マウリシオ・ポチェッティーノ氏が監督に就任【チェルシー1週間のニュース(2023年5月23日~5月29日)

マウリシオ・ポチェッティーノ氏が監督に就任【チェルシー1週間のニュース(2023年5月23日~5月29日)

チェルシー1週間(2023年5月23日~5月29日)の主なニュースを紹介。 チェルシーの3選手が病院を訪問、トッド・ベーリー氏がチェルシーの業務を減少、チェルシー女子がWSLで4連覇を達成、マウリシオ・ポチェッティーノ氏が監督に就任、チアゴ・シウバが最優秀選手賞に選出などの動きがあった。

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【5月23日】

 チェルシーの3選手が病院を訪問

メイソン・マウント、チアゴ・シウバ、マーク・ククレラが、チェルシー&ウェストミンスター病院の創立30周年を記念して、入院している子供たちを勇気づけるために訪問した。3人はスタッフや多くの小児患者に、チェルシーのクッション、水筒、ペンなどのプレゼントを贈った。加えて、30周年の記念を祝うために、トップチームチーム全員のサインが入った背番号30が付いたチェルシーのユニフォームを病院に寄贈した。ククレジャは、

「マウントとシウバと一緒にチェルシー&ウェストミンスター病院に来て、地元のコミュニティに何かを還元できたのは素晴らしいこと。患者さんやスタッフに笑顔をもたらすことができるのは本当に特別なことなんだ」(ChelseaFC)

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【5月24日】

ベーリー氏がチェルシーの業務を減少

チェルシーの共同オーナーであるトッド・ベーリー氏は、他の事業に集中していくため、クラブへの関与を減らしていくようだ。昨夏の買収後、ベーリー氏はチェルシーの会長に就任。そして移籍、スポーツディレクターなどの雇用など、クラブの人事などを積極的に行っていた。しかし、ある程度道筋をつくったことから、日々の活動に費やす時間の割合を50%から20%程度に減少することが明らかになった。(Bloomberg)

【5月28日】

チェルシー女子がWSL4連覇!

チェルシーの女子チームが最終節でレディングを破り、女子スーパーリーグで4連覇を達成。2010年のリーグ発足以来、初の快挙となった。チームは22試合を戦い19勝1分2敗と勝点58を獲得し優勝。リーグ6度目の栄冠を手にしている。

【5月29日】

ポチェッティーノ氏が監督に就任

チェルシーは、2023-24シーズンよりマウリシオ・ポチェッティーノ氏が男子トップチームの監督に就任することを発表しました。2023年7月1日から2年間の契約で、さらに1年間の延長オプションが付いている。なおスタッフには、ヘスス・ペレス氏、ミゲル・ダゴスティーノ氏、トニ・ヒメネス氏、セバスティアーノ・ポチェッティーノ氏が含まれている。

チェルシーの会長兼共同支配者であるトッド・ベーリー氏と共同経営者のベフダド・エグバリ氏、ホセ・E・フェリシアーノ氏、マーク・ウォルター氏、ハンスヨルグ・ヴィス氏は、

「スポーツ部門は、取締役会が誇りに思うような、真摯で思慮深いプロセスを実施しました。マウリシオがチェルシーの指揮をとることを嬉しく思います。彼は、卓越した実績を持つワールドクラスのコーチ。私たちは皆、彼の加入を心待ちにしています」

と共同で声明を出した。現在51歳のポチェッティーノ氏は、現役時代にアルゼンチン代表でセンターバックとして活躍。現役引退後、2009年1月に在籍していた古巣のエスパニョールの監督に就任。以降はサウサンプトン、トッテナムとプレミアリーグで指揮を執り、トッテナムでは2018‐19シーズンにチームをチャンピオンズリーグ決勝まで導いた。その後、2021年から2022年にかけてPSGを率い、リーグ・アンとクープ・ドゥ・フランス優勝を果たしている。(ChelseaFC)

シウバが最優秀選手賞に選出

チェルシーのサポーターが選ぶ、2022-23シーズンの最優秀選手賞にチアゴ・シウバが選出。ブラジル人選手として、2016年のウィリアンに続き2人目の快挙となった。なお2位にはエンソ・フェルナンデス、3位はケパという結果だった。また、ホールが今シーズンのチェルシー・アカデミー・プレーヤー・オブ・ザ・シーズンを受賞。加えて、ゴール・オブ・ザ・シーズンには、2022年10月1日に行われたクリスタルパレス戦でミドルシュートを決めた、ギャラガーのゴールが選ばれた。

リーグ最終戦はドロー。12位で終幕

プレミアリーグ最終試合が行われ、チェルシーはホームでニューカッスルユナイテッドと対戦。結果は、1対1の引き分けで終わり、リーグ12位という結果でした。試合後ランパード暫定監督は、ドレッシングルームの裏側、チームの一番の課題、ポチェッティーノ氏について、サポーターへの感謝、生涯チェルシーに関わりたいことなどについて話をした。

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また、今試合で先発出場を果たしたノニ・マドゥエケは、

「今シーズンはホームで何度も先制点を許しているので、来季に向けてもっと良くしていかなければならない。失点後のパフォーマンスはずっと良かったからね。攻守の切り替え時に何度かボールを取られた。ニューカッスルユナイテッドはいいチーム。だけど、前半の一部分、そして後半はチェルシーが完全に支配していた。ポゼッションで少しずさんなミスがあったけど、全体としてここ数週間で見せたものよりはるかに良いパフォーマンスだった。チェルシーが勝利すべきだったと思うけど、必要なときに決められないのは、今シーズンの特徴。今シーズンはチェルシーの水準に達していなかったけど、来シーズンはきっともっとよくなると思う」

来シーズンに向けて、チームを改善していかなくてはいけないと話した。