クリスタルパレスに劇的勝利のチェルシー。ギャラガー2得点の活躍&シウバ、ギュストの怪我の状態は？

2024年2月12日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ24試合目が行われ、チェルシーはアウェイでクリスタルパレスと対戦。結果は、1対3でチェルシーが勝利した。

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スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ギュスト、ディサシ、シウバ、チルウェル、カイセド、ギャラガー、フェルナンデス、マドゥエケ、パルマー、ジャクソンでフォーメーションは4-4-2。

サブメンバーは、ベルグストロム、チャロバー、コルウィル、ギルクリスト、カサデイ、チュクエメカ、ムドリク、エンクンク、スターリング。

リーグ23試合9勝4分10敗で11位のチェルシー。リーグの連敗(リヴァプール、ウルブス)を止めるための戦いとなった。

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チェルシーは前半開始直後から、クリスタルパレスに引かれてしまい後ろでパスを回して攻撃を組み立てようとする。しかし、しっかりとブロックされてしまい、逆にカウンターのチャンスを許してしまう展開に。

前半30分にはカイセドがボールを奪われて、ボックス左手前からレマルにミドルシュートを打たれてしまい失点。その後も相手のディフェンスを崩せず、枠内シュート0本。1点リードされて前半を終えた。

後半開始から、マドゥエケを下げてエンクンクを投入。パルマーのポジションを右サイドに変えたことが『吉』と出る。後半2分、カイセドのパスでボックス右横まで駆け上がったギュストが折り返すと、これを中央にいたギャラガーがダイレクトで蹴り込み、同点に追いつく。

この得点により、前に出てきたクリスタルパレスの攻撃陣。後半15分にはカウンターでマテタがペナルティエリアに侵入。シュートを打たれるが、シウバがスライディングでコーナーキックに逃れる。

しかし、そのままピッチに倒れ込むと股関節を痛めた様子で交代。すぐにコルウィルが投入されることになった。

チェルシーは後半34分にジャクソンを下げ、スターリングを投入。得点後は中々チャンスを作れなかったが、後半のロスタイムにサークルの中央でスターリングがパルマーにスルーパス。それをボックス右からマイナスに折り返すと、ギャラガーが冷静に流し込み逆転。

さらにセットプレーのカウンターから、フェルナンデスが全力でペナルティエリア内まで駆け上がると、パルマーがそこに絶妙のスルーパス。フェルナンデスは冷静にディフェンダーとゴールキーパーを見て、ゴール左上に決め3得点目。このまま試合が終わり、リーグ戦の連敗をストップした。

試合後ポチェッティーノ監督は、

「前半の45分間は、非常に失望した。私たちはとても遅く、とても平坦でパフォーマンスは良くなかった。相手が今日のように低いブロックでプレーをした場合、もっと忍耐力を示し、ボールを素早く動かす必要があるが、ボールを動かすという決断が非常に遅かったんだ。ハーフタイムには、このようなプレーを避ける必要があると話し合った。後半は最初の瞬間からどうスタートすべきかを考えて試合をした。最終的には勝利に値したと思うし、満足している」

と前半のプレーに対しては不満があったと明かした。しかし後半からの選手たちの動き、特に2得点を記録したギャラガーのパフォーマンスについては満足した様子だった。

「チームに対して多大な貢献をしている選手で、攻守共に補おうとしている。それはかけがえのないもので、彼のような選手がいるのは貴重だ。私は彼のことをとても嬉しく思っているし、チームにとってもとても嬉しい。なぜなら、我々が必要としていた勝利、勝点3を獲得できたからだ。

彼はシーズン初めから素晴らしい仕事をしている。彼が私に言ったのは、チェルシーに留まりたいということ。私はこの種のことで苦しんでいるわけではないし、彼の契約はまだ1年残っている。（契約は）クラブと彼の問題なんだ」

と、チームになくてはならない存在になっていると強調した。最後に、後半15分に負傷交代したシウバ&交代を要求して後半39分にピッチを去ったギュストの状態についてコメントした。

「シウバは股関節に何かを感じたので、評価する必要がある。そしてギュストは疲れていたと思う。だから週末の準備に大きな問題はないだろう。彼は本当に若いが、今はジェームズが怪我をしているので、たくさんプレーをして毎試合競争する必要がある。

プレミアリーグでの最初のシーズンなので改善すべき点もいくつかある。でも私は幸せだし、彼は成長するだろう。もちろん、ジェームズとの競争は彼のパフォーマンスを押し上げ、このポジションに2人の偉大な選手がいることを明確にできる。プレミアリーグやFAカップ、カラバオカップで忙しくしているときに、良いレベルで競争し助けてくれるだろう」

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逆転勝利で公式戦2連勝となったチェルシー。次戦はアウェイでのマンチェスターシティ戦（2月17日）。そして、25日にはカラバオカップ決勝（リヴァプール）が控えている。順位を上げていく&優勝の懸かる大きな一番。選手たちのさらなる奮起に期待したい。