グレアム・ポッター監督が信頼を寄せる5人のコーチ陣もチェルシーに加入。その人物像は?
- 2022.09.22
- Column
- Chelsea, グレアム・ポッター, ビリー・リード, ビョルン・ハンベリ, ブルーノ・サルトール・グラウ, ベン・ロバーツ, カイル・マコーレー, コーチ, チェルシー
2022年9月8日にチェルシーの新監督に就任したグレアム・ポッター氏。それと同時に、5人のスタッフがチェルシーに加入することになった。
監督が変わる場合、アシスタントコーチ2~3名を元のクラブから連れくることはあるが、今回はそれに加えて、ゴールキーパーコーチ&スカウト担当と計5名をブライトンから引き抜く形となった。
ポッター監督が信頼を寄せる5人のスタッフ陣は、どのような人物なのか? 今回は、それぞれのパーソナリティを紹介していく。
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ビリー・リード(アシスタントコーチ)
スコットランド出身のリード氏。リード氏は元サッカー選手で1995年に引退後、スコットランドのハミルトンアカデミカルの監督を7年以上つとめた経験がある。2007-08シーズンにはスコットランド1部リーグで優勝し、スコットランド・プレミアリーグに昇格。その功績が認められ、PFAスコットランド・マネージャー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。その後、スウェーデンのエステルスンドでポッター氏のアシスタントとなり、スウォンジー、ブライトンで9年間共に働いている。チェルシーでもアシスタントコーチとして、ポッター監督を支える。
ビョルン・ハンベリ(アシスタントコーチ)
スウェーデン出身のハンベリ氏。2011年1月のエステルスンドからポッター氏と働いていて、10年以上苦楽を共にしている。ハンベリ氏は、ポッター氏のもとでトップチームのコーチとして働き、エステルスンドの4部リーグからトップリーグへの昇格に貢献。その後、スウォンジーシティに移り、ポッター氏とリード氏と共にEFLチャンピオンシップで10位という成績を残した。
ブルーノ・サルトール・グラウ(アシスタントコーチ)
スペイン出身で、元サッカー選手のサルトール・グラウ氏。アルメリアやバレンシアでプレーをした後、2012年夏にブライトンへ移籍。キャプテンとして、クラブを34年ぶりのトップリーグ昇格に導いた。2019年に現役を引退し、同クラブのシニアデベロップメントコーチに就任。当初、ポッター氏がチェルシーに行った場合、ブライトンの暫定監督に就任する可能性があると噂されていたが、彼と共にチェルシーに来ることを決断した。
ベン・ロバーツ(ゴールキーパーコーチ)
イングランド出身のロバーツ氏。ミドルズブラのゴールキーパーとして、1997年のFAカップ決勝でチェルシー戦に先発出場したこともある元サッカー選手。1991年にミドルズブラでプレーを始め、様々なチームでプレーを経験。2003年にはブライトンでもプレーをしていた。2009年にゴールキーパーコーチとしてヨーヴィルタウンに行き、2015年にはブライトンのトップチームのゴールキーパーコーチに就任。デイヴィッド・ストックデール、マシュー・ライアンら多くのゴールキーパーの成長を支えた。
カイル・マコーレー(スカウト)
スコットランド出身のマコーレー氏。元サッカー選手で、キャリアの大半をスコットランドで過ごし、ピーターヘッド、アロアアスレチック、エルジンシティでプレーをした。その後、スウェーデンでポッター監督が率いるエステルスンドでパフォーマンスアナリストとして従事し、スウォンジーシティとブライトンでも同様の職務を担っていた。これまで10年間ポッター氏のもとで働いた経験があり、彼の理念やプレースタイルに精通している。また今回は、スカウト担当としてチェルシーに入ることになった。ポッター監督は、
「彼は、スタッフの一人で、10年来の付き合いなんだ。私のことをよく知っているし、オーナーと役員会の間で必要な多くの会話は彼を通じて行うことができる」
とオーナー陣と監督の間に入る『パイプ役』を担うようだ。
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なお、アシスタントコーチのアンソニー・バリー氏と、ゴールキーパーコーチのエンリケ・イラーリオ氏は、引き続きトップチームのサポートを行っていく。
就任後1試合(UCL・ザルツブルク戦)しか指揮を執らないままインターナショナルウィークに入ってしまったポッター監督。セットプレーからの決定力不足、失点の多さなど、改善点が多くあるチェルシー。付き合いが長い5人のサポートを受けながら、どのようなサッカーで立て直していくのか。10月1日のクリスタルパレス戦から本番が始まる。
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