チェルシーがノリッジシティを下しリーグ4連勝。ハーフタイムに交代したアスピリクエタの状態は?
2022年3月10日(日本時間11日)にプレミアリーグが行われ、チェルシーはノリッジシティと対戦(アウェイ:キャロウロード)。結果は1対3(ノリッジシティ:プッキ。チェルシー:チャロバー、マウント、ハヴァーツ)で、チェルシーがリーグ4連勝を達成した。
スターティングメンバーは、メンディ、チャロバー、シウバ、クリステンセン、アスピリクエタ(ロフタスチーク、後半開始~)、ジョルジーニョ、コバチッチ(カンテ、後半40分~)、サウール、マウント、ヴェルナー(ルカク、後半41分~)、ハヴァーツでフォーメーションは3-4-3。なお、チルウェル、ジェームズは怪我のため欠場となった。
FAカップ準々決勝の影響で前倒し開催となった今試合。試合前には、イギリス政府によるロマン・アブラモビッチオーナーの資産凍結というネガティブなニュースが舞い込むなど、選手たちは試合だけに集中することが難しい状態となっていた。
しかし、その不安を払しょくしたのがチャロバー。前半3分、左コーナーキックのチャンスから、チャロバーが上手くヘディングで合わせ先制。その11分後には、ハヴァーツがボックス左で相手ディフェンダーを引きつけ、中央に入ってきたマウントにパス。それを丁寧に、ゴール右上にシュートし、0対2。その後もチェルシーペースで試合は進んだが、3点目は奪えず2点のリードで前半を終えた。
後半からは、体調不良のアスピリクエタに変わり、ロフタスチークが右サイドを務めることになり、中々右サイドでの攻撃が機能しなくなっていた。また、ノリッジシティが3バックから4バックにフォーメーションを変更したことにより、流れはノリッジシティペースで進んでいくことになった。
後半24分には、ペナルティーエリア内で、クロスボールを腕でチャロバーがブロックしたことで、ノリッジシティがPKを獲得。これをプッキが右隅に決め、1対2と緊迫した展開に。ペースを掴まれたチェルシーは後半40分にカンテを投入。この采配が功を奏し、後半45分にはカンテがボックス付近まで運び、中央にいたハヴァーツにラストパス。ファーストタッチから左足を振り抜き、ゴール左上隅に叩き込んだ。このまま試合は終了し、1対3でチェルシーが勝利。試合後トゥヘル監督は、
「前半は素晴らしかったね。0対2でリードしていたのに、後半は0対3か0対4でもう(試合が)決まっているようなプレーをしてしまった。プレミアリーグでは、まず2点差で決まることはないのにね。後半、相手はより強く変化した。彼らはもう失うものは何もなかったから、よりリスクを冒してきたんだ。我々は適応するのに少し苦労し、突然、失点してしまった。決して終わりはないのだと、みんなが思い知らされたよ。もちろん、制裁措置のことで気が散ることはたくさんあったし、それを感じることもできた。このような状況下でも、このようなパフォーマンスを発揮してくれたことを誇りに思う。アウェイで勝利を生み出すことができて嬉しいね」
と試合前に混乱が生じる事態となったが、選手たちはそのような状況の中でも素晴らしいパフォーマンスしたと賞賛した。また、前半で交代したアスピリクエタの状態については、
「ハーフタイムに調子が悪くなっていた。胃の調子が悪く、顔色も悪かったので、交代させることにした。また、プリシッチも調子が悪く、体調を崩していた。今朝は体調が良くなかったので、家で休養とらせた。すぐに戻ってくることを期待したいね」
不安な状況が続く中でも試合は続いていく。2日後にはホーム・スタンフォードブリッジでニューカッスルユナイテッドとの対戦が予定されている。一刻も早く事態が収拾し、選手や監督がサッカーに集中できる環境を取り戻してほしい。
・ハヴァーツは今試合で、ゴールとアシスト両方を記録。これは今シーズン初めてのこと
・マウントは今シーズンのノリッジシティ戦で4ゴール、2アシストを記録。プレミアリーグ1シーズンで、同じチームから6得点に関与したチェルシーの選手としては3人目(フランク・ランパード2009-10アストンビラ、ディエゴ・コスタ2014-15スウォンジー)
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