約2カ月ぶりにリーグ戦で勝利したチェルシー。復帰したジェームズが再び負傷…怪我の状態は?

約2カ月ぶりにリーグ戦で勝利したチェルシー。復帰したジェームズが再び負傷…怪我の状態は?

2022年12月27日(日本時間28日)にプレミアリーグ2022-23シーズンの15試合目が行われ、チェルシーはホームでボーンマスと対戦。結果は2対0で、チェルシーが勝利した。

Embed from Getty Images

スターティングメンバーは、ケパ、ジェームズ、シウバ、クリバリ、ククレジャ、ジョルジーニョ、ザカリア、プリシッチ、マウント、スターリング、ハヴァーツでフォーメーションは、4-2-3-1。

サブメンバーは、ベッティネッリ、アスピリクエタ、チャロバー、ハンフリーズ、ホール、チュクエメカ、ギャラガー、ハッチンソン、オーバメヤン。

ブライトン、アーセナル、ニューカッスルユナイテッドとリーグ戦3連敗で、カタールW杯の中断期間に入ったチェルシー。この悪い流れを断ち切るためにもホームでの勝利が必須な一戦となった。

【関連記事:ブロヤの離脱によりストライカーの補強が必要になったチェルシー。2023年1月に獲得が噂されている選手は?

試合は、序盤からチェルシーがペースを握り、怪我から復帰したジェームズの右サイドから攻撃を展開。前半16分には、その右サイドを駆け上がったスターリングの折り返しに、ファーサイドへと走り込んだハヴァーツが滑り込みながら左足で押し込み、先制に成功。

さらに、24分にはカウンターのチャンスを作り、エリア内にいたハヴァーツがエリア外でフリーになっていたマウントにパス。右隅にコントロールショット放ちゴールイン。2点のリードで前半を終える。

良い流れできていたチェルシーだったが、後半8分にジェームズが負傷。自ら交代を要求し、アスピリクエタとの交代を余儀なくされてしまった。攻守で活躍を見せていたジェームズがいなくなってからは、ボーンマスがボールを保持しチャンスを作るシーンもあったが、終盤にはチャロバーを投入。最終ラインを5人で守る布陣し、クリーンシートで勝利。リーグ戦の連敗を3でストップさせた。ポッター監督はジェームズの怪我について、

「今日も彼のクオリティの高さやチームにもたらすものを見せてくれていた。怪我の状態については、24〜48時間かけて見ていくしかない。でも、以前怪我をした所と同じだから心配だよ。彼は怪我に対処し、コンディションを戻す努力をしなければならなかったし、それをよくやってくれたと思う。徐々にピッチに戻そうとしていたし、今夜は90分間プレーさせないつもりだった。60~65分プレーする予定だったけど、それは試合前からプランしていたものだった。彼はもちろんがっかりしている。判断するにはちょっと早すぎるけど、違和感があるようだから…その程度を見極める。今はひどくないことを祈っている段階なんだ」

と復帰時期についてはまだ分からないものの軽傷ではなさそうだと話した。また、ジェームズが抜けたあとのチームパフォーマンスの低下についてはこう語った。

「特に前半は、右サイドのクオリティを見ることができたのに、彼がいなくなったことで、スタジアムにも、チームにも、すべてに影響があったと思う。言い訳ではないけど、自分たちも人間だし、彼は自分たちにとってとても大切な選手だから、少し不安や心配がでてしまった。特にこれまでの結果を見ると、それはごく自然なことだよ」

と攻撃面で違いを見せていたジェームズがいなくなったことで、チームに影響を及ぼしたと明かした。加えて、現在モナコに所属するブノワ・バディアシルの移籍について聞かれると、

「私の答えは、チェルシーの選手以外については話さないということ。このクラブにはたくさんの人がリンクしています。私の仕事はここにいる選手とチームを改善することで、私が集中することなんだ」

と移籍に関することについて話すことはなかった。しかし、冬の移籍市場がまもなくオープンするため、様々な噂が流れているチェルシー。バディアシルのほか、ダヴィド・ダトロ・フォファナ(モルデ)、アンドレイ・サントス(ヴァスコ・ダ・ガマ)も既にクラブ間で合意していると報じられており、補強は着々と進行しているようだ。

【関連記事:バディアシル獲得に向けてモナコと交渉

そのような中で、ジェームズの再離脱はチェルシーにとってとても大きな痛手。彼がいる時といない時のチームパフォーマンスは雲泥の差となっており、長期離脱となれば順位を上げていくことも難しい状況になる。1人の選手に依存することは良くないが、それだけジェームズの存在が大きくなっており、今のチェルシーで1番欠かせない選手になっている。ポッター監督の言うように、今は彼が軽傷であることを祈るしかない。

・チェルシーは約2カ月ぶりにリーグ戦で勝利(10月16日・アストンビラ戦)

・シウバはチェルシーで100試合目の出場を達成

・ザカリアはリーグ戦で初先発

・チェルシーはリーグ戦の連敗を3でストップ