3失点でリーズに完敗のチェルシー。メンディの大きなミスとディフェンスラインの補強についてトゥヘル監督が言及

3失点でリーズに完敗のチェルシー。メンディの大きなミスとディフェンスラインの補強についてトゥヘル監督が言及

2022年8月21日にプレミアリーグ2022-23第3節が行われ、チェルシーはアウェイでリーズユナイテッドと対戦。結果は3対0で、チェルシーが今シーズン初の黒星となった。

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スターティングメンバーは、メンディ、ジェームズ、シウバ、クリバリ、ロフタスチーク、ジョルジーニョ、ギャラガー、ククレジャ、マウント、スターリング、ハヴァーツでフォーメーションは3-4-3。

サブメンバーは、ケパ、アンパドゥ、アスピリクエタ、チャロバー、チルウェル、チュクエメカ、オドイ、プリシッチ、ツィエク。

開幕戦、白星。2戦目引き分けと、難しい試合ながら勝ち点を積み上げてきたチェルシーは、昨シーズンリーグ2勝と勝ち越していたリーズユナイテッドと対戦した。

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試合は、序盤からチェルシーがショートカウンター気味の攻撃で、得点を狙っていった。開始1分には、スターリングがカットインからシュートを放ったが、これは惜しくもゴールマウスを外れてしまう。また、前半15分にはスターリングがゴールネットを揺らすもオフサイドで、チェルシーでの初ゴールはならなかった。

勢いに乗っていたチェルシーの攻撃陣だったが、前半33分にバックパスを受けたメンディが、プレスをかけてきたブレンデン・アーロンソンにプレスを掛けられ、フェイントでかわそうとするもボールを簡単に奪われ、無人のゴールに蹴り込まれて、先制を許してしまう。

この大きなミスにより、エランドロードの観客たちは一気に沸き、その後押しを受けるように、リーズユナイテッドの選手たちも勢いに乗った。前半38分には、セットプレーからロドリゴのヘディングシュートが右隅に決まり、チェルシーは2失点で前半を終えた。

2得点以上が必要となった後半、トゥヘル監督はフォーメーションを変更。中央のギャラガーを右に出し、ロフタスチークを中央に置いて、攻撃を仕掛けるが、上手く機能せず。加えて、後半19分にはツィエク、プリシッチを投入するもゴールマウスを脅かすことはできなかった。

逆に、後半24分にはショートカウンター気味にリーズユナイテッドの攻撃を受け、最後はジャック・ハリソンに決められて3失点。後半40分には、クリバリが2枚目のイエローカードで退場するなど、全く良いところを披露できず敗北した。試合後トゥヘル監督は、

「最初の20分で試合に負けたと思う。1-0や2-0でリードするのに十分な決定機を作った。しかし、規律を失い、自分たちのやりたいことや最初の20分でうまくいったことを繰り返すことができなくなってしまった。試合を支配していたのは我々だったが、セットプレーからのゴールと大きなミスで失点。自分の仕事は、チャンス、ビッグチャンスを生み出せるような構造を作ること、そして相手にビッグチャンスを与えないことだ。その両方ができたけど、結果として3-0で負けたのだから、分析するのは少し難しい」

と試合の序盤はチェルシーがペースを握っていたが、そこで得点をすることができず、大きなミスとセットプレーからの失点で相手に自信を与えてしまった。加えて、ミスを犯してしまったメンディについても言及した。

「彼は自分のことを分かっていると思う。こういうミスの場合、それについて話す必要があるのかどうか、分からない。メンディは自分自身を理解しているし、彼を守ることとは何の関係もない。世界中の誰もがあのミスを見ている。試合の大事な時間帯での大きなミスだし、一番残念に思っているのは彼なんだ」

と話した。ただ、メンディは足元の技術について、それほど能力が高くないのにも関わらず、危険なエリアでこのような判断ミスをする場面がある。CL準決勝ファーストレグのレアルマドリード戦でもパスミスから失点をするなど、対戦相手からもウィークポイントとして確実に分析されているのが分かる。ストッパーとしては世界最高峰の実力だが、足元の技術は厳しいメンディ。このようなミスを繰り返していることに対し、対話やケパを起用するなど、何かしらのテコ入れをしなければ、今後もミスをする可能性が高い。

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また、ディフェンスラインの補強について聞かれると、

「待つ必要がある。移籍期間はまだ開いているが、どんどん遅くなっているから、自分たちが持っているもの、できることに集中する必要があるんだ」

現在、レスターシティに所属するウェズレイ・フォファナの獲得に動いているが、まだ時間が掛かることを示唆。トゥヘル監督は、“敗北は私たちが招いたもの”と残し、記者会見を後にした。ミス、無得点、クリバリの退場と全く良いところがなかったチェルシー。これが、今季ワーストの試合になってくれることを願うしかない。

・トゥヘル監督はチェルシーで指揮を執ってから、リーグ戦において3点以上差で負けたのが今回で3回目

・トゥヘル監督はリーグ60試合目の指揮を達成。最初の30試合は失点17でしたが、その後30試合は34失点と倍の失点数

・コナー・ギャラガーはチェルシーで初先発