エヴァートンに敗れリーグ2連敗のチェルシー。怪我人続出で頭を悩ませるポチェッティーノ監督が1月の補強を示唆
2023年12月6日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ16戦目が行われ、チェルシーはアウェイでエヴァートンと対戦。結果は、2対0でチェルシーが敗北した。
スターティングメンバーは、サンチェス、ジェームズ、ディサシ、バディアシル、ククレジャ、カイセド、フェルナンデス、ギャラガー、パルマー、ムドリク、ブロヤでフォーメーションは4-2-3-1。
サブメンバーは、ペトロヴィッチ、ギルクリスト、シウバ、マートセン、キャッスルダイン、マトス、スターリング、ジャクソン。
チェルシーは前線からハイプレスをかけて、前半14分には右コーナーキックの流れからパルマーが無回転のミドルシュートを打つが、相手ゴールキーパーのピックフォードにセーブされる。
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前半27分には、チェルシーにアクシデント。試合の途中で目頭を抑えていたジェームズが交代を要求。コルウィルが投入され、左サイドバックに入ることになった。その後もボールを支配するも決定的なチャンスを作れず、前半は枠内シュート1本。ゴールレスで前半を終えた。
後半も支配率70パーセント以上を保持しながら、チェルシーが攻め込む。しかし後半10分にカウンターアタックを与えてしまい、ペナルティーエリア付近でカルバート=ルーウィンがフリーでシュート。一度はサンチェスがセーブするも、ボックス右でこぼれたボールに反応したドゥクレに決められ、先制点を許してしまう。
得点を奪うため、スターリング&ジャクソンを投入するも決定的なシーンは作れず…後半39分にはサンチェスが交代を要求。ペトロヴィッチがチェルシーで初出場となった。
しかし後半ロスタイムに、右のコーナーキックからのクロスをペトロヴィッチが大きくはじき出せずにボックス中央へボールがこぼれると、これをドビンがダイレクトで叩きゴールイン。チェルシーは2対0で敗戦。力なく、グディソンパークを後にした。試合後ポチェッティーノ監督は、
「我々が試合を支配していたと思うし、我々の方が優れていたが、ゴールを決めなければ試合に勝つのは難しい。最後の3分の1で十分な攻撃力を発揮できなかった。最後は集中力が切れて失点したが、もっと先に点をとるべきだった。そうしなければ相手に自信を与えてしまうし、ミスをせずに96分間を過ごすというのは不可能なんだ。
また、今日はニューカッスルユナイテッド戦やマンチェスターユナイテッド戦とは違うと思う。エヴァートンよりも良かったと思うが、ゴール前でのパフォーマンスが悪くチャンスを作れなかったことに失望し、フラストレーションを感じている」
とパフォーマンスの良さは認めたが、決定的な仕事をすることができなかったことに対しては落胆した。加えて、サンチェス、ククレジャ、ジェームズが今試合で負傷したことも頭を悩ませる要因だ。
「ジェームズはハムストリングに違和感があった。そしてサンチェスは、マンチェスターユナイテッド戦で膝の問題を抱えていた。試合の後半に何かを感じたから、交代を求めた。加えて、ククレジャは足首を捻った。これらが大きな問題にならないことを願っている。これらの状況は我々が当初から対処してきたことだが…しっかりとしたものを構築したいのであれば、すべての要素を揃える必要がある」
と話した。またしても怪我人続出のチェルシー、このような状況に1月の移籍市場において補強を考えていることを明かした。
「移籍市場が開いたら、私たちは何ができるか考えるだろう。選手の人数を増やすとか、減らす必要があるとかは言わないが、認識が現実と一致するか確認しなければならない。ここに期待があるのか、現実があるのかなどをね。なぜなら、私たちは真ん中の何かが欠けてしまっている。それが現実であり、私たちは現実を改善する必要があるかもしれない」
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当初は、中位チームに取りこぼしが目立っていたが、現在はどこのチームと戦っても『勝てるクオリティが無い』印象。数千億円以上を選手補強に投資し、負け続けている現状をオーナー陣はどのように考えているのか。『勝点を獲得できる』という地盤がきちんと作られないのであれば、将来の計画も水の泡になる。
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