チェルシーがFIFAクラブワールドカップ2025に出場することが決定。新形式の内容は?

チェルシーがFIFAクラブワールドカップ2025に出場することが決定。新形式の内容は?

FIFA(※国際サッカー連盟)は2023年3月14日に、2025年から採用される新たなFIFAクラブワールドカップのフォーマットを発表し、チェルシーが出場することが決定した。

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2025年6月から新形式となる同大会は、1年ごとではなく、今後4年に1度の開催。そして参加するクラブ数は、32チームと大幅に増えることになる。

各大陸の参加枠は、「UEFA(欧州)12チーム」、「CONMEBOL(南米)6チーム」、「AFC(アジア)4チーム」、「CAF(アフリカ)4チーム」、「Concacaf(北中米カリブ海)4チーム」、「OFC(オセアニア)1チーム」、「開催国1チーム」となっている。

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欧州での参加条件は、2021年~2024年までに終了するシーズンを対象とし、参加チーム数が5枠以上の大陸(欧州、南米)は、各大陸の最高位のクラブ大会で王者に輝いた4チームが出場できることになる。

具体的には、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグを制したチェルシーと、昨シーズン同大会で優勝したレアルマドリードの参加が既に決定。そして南米では、コパ・リベルタドーレスで優勝したパルメイラス(2021)とフラメンゴ(2022)が出場権を獲得しており、残りの枠は対象期間内のクラブランキングに基づいて決定される。

なお、今シーズンもしくは翌シーズンのCLでチェルシーorレアルマドリードが優勝した場合は、CL優勝チーム3クラブ+クラブランキング上位9クラブとなる予定。また、各国から参戦できるクラブ数の上限は2チームとなっているが、欧州ではCLで優勝したクラブが1つの国から3チーム以上出た場合、この上限は適応されない。今シーズン、来シーズンでチェルシー以外のプレミアリーグのクラブがCLで優勝した場合は、イングランドから3クラブが参加する。

各大陸王者のクラブと開催国枠の1クラブが集まって開催されている現行フォーマットは、2023年大会で終了し、2024年から代替の大会を新設。ヨーロッパ以外の5つの大陸王者がプレーオフを戦った後、勝者の1クラブが欧州のCL優勝チームと対戦するフォーマットになるようだ。

なおThe Timesによると、今大会に参加すると少なくとも2500万ポンド(約40億円)の賞金が保証され、トーナメントに勝ち進めば最大5000万ポンド(約81億円)の賞金になるようだ。現行のフォーマットであれば優勝賞金が400万ポンド(約6億5000万円)程度なので、大幅に金額が上がるが、試合数も増えることが予想される。