ティエムエ・バカヨコら13人の退団を発表【チェルシー1週間のニュース(2023年6月13日~6月19日)】

ティエムエ・バカヨコら13人の退団を発表【チェルシー1週間のニュース(2023年6月13日~6月19日)】

チェルシー1週間(2023年6月13日~6月19日)の主なニュースを紹介。ジョン・ホリンズ氏が逝去、2023-24プレミアリーグの日程が発表、アンドレイ・サントスが米国のビザを取得、ティエムエ・バカヨコら13人の退団を発表、ニコラス・ジャクソン(ビジャレアル)と個人合意、ツィエク、クリバリ、メンディがサウジアラビアリーグに移籍予定などの動きがあった。

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 【6月14日】

 ジョン・ホリンズ氏が逝去

 チェルシーのレジェンドであるジョン・ホリンズ氏(享年76)が逝去した。ホリンズ氏は、15歳でチェルシーに加入。中盤やサイドバックを主戦場に、1963年~1975年までチームの中心選手として活躍。その後、QPR、アーセナルを挟んで1983年にチェルシーに帰還した。

チェルシーでは選手として通算600試合近くに出場し、EFLカップやFAカップ、ヨーロッパ・カップウィナーズカップといったタイトルを獲得。2度のクラブ年間最優秀選手にも輝いていた。また現役引退後は、1985年~1988年までの3年間、指揮官としてチームを率いるなど、クラブに貢献していた。ダニエル・フィンケルシュタイン氏は、チェルシーの取締役会を代表して、哀悼の意を表した。

「彼はこのクラブのファンにとってヒーローであり、私にとってもそうでした。彼はチェルシーで最も偉大なチームの1つの中心であり、そのトロフィーの成功に貢献するだけでなく、彼はその精神を表現しました。そのプレーでチームを盛り上げ、その笑顔でブリッジを照らしてくれました。プレーヤーとして、監督として、そしてマッチデーアンバサダーとして、このクラブに生涯を捧げてくれました」(ChelseaFC)

【6月15日】

2023-24プレミアリーグの日程が発表

プレミアリーグは、2023-24シーズンの全日程を発表した。新シーズンは8月11日にスタートし、2024年5月19日に最終節を迎える。また、シーズン半ばにはブレイク期間(2024年1月13日~20日)が設けられていることが決まった。チェルシーの開幕(8月13日)は、ホームでのリヴァプール戦。そして最終節は、ホームでボーンマスと戦うことになっている。

【関連記事:2023‐24シーズンのプレミアリーグの全日程が発表。チェルシーの開幕戦はリヴァプールに決定!

ハヴァーツが今夏退団か!?

アーセナルがカイ・ハヴァーツの獲得に関心を示している。既にハヴァーツ側とチェルシー側にもコンタクトを取り、具体的な交渉を行っているようだ。アーセナルのアルテタ監督が彼を高く評価しており、ハヴァーツ本人もアーセナルへの移籍を希望。移籍金は総額で8000万ユーロ(約123億円)程度になると報じられた。(Sky Sports)

【6月16日】

A・サントスが米国のビザを取得

7月19日より、米国でプレシーズンを行うチェルシー。この度、アンドレイ・サントスが米国のビザを取得できたため、彼もプレシーズンに参加することが可能になった。今冬にヴァスコダガマから約21億円で移籍したサントス。今冬は古巣のヴァスコダガマにローン移籍したが、南米ユース選手権やU-20W杯で活躍したこともあり、新監督となるマウリシオ・ポチェッティーノ氏は、来季サントスがトップチームに入るかどうかをプレシーズンで見極めたいようだ。(Fabrizio Romano)

T・バカヨコら13人がチェルシーを退団

チェルシーは、ティエムエ・バカヨコが退団したことを発表した。2017年夏にチェルシーに加入したバカヨコは、公式戦43試合に出場し3ゴールを記録。2018年のFAカップでは優勝に貢献した。その他にもプリンス・アデゴケ(19・GK)、ネイサン・バクスター(24・GK、ボルトンに加入)、ファン・カスティージョ(23・SB)、ブライアン・フィアベマ(20・FW)、ヘンリー・ローレンス(21・SB)、サム・マクレランド(21・CB)、デュジョン・スターリング(23・SB、レンジャーズに加入)、イーサン・ワディ(21・GK)など13人がチームを退団した。(Premier League)

【6月17日】

N・ジャクソンと個人合意

チェルシーは、ビジャレアルに所属するニコラス・ジャクソン(21・セネガル・CF)と個人合意に至ったようだ。今シーズンは公式戦38試合に出場し、13ゴール・5アシストを記録。ジャクソンに対しては、あと3つの入札があったようだが、彼自身がチェルシーへの移籍を希望。リリース条項は、3500万ユーロ(約54億円)になる予定だ。(David Ornstein)

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【6月19日】

ツィエク、クリバリ、メンディがサウジアラビアに移籍予定

モロッコ代表としてカタールW杯で4強に入る活躍を見せたハキム・ツィエク。しかしチェルシーでは、中々出場機会に恵まれず、今冬にはPSGにローン移籍する可能性があったが、書類の不備により不成立となっていた。そんなツィエクに対して、サウジアラビアのアルナスルが獲得に関心を示しており、個人的な条件面については合意間近となっている。

加えて、カリドゥ・クリバリについてもサウジアラビアのアルヒラルが獲得について動いているようだ。クリバリは昨夏ナポリからチェルシーに移籍したばかりだが、プレミアリーグに中々適応できず、イタリアのクラブから獲得の噂が出ていた。しかし、現在ではアルヒラルと交渉が順調に進んでおり、2026年夏までの契約を提案されたようだ。またエドゥアール・メンディも、サウジアラビアのアルアハリと個人合意に至ったようで、チェルシーとの交渉は最終段階に入っている。3者ともに移籍金が発生するようで、選手を売却したいチェルシーにとってポジティブな状況となっている。(Fabrizio Romano)