ストラスブールでの生活を語るA・ガブリエル【チェルシー1週間のニュース(2024年1月10日~1月16日)】

ストラスブールでの生活を語るA・ガブリエル【チェルシー1週間のニュース(2024年1月10日~1月16日)】

チェルシー1週間(2024年1月10日~1月16日)の主なニュースを紹介。『ストラスブールでの生活を語るA・ガブリエル』、『ドゥジュアン・リチャーズが正式にチェルシーに加入』、『D・D・フォファナが今季2度目のレンタル移籍』、『“メッシーニョ”の獲得に向けて交渉中』、『リーグの財務規定をクリア』などの動きがあった。

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【1月10日】

カラバオカップ準決勝1stレグは敗北

カラバオカップ準決勝の1stレグがミドルズブラのホームで行われ、チェルシーは1対0で敗北。24日に行われるホームでの2ndレグで逆転勝利を目指さなくてはいけない状況となった。試合後ポチェッティーノ監督は、

「プレッシャーやインテンシティは素晴らしかった。しかし、前半にいくつかミスをしてしまい、彼らにチャンスを与えてしまった。それが彼らをアグレッシブでタフにしてしまった。多くのチャンスがあったが、私たちは決められなかった。全員失望しているけど、まだ前半が終わった段階。ゴールを決めて試合に勝てるように準備をしていく」

と決勝進出を目指して戦うと話した。

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【1月11日】

ストラスブールで成長中のA・ガブリエル

昨夏サントスからチェルシーに加入したアンジェロ・ガブリエル。米国でのプレシーズンに参加していたが、「BlueCo」がオーナーを務めるストラスブールにレンタル移籍することが決まった。ここまで公式戦17試合に出場し3アシストを記録するなど、新天地でもコンスタントにチャンスを得ているガブリエル。ストラスブールでの生活を語った。

「ここがとても気に入っているよ。アスリートとしても人間としても成長できている。私生活にプラスになることもあれば、プロとして役立つこともあるんだ。神に感謝しながら、うまく適応していると思う。パトリック・ヴィエラ監督は世界チャンピオンであり、優秀なコーチでもある。私の人生の中で、今後の目標達成に大いに役立つし、これは経験しなければならないプロセスだと思っている」

とフランスでステップアップしていると話した。(Premier League Brasil)

【1月12日】

D・リチャーズが正式に加入

チェルシーは、ジャマイカのフェニックスオールスターズからドゥジュアン・リチャーズが正式にクラブに加入したことを発表した。リチャーズは、

「ここに来ることができて、本当に嬉しい。僕の夢は常にプロ契約を結ぶことだったし、チェルシーでそのチャンスを得ることができた。この感情を言葉で表すのは難しいよ。早くスタートしたいね」

とコメント。リチャーズは、昨季アカデミーなどの試合で31ゴール・19アシストを挙げる活躍で注目。ジャマイカ代表にも選出され既に公式戦7試合に出場し、1ゴールを記録している。現在はトップチームでトレーニングを行っており、今後プレミアリーグ等でトップチームデビューする可能性もあるようだ。(Chelsea FC、Jamaica Gleaner)

マートセンがドルトムントにレンタル移籍

チェルシーはイアン・マートセンが、今シーズン終了までドルトムントにレンタル移籍することを発表した。加えて、チェルシーと2026年まで契約を延長したことも発表している。マートセンは、

「ドルトムントは僕と契約するために多くの努力をしてくれた。2022年の秋には、マンチェスターで行われたCLの試合にも足を運び、ピッチでチームを生で見たこともある。レンタル移籍がうまくいって、とても嬉しいよ。チームの成功のために全力を尽くすことを約束したい」

13日に行われたダルムシュタット戦では左サイドバックで先発フル出場を果たすなど、今後の活躍も期待される。なお、この契約には2024年6月から有効となる4000万ユーロ(約64億円)程度のリリース条項も含まれているようだ。(Chelsea FC、Borussia Dortmund、Fabrizio Romano)

【1月13日】

フルハムに勝ちリーグ3連勝

プレミアリーグ21試合目が行われ、チェルシーはホームでフルハムと対戦。結果は1対0でチェルシーが勝利した。試合後ポチェッティーノ監督は『パルマーを信じ続ける』、『E・ファーガソンの獲得について』、『試合前に説明できないことが起こり…チームに影響』などについて話をした。

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この試合で得点を決めたパルマーは、

「(ミドルズブラとの)試合の後、多くのチャンスを逃したからがっかりしていた。そういう試合もあるけど、僕はそれを乗り越えて今日ゴールを決めることができた。毎試合、ゴールとアシストでチームを助けたい。それが僕の仕事なんだ」

D・D・フォファナが今季2度目のレンタル移籍

ウニオンベルリンにレンタル移籍していたダビド・ダトロ・フォファナが、今冬はプレミアリーグのバーンリーにレンタル移籍することが決まった。買い取りオプション等は無く、期間はシーズン終了までとなっている。フォファナは、

「成長するのにとても良い場所になると思うし、僕にとって完璧な移籍だと思う。コンパニ監督と仕事ができることはとても良いこと。すでにいくつかの試合は見てきたけど、ここが次のステップに進むのに最適な場所だと思う」

と意気込みを話した。ウニオンベルリンでは、公式戦17試合に出場し2ゴール・1アシストを記録していたが、監督との不和もあり半年間でドイツを去ることになった。(Chelsea FC、Burnley FC)

【1月14日】

“メッシーニョ”の獲得に向けて交渉中

チェルシーは、パルメイラスに所属するエステヴァン・ウィリアン(16・ブラジル)の獲得に向けて交渉を続けている。エステヴァンは、左利きの右ウインガー。そのプレースタイルがアルゼンチン代表のオネル・メッシと似ていることから、“メッシーニョ”の愛称で親しまれている。2023年12月にはトップチームデビューも果たしており、多くのクラブが関心を寄せている。

チェルシーは昨年の10月から獲得について議論を行っており、熱心に彼の動向を注視。なおリリース条項は、最大で6000万ユーロ(約95億円)に設定されているようだ。(Fabrizio Romano)

ルコヴィッチがストラスブールに完全移籍

チェルシーを買収したコンソーシアム「BlueCo」がオーナーを務めるストラスブールは、IMTベオグラードに所属するミロシュ・ルコヴィッチ(18・FW・セルビア)の獲得について合意したことを発表。移籍金は470万ユーロ(約7億4000万円)で、契約は2028年夏までとなった。なお シーズン終了まで元のクラブ(IMTベオグラード)にレンタルされる。今後はストラスブールで経験を積み、将来的にチェルシーでプレーすることが期待されている。(Strasbourg、L’Equipe)

【1月15日】

リーグの財務規定をクリアしたチェルシー

プレミアリーグは、エヴァートンとノッティンガムフォレストの2クラブが財務規定に違反したことを認めたと発表した。今回、2つのクラブがプレミアリーグが定めた『収益と持続可能性に関する規則(PSR)』に違反したことが確認されたという。PSRでは、過去3シーズンの損失額が1億500万ポンド(約195億円)を上回らないよう定めているが、両クラブは2022-23シーズン終了後の評価期間において、この許容基準を超過した損失額を計上していたようだ。

チェルシーは一昨年の夏にオーナーが変わり、3つの移籍市場で約1600億円を投じてきたが、選手との長期契約や昨夏の選手の売却(約450億円の収入)により、財務規定違反にはならかった。しかし、前政権のロマン・アブラモヴィッチ氏が所有していた時代においての財務違反の疑いがあり、そちらは引き続きプレミアリーグが調査中。規則違反で有罪と判断された場合には、罰金や減点処分などの制裁が科される可能性があるようだ。(Premier League、Sky Sports)