「チェルシーサポーターに一目惚れしたんだ」最優秀選手賞に初選出されたチアゴ・シウバが語るファンとの特別な繋がり
チェルシーのサポーターが選ぶ、2022-23シーズンの最優秀選手賞に初選出されたチアゴ・シウバ。今シーズンはチームの成績がリーグ12位と低迷したが、公式戦35試合に出場し、守備の要としてチームをけん引。2020年夏にPSGからフリーで移籍し、初のチャンピオンズリーグ優勝、それに加えてクラブワールドカップのタイトルも獲得しており、来季はプレミアリーグ優勝を目指して戦うことになる。
そんなシウバが、サポーターとの特別な繋がり、契約延長の決め手は家族、子供たちがチェルシーでプレーをしていることなどについて話をした。
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「特に悪いシーズンを過ごしたにもかかわらず、ファンのみんなが応援してくれたので、とても感慨深いんだ。今シーズンは大変だったので、この評価(最優秀選手賞)を受けたことで、チームの一員であることの幸せ、誇り、喜びでいっぱいになったよ。(移籍した)初日からチェルシーファンに温かく迎えられたので、ピッチの上でより良いパフォーマンスをして、ファンに応えなければならないと思い、(受賞したことで)以前にも増して、その決意が強くなったね。
このような時に、彼らがその愛を示すのは簡単なことではないと認識している。もし、私たちが他の国でこのような状況に陥った場合、ここチェルシーで受けたような愛を受けられない可能性が高い。悪口や罵声を浴びせられるかもしれない…しかし、ここではそのようなことはなかったんだ」
シウバは、ファンとの間に特別な絆がある。今月初めに行われたノッティンガムフォレストとのホーム戦では、キックオフ前に彼の横断幕が掲げられ、シウバがチャンピオンズリーグのトロフィーを握った写真と共に『彼はPSGからCLを獲るためにやってきた』という言葉が添えられていた。
「チェルシーのサポーターとの関係は、言葉にするのが難しいけど、一目惚れだったね。ここで本当に幸せだと感じている。新しいクラブに来て、最初から拍手を浴び、たくさんの愛情を注がれるのは簡単なことではないんだ。チェルシーにいることを本当に誇りに思うし、これからもチェルシーが成功し続けることを願っている。特に、状況が良くない状況を完全には理解していないのにも関わらず、サポーターは拍手してくれる。それは、素晴らしいことなんだ。だから、それに感謝の気持ちを示すことが大切。今シーズンは、思い通りに事が運ばなかった。記憶にある中で最もハードなシーズンだったよ。だから今は、前を向くことだけを考えているし、ピッチの内外でチームの改革に貢献したいんだ」
とサポーターのために、クラブの転換期を支えたいと明かした。また、シウバと共にロンドンで暮らしている家族が、契約延長の決め手になっているとも話してくれた。
「私は、自分の身の回りの事や治療に専念するため、コブハムの近くに住んでいる。しかし、妻は私よりもずっとロンドンに行くことが多く、ロンドンをとても気に入っているようで、とても歓迎される街だと言っているよ。少しずつだけど、私たちはロンドン市民としての自覚を深めている。また私の妻は、試合会場まで地下鉄で行くけど、電車を降りると、みんなが彼女に気づき、私の名前を歌い始めるんだ!それは、彼らが私たちを愛し、私たちが彼らを愛していることの証だよ。
家族全員がチェルシーに惚れ込んでいる。私の息子であるイサゴとイアゴは、ともにチェルシーでプレーをしているんだ。イサゴは次の2シーズン、ここでの契約を延長してくれたし、私たちはそれ以上(更なる契約延長)を願っているんだ!」
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今年39歳を迎えるシウバだが、そのプレーは衰えることなく、年々パワーアップしているように思える。また、ウェズレイ・フォファナやブノワ・バディアシル、トレヴォ・チャロバーといった若手ディフェンダーへの成長にも貢献してくれることは間違いない。
家族揃って、ロンドン、そしてクラブを愛していることから、来季もチェルシーでプレーをする可能性が高いシウバ。スタンフォードブリッジのファンもそれを望んでいる。
Source:ChelseaFC、Transfer Markt
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