ウルブスに惜敗し4試合未勝利のチェルシー。ランパード暫定監督がチームに欠けているものを明かす

ウルブスに惜敗し4試合未勝利のチェルシー。ランパード暫定監督がチームに欠けているものを明かす

2023年4月8日に2022-23シーズン プレミアリーグ30試合目が行われ、チェルシーはアウェイでウルブスと対戦。結果は、1対0でチェルシーが敗北した。

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スターティングメンバーは、ケパ、ジェームズ、クリバリ、フォファナ、ククレジャ、フェルナンデス、コバチッチ、ギャラガー、フェリックス、スターリング、ハヴァーツでフォーメーションは、4-3-3。

サブメンバーは、メンディ、チルウェル、バディアシル、チャロバー、ロフタスチーク、プリシッチ、オーバメヤン、ザカリア、ムドリク。

ポッターが1週間前に解任され、チェルシーのレジェンドであるフランク・ランパード氏が暫定監督に就任。13日に迎えるCL・レアルマドリード戦を見据えて、カンテに休養を与えてアウェイ戦に挑んだ。

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ランパード暫定監督は、彼が基本としいてる4バックにし、バランスを重視して試合を展開。しかし、中盤が薄くなったことにより、パスの距離が少し長くなり、中盤で相手にボールをカットされてしまう。前半31分には、ボックス手前左でポデンセがアウト気味入れたクロスをゴール前のクリバリが頭でクリア。しかし、そのボールにフリーで反応したマテウス・ヌネスがハーフボレーシュートを対角のサイドネットに突き刺し、チェルシーは失点。厳しい展開で前半を終える。

後半も同じメンバーで臨んだチェルシー。前半に比べて、ディフェンスラインを高くして、より攻撃的に得点を奪いに行った。特に右サイドのジェームズを使いながら、際どいクロスを入れる場面を作るが、中央の攻撃陣が手薄で、決定的なチャンスがない状態が続いていく。

流れを変えるために、後半16分にプリシッチを投入。その6分後にはオーバメヤン、ムドリク、チルウェルをピッチに送り込む。しかし、攻め手を欠くチェルシーは、シュートを打つも精度が低く…枠外。後半の枠内シュート0本で試合終了。結果は1対0と敗戦し、チェルシーは3試合連続で得点を取れなかった。ランパード暫定監督は、

「プレミアリーグの試合では、もっとアグレッシブでスピーディーにプレーをし、デュエルを制する必要がある。リーグの命がけで戦っているチームに対して、それは最低限必要なものだが、今日はそれがあまり見られなかったし、選手たちも理解する必要がある。

なぜならそれがなければ試合に勝つことはできないし、これまでのチェルシーのようなチームになることもできない。自分はチームを助けるためにここにいる。そして、批判ではないけど、そういった強さを取り戻すことは本当にできるのだろうか?チームにはいい選手がそろっているし、この2、3日でそのことを実感した。彼らからもっとそういった部分を見てみたい。自分たちが望む順位にいないことは分かっているのだからね。

もちろん、戻ってこられたことに本当に感謝しているし、コブハムにいることも、クラブを代表することも好きだけど、自分にとって重要なのは選手たちとのトレーニングという現実的な部分。時間が足りなく、まだ全員と話すことができていない。それが自分にとって重要なことなんだ」

と強かったチェルシーにあったアグレッシブさやスピードが無くなっていると話した。また、今試合で帯同しなかったメンバーについて言及した。

「カンテの怪我を考慮すると、何試合も出場させるのは無理だから、今試合は欠場となった。CLのレアルマドリード戦には出場できるだろう。また、アスピリクエタは(脳震とうの怪我から)復調していて、ここ2、3日はチームと一緒にトレーニングをしている。ただ彼は少し体力が必要だ。そして欠場したマウントは、骨盤のあたりに違和感があった。この2日間トレーニングを行ったけど、少し苦しんでいる」

と現在のチーム状態を明かした。最後に次戦のCL・レアルマドリード戦について言及した。

「今日はとてもアグレッシブなチームが相手だったので、セカンドボールやデュエルなど、私たちの力が足りなかった。でも、それは現実として対処するために言わなければならないことなので、気にしていない。レアルマドリード戦は、まったく違う試合になるだろう。心配はしていないし、チェルシーの選手全てがここでプレーをする資格があるんだ。数日で回復し、準備をして、ビッグゲームを楽しみたい」

次戦はアウェイでの重要なレアルマドリード戦(ファーストレグ)。カンテが起用可能なのは朗報だが、リーグ戦も気を引き締めていかなければ、降格争いに巻き込まれる可能性もある。

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リーグ戦の試合数は残り8。17位のノッティンガムフォレストとは勝点12差だが、マンチェスターユナイテッド、マンチェスターシティ、アーセナル、ニューカッスルユナイテッド戦などを残しており、勝点を落とせない状況だ。

暫定ではあるが、困難を乗り切る力をチームにもたらしてくれるのは、ランパード監督が適任。今はレジェンドを信頼するしかない。

・チェルシーは4月に入り未勝利&無得点

・チェルシーは公式戦4試合未勝利

・ランパード氏は約2年ぶりにチェルシーで指揮を取る(2021年1月ルートンタウン戦)