デクラン・ライスの獲得レースに参戦【チェルシー1週間のニュース(2023年3月14日~3月20日)】

デクラン・ライスの獲得レースに参戦【チェルシー1週間のニュース(2023年3月14日~3月20日)】

チェルシー1週間(2023年3月14日~3月20日)の主なニュースを紹介。エドゥアール・メンディがチームトレーニングに復帰、 FIFAクラブワールドカップ2025の出場が決定、デクラン・ライスの獲得レースに参戦予定、CL準々決勝の対戦相手はレアルマドリードに決定、イラン・メリエの獲得に関心、メイソン・マウントが新たな代理人と提携などの動きがあった。

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 【3月14日】

 メンディが練習に復帰

 2023年1月初旬に、指を骨折してしまい手術をしたエドゥアール・メンディ。リハビリを行いながら個別でトレーニングをしていたが、約2カ月ぶりにチームトレーニングに復帰した。メンディは、昨年11月のニューカッスルユナイテッド戦以来チェルシーで出場がない状態。今後はケパと正ゴールキーパーの座を争っていく。(ChelseaFC)

 【3月15日】

 FIFAクラブワールドカップ2025の出場が決定

 FIFA(※国際サッカー連盟)は、2025年から採用される新たなFIFAクラブワールドカップのフォーマットを発表し、チェルシーが出場することが決定した。2025年6月から新形式となる同大会は、1年ごとではなく、今後4年に1度の開催。そして参加するクラブ数は、32チームと大幅に増えることになる。

各大陸の参加枠は、「UEFA(欧州)12チーム」、「CONMEBOL(南米)6チーム」、「AFC(アジア)4チーム」、「CAF(アフリカ)4チーム」、「Concacaf(北中米カリブ海)4チーム」、「OFC(オセアニア)1チーム」、「開催国1チーム」となっている。

【関連記事:チェルシーがFIFAクラブワールドカップ2025に出場することが決定。新形式の内容は?

【3月16日】

X・シモンズがハルシティに完全移籍

チェルシーは、サビエル・シモンズがハルシティに完全移籍したことを発表した。昨夏、同クラブにレンタル移籍し、ここまで公式戦7試合に出場していたが、今回完全移籍にスイッチ。ハルシティによると契約は2026年夏までとなっている。ハルシティのロゼニア監督は、

「彼はプレミアリーグのフィジカルと運動能力を備えている。彼がゲームの技術的側面と戦術的理解を向上させるのを助けることができれば、クラブにとって素晴らしい資産を手に入れることができるだろう」

とコメント。チェルシーでは、2021年のカラバオカップ(ブレントフォード戦)でシニアデビューを飾っていた。

【3月17日】

D・ライスの獲得レースに参戦

 数年前から、ウエストハムユナイテッドに所属するデクラン・ライス(24・イングランド)の獲得に関心を示していると報じられているチェルシー。ライスは、ウエストハムUとの契約を更新する考えはなく、今夏移籍する可能性が高くなっている。そのような中で、チェルシー、アーセナル、マンチェスターユナイテッドなどが彼の獲得に乗り出すようだ。移籍金は8000万ポンド(約125億円)以上になると予想されている。(Sky Sports)

 加えて、チェルシーはボルシアMGに所属するクアディオ・コネ(21・フランス)の獲得にも関心を示しており、今夏の移籍の可能性について問い合わせたとBILDが報じた。同チームでは、セントラルミッドフィルダーとして今シーズン公式戦24試合に出場。チェルシーは、中盤選手の獲得を希望しており、上記2名に加えて、モイセス・カイセド(ブライトン)、アマドゥ・オナナ(エヴァートン)、ロメオ・ラビア(サウサンプトン)などの名前も挙がっている。

CL準々決勝の対戦相手はレアルマドリード

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の抽選会が行われ、チェルシーはレアルマドリードと対戦することが決まった。一昨年は準決勝(チェルシー勝ち)、昨年は準々決勝(レアルマドリード勝ち)で対戦しており、3シーズン連続で戦うことになった。

試合日程は、4月12日(水)にアウェイで第1戦、4月18日にホームで第2戦が行われる予定。レアルマドリードに勝った場合、準決勝の相手はバイエルンミュンヘンorマンチェスターシティの勝者となる。ポッター監督は、

「チームにはCL優勝を目指すと言っている。それは他の7クラブも同じだろう。CLの性質上、準々決勝で負けることは常にありえるが、気持ちは盛り上がっているんだ。彼(アンチェロッティ監督)とは、エヴァートンにいたときに対戦したことがある。紳士であることは知っているし、言うまでもなく彼に対して尊敬の念を持っている」

とクラブとして2年ぶりの制覇を目指していると話した。なお、その他の対戦は、マンチェスターシティ対バイエルンミュンヘン、ベンフィカ対インテル、ミラン対ナポリとなっている。(UEFA)

【3月19日】

エヴァートン戦はドロー

プレミアリーグ27試合目が行われ、チェルシーはホームでエヴァートンと対戦。結果は、2対2の引き分けに終わりました。試合後ポッター監督は、フェリックスのプレー、フォファナの怪我、ギャラガーの起用方法、ドレッシングルームでの選手たちの様子などについてコメントを残した。そして、この試合で得点を記録したフェリックスは、

「勝点3に値する試合だと感じた。チームは、より自信をもってプレーをしているし、この先の試合にも自信がある。ただ、いくつかのミスを修正する必要がある。個人としては、ゴールが入ってくれて、とても嬉しいよ。この調子でもっと得点を決めたいね」

とチームの調子が上向いてきていると話した。

【関連記事:エヴァートンに追いつかれ引き分けで終えたチェルシー。試合後のドレッシングルームの様子をポッター監督が明かす

【3月20日】

I・メリエの獲得に関心

Football Insiderによると、リーズユナイテッドに所属するイラン・メリエ(23・フランス)の獲得に関心を示している。ポッター監督は、クラブの理事会にゴールキーパーの補強を求め、それがメリエの獲得だったようだ。メリエは2019年夏にロリアンからリーズUへ加入すると、ここまで公式戦118試合に出場し、30のクリーンシートを記録。リーズUは、移籍金3000万ポンド(約48億円)以上を希望しているが、もしチャンピオンシップ(2部)へ降格した場合は、より安価に獲得できるターゲットと考えており、獲得候補に挙がってきたようだ。チェルシーはケパ、メンディの去就が不透明な状況となっており、新たなゴールキーパーの確保も考えている。

M・マウントが新たな代理人と提携

チェルシーとの契約延長の交渉が難航しているメイソン・マウント。このたび、ニール・フェウィングス氏(ルーフグループ)を新たな代理人として雇用した。現在も正式な代理人は父のトニー・マウント氏だが、チェルシーとの契約交渉が一向に進展しないことから、今回フェウィングス氏に協力を求めた。なお、それでも契約延長が成立しなかった場合は、今夏にクラブは売却に踏み切る可能性があり、リヴァプールやマンチェスターユナイテッドなどが彼の動向を注視しているようだ。(Fabrizio Romano)