リース・ジェームズが新キャプテンに就任【チェルシー1週間のニュース(2023年8月8日~8月14日)】

リース・ジェームズが新キャプテンに就任【チェルシー1週間のニュース(2023年8月8日~8月14日)】

チェルシー1週間(2023年8月8日~8月14日)の主なニュースを紹介。怪我により長期離脱となったエンクンク、ジェームズが新キャプテンに就任、カラバオカップ2回戦の対戦相手が決定、プレミアリーグのルール変更点、リーグ開幕戦はドロー、ロメオ・ラビアがチェルシー移籍を決断、カイセドがブライトンから加入などの動きがあった。

Embed from Getty Images

【8月8日】

怪我により長期離脱が決定したエンクンク

7月からスタートした米国でのプレシーズンで、4試合で3得点をマークしていたクリストファー・エンクンク。しかし8月2日に行われたドルトムント戦で、相手選手とのコンタクトにより、ひざを負傷。検査の結果、左ひざの半月板損傷と判明し手術を行った。手術は無事に成功し、リハビリをスタートさせる予定となっているが、復帰までに4カ月程度かかる予定となっている。(ChelseaFC、Telegraph)

【8月9日】

A・ガブリエルがストラスブールにローン移籍

チェルシーは、アンジェロ・ガブリエルがシーズンローンで、ストラスブールに移籍したことを発表した。ストラスブールは、チェルシーを買収したコンソーシアム「BlueCo」が株主となっているクラブ。獲得が噂されているサントスでチームメイトだったデビッド・ワシントンもストラスブールへローン移籍する可能性が高くなっている。(ChelseaFC、Fabrizio Romano)

【関連記事:「物事が悪い方向に進んでいるときに逃げたりはしない」ベン・チルウェルが語る契約延長&ポチェッティーノ監督との絆

【8月10日】

ジェームズが新キャプテンに就任

チェルシーは、リース・ジェームズが新キャプテンに就任したことを発表した。ジェームズは、

「この役割と責任を引き受けることができてとても嬉しい。過去にも素晴らしいキャプテンがいたから、大きな責任を背負うことになるのは分かっている。自分は人生のほとんどすべてをチェルシーで過ごしてきた。6歳のときにチェルシーに入り、アカデミーを卒業するのは大変なことだった。でも、キャプテンになれたことは自分にとっても家族にとっても最高のことなんだ」

とアスピリクエタの後を引き継ぎ、キャプテンになったことを喜んだ。加えて、共同スポーツディレクターのポール・ウィンスタンリー氏とローレンス・スチュワート氏は、

「リースのチェルシーとのつながりは17年以上にわたって築かれてきた。彼はクラブの伝統とキャプテンとしての責任を理解している。彼はアカデミー時代とトップチーム時代の両方から、このクラブで勝つために必要な基準を知っている」

とコメントを出した。(ChelseaFC)

カラバオカップ2回戦の対戦相手が決定

チェルシーは、カラバオカップ2回戦でAFCウィンブルドンとホームで対戦することが決まった。試合は8月30日に開催予定。なお両チームは、公式戦で初対決となる。(EFL)

【8月11日】

プレミアリーグのルール変更点は?

プレミアリーグの2023-24シーズンは、ハワード・ウェブ氏がチーフレフェリーオフィサーに就任して最初のシーズンとなる。今季は主に反則や時間浪費を取り締まり、ロスタイムの延長につながるよう、ルールやガイダンスに変更が加えられる。負傷や交代、ゴールのセレブレーションが行き過ぎと判断された場合は、より簡単にアディショナルタイムを追加でき、反則の後にボールを蹴った場合は警告が出される。また、PKに直面した際のゴールキーパーのスポーツマンシップに反する行為も容認されなくなる。

しかし審判は、フィジカルなチャレンジや、ペナルティエリア内でディフェンダーが相手の決定機を奪った場合、より寛大な判断を下すよう指示されている。もし審判がボールをクリアしようとしていたと判断すれば、レッドカードではなくイエローカードが適用される。オフサイドの判定では、ディフェンス側の選手が故意にボールを触ったか、それとも偶然ボールが当たったかが重要な判断になる。

テクニカルエリアにはコーチが1人しか入ることができなくなり、レッドカードを提示された人は、スタンドではなくピッチから見えない場所にいかなければならなくなった。なお、今シーズン半自動オフサイドテクノロジーは実施されないが、VARが利用できる角度のバリエーションを増やすため、クラブはより多くのカメラを設置することに合意している。そして、攻撃的で過去の悲劇に関連するサポーターのチャントは、厳しく罰せられる。(Premier League)

【8月13日】

リーグ開幕戦はドロー

2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕戦が行われ、チェルシーはリヴァプールと対戦。結果は1対1の引き分けに終わった。試合後ポチェッティーノ監督は、勝利に値したパフォーマンス、リース・ジェームズの途中交代、ケパがメンバーから外れた理由などについて話した。またこの日デビューし、ゴールを決めたアクセル・ディサシは、

「昨日ベン・チルウェルに、今日の試合でゴールを決めるって言われたんだ。だから、とても嬉しいよ。デビュー戦で得点できたことは素晴らしい気分だし、後半はとても良い試合ができたと思う。次の試合に向けてポジティブな事もあった。本当に良い兆候だよ」

と次の試合でも良い結果を残したいと話した。(ChelseaFC)

【関連記事:プレミアリーグ開幕戦のリヴァプール戦をドローで終えたチェルシー。ジェームズの途中交代の理由は?

【8月14日】

カイセドがブライトンから加入

チェルシーはブライトンからモイセス・カイセドを獲得したことを正式に発表した。移籍金1億3300万ユーロ(約211億円)に加え、ブライトンへのセルオン条項(※選手がまた移籍した場合に一部の金額が支払われる)が付く予定。なお、これまでのイングランド史上最高額は冬にチェルシーに加入したエンソ・フェルナンデスで、移籍金1億2100万ユーロ(約170億円)。カイセドはそれを上回る大型契約となる。

カイセドの移籍については、リヴァプールが移籍金1億2800万ユーロ(約202億円)を提示し、クラブ間合意に至ったことが報じられていた。しかしカイセドは、5月末に既に個人合意に至っていたチェルシー加入を望んでいることをリヴァプールに伝えたため、交渉は破談。最終的にチェルシーと契約を締結した。カイセドは、

「チェルシーに加入できてとても嬉しいよ!このビッグクラブに来ることができてとても嬉しいし、チェルシーから電話がかかってきたとき、何も迷うことはなかった。ここに来るのは夢のようだし、チームメイトと一緒にプレーするのが待ちきれないんだ」(ChelseaFC)

ラビアがチェルシー移籍を決断

サウサンプトンに所属するロメオ・ラビアの獲得について、チェルシーとリヴァプールで争奪戦を繰り広げていたが、ラビアはチェルシー移籍を決断したとThe Athleticが報じた。リヴァプールは3度のオファーを出して獲得を目指していたが、サウサンプトンは全て拒否。カイセド獲得に失敗したリヴァプールは7100万ユーロ(約113億円)を提示し、クラブ間で合意したようだが、本人がチェルシー移籍を希望したようだ。なお移籍金は5800万ユーロ(約92億円)+アドオンになる予定。

ケパがレアルマドリードにローン移籍

チェルシーは、ケパがシーズンローンでレアルマドリードに移籍したことを発表した。なお、買い取りオプションや買い取り義務は付いてない。チェルシーはケパの移籍が決まったことで、新たなゴールキーパーの獲得に動く予定。ニースに所属するカスパー・シュマイケル(36)、バレンシアに所属するギオルギ・ママルダシュヴィリ(22)、ドルトムントに所属するグレゴール・コベル(25)の獲得を検討しているようだ。(Nizaar Kinsella、The Guardian)