ローン先のサウサンプトンで活躍中のアルマンド・ブロヤ。来シーズンはルカクらとポジションを争う可能性が高い
U-9からチェルシーのアカデミーに加入し、下部組織でプレーしてきたアルマンド・ブロヤ(20歳、アルバニア代表、FW)。
昨シーズンは、オランダのフィテッセにレンタル移籍し、34試合に出場して11ゴールを挙げる活躍を見せると、2021年7月にはチェルシーと2026年までの長期契約を結んだ。ブロヤは、
「小さい頃からここにいて、自分にとっては夢のクラブなんだ。アカデミーで全ての年齢層を経験しているから、チェルシーのことはよく理解している。大好きなクラブと長期契約を結ぶことができて嬉しいし、これからのチェルシーでの生活を楽しみにしているよ。契約というサッカーの側面を取り除くことで、自分自身とチームメイト、そして目の前のことに集中できるのは嬉しいことだから、早く更新して、今は何のストレスもなく自分のサッカーに集中できるようになったことに満足している」
と喜びに満ちていた。そして今シーズンは、出場機会を増やすためプレミアリーグのサウサンプトンにシーズンローンで加入し、ここまでプレミアリーグ16試合に出場し5ゴールを記録。なお今シーズン5得点を決めた選手の中では、最年少(20歳123日)となっており、大器の片鱗を覗かせている。
2022年1月12日のブレントフォード戦で得点を挙げたブロヤは、
「サウサンプトンでは本当にうまくいっている。監督、選手、みんなが毎日僕を助けてくれているんだ。私と家族にとって本当に素晴らしい瞬間だし、この機会を与えてくれたことに本当に感謝している。私は自分自身とチームのことに集中し、できるだけ良い結果を残そうと努力している。あまり浮かれることなく、前進していくつもりだよ」
と謙虚な姿勢を見せた。191センチの長身を活かして中央で得点を量産するブロヤ。サウサンプトンの指揮官であるハーゼンヒュットル氏は、彼を高く評価しており“契約延長を希望している”と話したが、チェルシーも当然ブロヤを高く評価しており、放出する予定はない。
近い将来、ルカクやヴェルナー、ハヴァーツらとのポジション争いに割って入る可能性が高いブロヤ。今後の成長が楽しみな選手の一人だ。
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