約60億円でチェルシーに新加入したキアナン・デューズバリー・ホール。マレスカ監督と再タッグで今季はトロフィー獲得を目指す

2024年7月2日、 チェルシーはレスターシティに所属していたキアナン・デューズバリー・ホール（25・イングランド・MF）を獲得したことを正式に発表した。移籍金は3500万ユーロ（約60億円）で、契約は2029年夏＋1年のオプションとなっている。

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昨季のチャンピオンシップ（イングランド2部相当）を制したレスターシティで、大活躍を見せたデューズバリーホール。中盤の主軸として公式戦49試合に出場し、12ゴール・15アシストを記録するなど素晴らしいパフォーマンスを披露してプレミアリーグ昇格に貢献。加えて、2023-24シーズンのチャンピオンシップ・チーム・オブ・ザ・シーズンにも選出されていた。

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そんな彼が、『チェルシー移籍の決断』、『ウェズレイ・フォファナからのメッセージ』、『ゴール数が増えた理由』、『マレスカ監督との再タッグ&人柄』、『目標はトロフィー獲得』などについて話をした。

チェルシー移籍の決断

「みんなが子どもの頃から見ていて、いつかプレーしたいと願っているクラブ。だから、とても光栄なことだし、ワクワクしている。昨シーズンは僕にとってポジティブな年だった。今シーズンは新人選手のような気分で、自信に満ち、やる気に満ちている。チェルシーで一流の選手たちと競い合って自分の能力を試し、ともにプレーできる。僕はいま最高の環境にいる。これからが本当に楽しみだよ」

W・フォファナからのメッセージ

「彼がメッセージを送ってくれたんだ。私たちはレスターシティ時代から本当に上手くやっていたし、ピッチ上では素晴らしいパートナーシップを築いてきたんだ。だから正直言って、とても興奮しているよ。チェルシーについても本当に良いことを言ってくれたし、またプレーを共にできることは素晴らしいことだね」

ゴール数が増えた理由

「ゴール数（昨シーズン12ゴール）が増えたのは、すべての要素が組み合わさった結果だと思う。エンツォ・マレスカ氏にもっとゴールを奪いたいと話し、そのための方法を考え、それを実現した。得点が二桁になったのは良かったから、今シーズンもやってみようと思っているんだ。

基本的にはボックス・トゥ・ボックスのミッドフィールダー。攻撃をしたり、ディフェンダーのボールを奪いにいく。そしてゴールやアシストで物事を変えることが好きだし、守備でもチームのために100パーセントの力を尽くす。全体的にゲームのあらゆる面で貢献できると思っている」

マレスカ監督と再タッグ&人柄について

「彼はレスターのサッカーを完全に変え、それが功を奏したのを僕たちは目の当たりした。個人的にも彼の戦術にほれ込んでいたし、チームメートもそうだった。チェルシーの選手たちも、彼が教え込む戦術を気に入って楽しんでくれると確信している。もちろんヘッドコーチが望むプレースタイルを知っているし、僕に合っている。チームは才能に溢れ、大きな可能性を秘めているから、本当に危険なチームになれると感じているんだ。

人柄についていうと、彼はとてもユニークな性格の持ち主。サッカーにおいては『とても執念深く』『決断力がある』けど、個人的に話をするときには優しくて穏やかな面も持っている。その両方を兼ね備えているのは良いこと。そして彼は、間違いなく僕がサッカー界で見てきた中で最も勤勉な人物の一人だよ」

目標はトロフィー獲得

「今シーズンの望みは、トロフィーを獲得すること。それがこのクラブの目標で、今シーズンはそれを達成するため多くの大会（プレミアリーグ、カンファレンスリーグ、FAカップ、カラバオカップ）に出場することになる。それが最優先事項だね。

その中で、できるだけ多くの試合に出場し、チームにできるだけ貢献したい。この瞬間を楽しみ、この機会を楽しみたいんだ。今シーズンは試合がたくさんあるので、良いことがたくさん起こるといいね」

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レスターシティの下部組織出身で、同チームでは公式戦129試合に出場するなどプレミアリーグでの経験もあることから、マレスカ新体制の下で即戦力としての活躍が期待されているデューズバリー・ホール。どのようなプレーでサポーターたちの心を掴むのか？米国でのプレシーズンが早くも楽しみだ。

Source：Chelse FC、BBC