チェルシーのオーナーは誰に!? 最終候補は4グループに絞られる
ロマン・アブラモビッチ氏に代わり、チェルシーの次期オーナーは誰になるのか。4月14日までに、4つのコンソーシアムからの最終オファーが提出されたと、GOALやフォーブスが報じた。以下の4グループが、最終候補に残っている。
トッド・ベーリー氏
ロサンゼルス・ドジャースの共同所有者であるベーリー氏。その後、同じく米国の億万長者で、ボーリーの長年の仲間であるマーク・ウォルター氏も入札に参加。そして、約600億ドルの資産を運用しているクリアレイクキャピタルもコンソーシアムに加わった。
リケッツ家
MLBシカゴカブスのオーナー、リケッツ家と金融サービス会社シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏が共同で入札。そして、アメリカ最大級の住宅ローン融資会社クイックンローンズの創業者であるダン・ギルバート氏にも加わった。しかしリケッツ家は、米国のドナルド・トランプ前大統領を支持する姿勢やイスラム教徒への差別的な発言によって、多くのチェルシーサポーターから批判を浴びている。その中で、クラブを買収できた場合の公約を発表し、『サポーターの同意なしにクラブの名前、バッジと紋章、チェルシーブルーを変更しない』、『欧州スーパーリーグには絶対に参加せず、常にチェルシーの安全性と遺産を保護する』などを約束した。
ティーブン・パリューカ氏
NBAセルティックスのオーナーであるパリューカ氏。ボストンを拠点とする投資会社ベインキャピタルの共同会長も務めている。チェルシーを買収するという彼の入札については、ほとんど知られていない状態だったが、最終的に入札に参加。そしてコンソーシアムには、カナダ企業メープルリーフスポーツ&エンターテインメントのオーナーを務めるラリー・タネンバウム氏にも加わったと報じられた。また、ジョン・テリー氏を含むファンや元選手からなる『トゥルーブルースコンソーシアム』もこの買収計画を支持していると伝えられている。しかし、パリューカ氏は、セリエAに所属するアタランタの株式を55パーセント保有しており、欧州サッカー連盟の規則では同じ大会に参加するチームは、同一人物による経営やマネジメントを受けられないと記されており、この問題に直面する可能性がある。
マーティン・ブロートン氏
ブリティッシュエアウェイズの元会長で、プレミアリーグのリヴァプールでも会長を務めた経験のある実業家のブロートン氏と世界陸連の会長であるセバスチャン・コー氏からなるコンソーシアム。投資銀行家のマイケル・クライン氏やクリエイティブアーティスツエージェンシー、エボリューションメディアキャピタルからの支援を受けている模様。
今後4つのグループの中から、オーナーが決定することになり、最終的にはジョセフ・ツァイ氏がブルックリンネッツに支払った25億ポンド(約4100億円)を上回る、史上最高額のスポーツチーム取引になる予定。チェルシー買収問題も大詰めを迎えている。
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