FAカップ4回戦(チェルシー対アストンヴィラ)はスコアレスドローで再試合。コルウィルが急遽スタメンから外れた理由は?
2024年1月27日に、2023-24シーズンのFAカップ4回戦が行われ、チェルシーはホームでアストンヴィラと対戦。結果は0対0で再試合となった。
スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、バディアシル、ディサシ、シウバ、ギルクリスト、カイセド、フェルナンデス、ギャラガー、パルマー、スターリング、マドゥエケでフォーメーションは4-2-3-1。
サブメンバーは、ベルグストロム、メリック、ウィリアムズ、チルウェル、チュクエメカ、キャッスルダイン、ムドリク、ワシントン、ブロヤ。
プレストンノースエンドを下し、4回戦に進出したチェルシー。5回戦進出を目指して、プレミアリーグ4位のアストンヴィラとスタンフォードブリッジで戦った。
【関連記事:ストライカーの補強を優先するチェルシー。2024年1月に獲得が噂されている選手は?】
前半はチェルシーがボールを支配しながら、攻撃を仕掛ける展開になった。しかし、前半14分にデザインされたコーナーキックからディアビにシュートを打たれ、そのルーズボールをドグラス・ルイスに押し込まれるが…VARでハンドが認められノーゴール。
チェルシーは前半19分に、ボックス内でラングレのバックパスをカットしたパルマーがシュートを放つもマルティネスにセーブされ、0対0で前半を終える。
後半もチェルシーが押し込む流れが続くが、決定的なチャンスを作れず、後半20分にギルクリストに変え、チルウェルを投入。さらに後半32分にスターリングとマドゥエケを下げ、ブロヤとムドリクを入れて得点を奪いに行くが、後半は枠内シュート0本。
終盤にはアストンヴィラのペースになり、ゴールを脅かされる場面があったが、ペトロヴィッチが好セーブを見せ、スコアドローで試合終了。アストンヴィラのホームで再試合をすることになった。試合後ポチェッティーノ監督は、
「彼らの攻撃陣には素晴らしい選手がいたが、クリーンシートを達成するこのができた。アストンヴィラのようなチームと対戦するのは難しい。得点はしなかったが、チャンスは生み出していた。彼らのキーパーは素晴らしく、時々得点するには運が必要なこともある。
プレミアリーグで本当にうまくいっていて、トップ4に入っているチームとでも競争できることを示すことは良いこと。それが私たちの働き方に対する自信と信念に繋がっていく」
と得点こそできなかったものの、好調のアストンヴィラを相手にクリーンシートできたことが自信になると話した。そして、無失点に貢献したペトロヴィッチのパフォーマンスについても言及した。
「彼は素晴らしいパフォーマンスをしている。MLSからやって来て本当に良く競争しているし、ここまで良い試合をしているから、賞賛する必要がある。ゴール内での振る舞いは、彼のクオリティと資質を示しているんだ。素晴らしい仕事をしている」
また当初はコルウィルが先発予定だったが、ギルクリストが急遽先発出場することになった。
「(コルウィルの欠場に関しては)小さな問題があった。それほど悪くないと信じている。この試合で先発できない可能性があることは事前に知っていたけど、プレーする準備ができていた。だけど、その後に何か違和を感じたから欠場した。明日からのトレーニングに参加できることを願っている。
そのような中で、ギルクリストは素晴らしいプレーをしていた。プレーしないことを知っていたが、急遽プレーをする必要があった。ストレスをきちんと管理できていたし、このような機会からより成熟すると思う。彼のように、すべてのアカデミー選手がプレーする可能性を持ち、チェルシーでプレーするプレッシャーに対処できることを示すことが重要になってくる」
最後に、ユルゲン・クロップ氏がリヴァプールの監督を退任するというニュースを聞いて、とてもショックを受けたことを明かした。
「ニュースを見てショックだったよ。私がトッテナムから解雇されたとき、最初に受け取ったメッセージは彼からだったんだ。私は彼にメッセージを送らなかった…だから水曜日(1月31日)には彼に感謝と敬意を示したい。
リヴァプールで彼がしていた仕事は素晴らしいと思う。彼がいなくなるのは寂しいが、少し休みたいという彼の願いは当然。クロップは人格者で素晴らしい男。確かに、イングランドのサッカー界は寂しく思うだろうね」
【関連記事:13年間在籍したメディカルスタッフが退団】
と自身がトッテナムを解任された時に、真っ先にクロップ氏からメッセージを受け取ったエピソードを話した。
そのクロップ氏とは、早速1月31日(※日本時間2月1日早朝)にアンフィールドで対戦する。そして、2月下旬に開催が予定されているカラバオカップ決勝でもリヴァプールと対戦することが決まっている。両試合共に、エキサイティングな試合になることは間違いないだろう。
- 前の記事
ギェケレシュが自身の去就について語る【チェルシー1週間のニュース(2024年1月17日~1月23日)】 2024.01.24
- 次の記事
チェルシーでの活躍を誓うチュクエメカ「自分の能力をみんなに見せて批評家たちが間違っていることを証明したい」 2024.01.30