チェルシーとインテルがルカクのローン交渉を3月にスタート【チェルシー1週間のニュース(2023年2月7日~2月13日)】

チェルシーとインテルがルカクのローン交渉を3月にスタート【チェルシー1週間のニュース(2023年2月7日~2月13日)】

チェルシー1週間(2023年2月7日~2月13日)の主なニュースを紹介。ラグビー界のメンタルコーチを短期で採用、胸スポンサー「3」との契約終了、チェルシーとインテルがルカクのローン交渉を3月にスタート、ジミー・ジェイ・モーガンをサウサンプトンから獲得、チアゴ・シウバが契約延長にサイン、アンドレイ・サントスが南米ユース選手権で優勝に貢献などの動きがあった。

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【2月7日】

ラグビー界のメンタルコーチを短期で採用

オールブラックス(ニュージーランド代表)で15年以上リーダーシップマネージャー兼メンタルスキルコーチを務めているギルバート・エノカ氏。チェルシーは、短期間(約6週間)のコンサルタントとして採用することを決めた。2011年、2015年のラグビー・ワールドカップで連覇した時のスタッフの1人で、今回初めてサッカー界に関わることになった。期待されているのはチームビルディング。今冬の移籍市場で多くの選手が加入したチームにおいて、ポッター監督のチームに選手と馴染ませることが役割となるようだ。(Telegraph)

【2月8日】

胸スポンサー「3」との契約終了へ

2020年から、チェルシーの胸スポンサー契約を結んでいる『Three(3)』。現行契約は今夏に満了を迎えるが、契約更新の予定はなく、すでに『Three』の後継となる胸ロゴのスポンサー契約を締結するために、多くの企業との交渉を開始している。現在の胸スポンサーである『Three』は、年間4000万ポンド(約64億円)の3年契約を結んでいる。ただ同社は、昨年に元オーナーのロマン・アブラモビッチ氏が英国政府から制裁を受けた際、スポンサーシップの停止、ひいてはユニフォームからロゴを削除するよう要求したことから、サポーターの反感を買っており、新オーナー陣を率いるトッド・ベーリー氏は、別の企業を探している。来シーズンには新たな胸ロゴが見られそうだ。(Telegraph)

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【2月9日】

スロニナがチェルシーでの日々を明かす

昨夏にシカゴファイアーからチェルシーに移籍したガブリエル・スロニナ(GK)。シーズン前半はシカゴファイアーにローン移籍していたが、2023年1月に正式にチームに合流。18歳の若者は、コブハムで日々トレーニングを積み、プレミアリーグ2のウルブス戦に出場。加えて、1月26日に行われたアメリカ代表に選出され、セルビア戦で初スタメンを飾った。

「もちろん、試合前の緊張は少しあったけど、それは選手にとって重要なことで、うまくやりたいという気持ちの表れだと思う。2対1で負けてしまったから最高の結果とは言えないけど、自分自身はいいプレーができたと思う(6セーブを記録)。でも、チームプレーだから、試合に勝ちたいよね。コーナーキックでは、U・S・Aとファンからのチャントが聞こえてきて、不思議な感じだったよ。テレビで見ているものを自分の耳で実際に聞くことができるというのは、とても栄誉なことだし、素晴らしい経験だったね」

とエキサイティングな経験になったと明かした。またチェルシーでの日々をこう語った。 

「今のところうまくいっている。ゴールキーパーもコーチングスタッフもチームもみんなトップレベルのプロばかりだ。この1カ月間、そのような環境に身を置くことができたのは、素晴らしいこと。選手として、また個人としても大きく成長できたと思うから、このメンバーでこれからもやっていきたい。8月に契約してからは、信じられないような日々だった。正直、チェルシーの施設に入って練習するのは、まだ現実味がないんだ。このチームを見て育ったからね。本当に夢が叶った気分だよ」(ChelseaFC)

【2月10日】

ルカクのローン交渉が3月にスタート

現在、チェルシーからシーズンローンでインテルに移籍中のロメル・ルカク。ここまで負傷もあり、公式戦11試合でわずか2ゴールと不振。こうした状況の中、両チームは1年のローン延長について、3月に交渉を行うようだ。しかしインテル側は、今季のローン料よりもさらに低い金額することを希望している。

現在のローン料は、基本金800万ユーロにプラスしてボーナス300万ユーロの1100万ユーロ(約15億円)だが、インテルは半額程度のローン料金で獲得をすることを目指している。一昨年、約148億円でルカクを獲得したチェルシー。移籍金を全く回収できない状況の中、クラブとして彼の問題をどのように対処するのか。今夏の決断に注目が集まっている。(La Gazzetta dello Sport)

17歳のストライカーを獲得

チェルシーは、サウサンプトンからU-17イングランド代表のジミー・ジェイ・モーガン(17・イングランド・FW)を獲得したことを発表。契約は2026年夏までで、移籍金は300万ポンド(約5億円)となった。2006年1月生まれのモーガンは、チェルシーのユースに在籍していたが、2017年にサウサンプトンの下部組織に加入。ここまで公式戦35試合に出場し、14ゴール・10アシストを記録するなど、今後イングランド代表に入る逸材として注目を浴びている。ユース開発と採用の責任者であるジム・フレイザーは、

「アカデミーのチームに優れた可能性を秘めた選手を追加することができた。私たちは、彼が次の重要なステップにおいて、チェルシーを選んだことを嬉しく思っている」

コメント。まずは下部組織に所属し、さらなる経験を積んでいく予定だ。(ChelseaFC、The Athletic)

【2月11日】

シウバが契約延長にサイン

ディフェンスラインの要であるチアゴ・シウバがチェルシーとの1年間の契約延長にサインをした。シウバは、

「ブルーズでキャリアを続けられるのは、正直言ってとても嬉しい。ここで最初の契約をしたときは、1年だけの契約だった。でも今はもう4年目。想像もできなかったけど、本当にチェルシーと契約して残留できたことは、自分にとって特別なんだ」

と喜びのコメントを残した。またトッド・ベーリー会長と共同経営者のベフダド・エグバリは、

「シウバがチェルシーで続けることを決断してくれたことを嬉しく思っている。クラブと国のために長年にわたって証明してきたように、ワールドクラスの才能を持っており、彼の経験、資質、リーダーシップ能力は、今後の我々のビジョンに欠かせないものなんだ」

シウバは現在38歳だが、今シーズンも公式戦25試合に出場し、チームをけん引。引退までチェルシーでプレーを続けてもらい、引退後もコーチなどで携わってくれることを期待したい。(ChelseaFC)

 【2月12日】

リーグ戦3戦連続ドロー

プレミアリーグ2022-23シーズンの22試合目が行われ、チェルシーはアウェイでウエストハムユナイテッドと対戦。結果は、1対1の引き分けに終わり、3試合連続の引き分けとなった。試合後ポッター監督は、リース・ジェームズやベン・チルウェルなど怪我から復帰した選手のパフォーマンス、ソウチェクのハンド、マルク・ククレジャへの批判などについてコメントをした。

【関連記事:フェリックスの初ゴールもウエストハムUに追いつかれ3戦連続ドロー。ポッター監督がソウチェクのハンドに言及

【2月13日】

サントスが南米ユース選手権で優勝に貢献

今冬にヴァスコダガマから加入したアンドレイ・サントス。移籍後すぐにブラジル代表として、U-20南米ユース選手権のメンバーに選出され、9試合に出場し、6ゴールを挙げる活躍を見せるなど、キャプテンとしてチームの優勝に大きく貢献した。そして、サントスの活躍を見たチェルシーは、今シーズン中にチームのメンバーに加えるためにイギリスでの労働許可を申請中で、新加入のエンソ・フェルナンデスと共に中盤を支える可能性が出てきている。18歳の将来有望な選手を獲得したチェルシー。トップチームでのデビューも近そうだ。(Fabrizio Romano)