴ・モレイラのこともね。実際に彼と会う機会がなかったので、ここで会えるのを楽しみにしている。特別な瞬間になるだろうね」
攻守共に完璧な選手と表現
「僕はスマートでアグレッシブな選手。ボールを扱うことが得意で万能性もある。だから自分自身を完璧な選手と表現したい。
ピッチでは多くのポジションをこなせる。相手や戦術的な要素にもよるから、好きなポジションがあるとは言えないけど、LCB、CB、守備的MFでプレーしたことがある。守備をすることも好きだし、自分の身長とフィジカルの強さを活かして楽しんでいる。ボールがあってもなくても、ゲームをコントロールするのが好きなんだ」
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父と同じプロサッカー選手の道を歩み、20歳でスタンフォードブリッジに到着したベイガ。今後は米国のプレシーズン期間中に、自身のパフォーマンスを存分にアピールしていく必要があり、新加入のオマリ・ケリーマンやマルク・ギウと共に、まずはトップチームに残ることを目標にプレシーズンのトレーニングに励んでいく。
Source:Chelse FC、Fabrizio Romano
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