ハヴァーツがドイツ西部の洪水被災者へ支援を表明。その理由とは?
カイ・ハヴァーツは、今年7月にドイツで起きた洪水被害に苦しむ被災者への支援を表明。被災した人々のために、寄付やチャリティーオークションを行う。ハヴァーツは、BBCのインタビューでこのように答えた。
「洪水のことを考えると、私よりも難しい時を過ごしている人たちがたくさんいます。父から“3~4日間激しい雨が降っている”と電話がかかってきたときは、正直に言って真剣に受けとめませんでした。その地域では、時々そうなることがあったからです。でも、父からビデオと写真が送られてきたものを見たら、それはとてもひどいものでした。全てが浸水し車が浮かんでいて、人は水の中にいました。
私の家族はこの地域に住んでいて、その辺りにはホームレスになってしまった人々がたくさんいることも知っています。彼らは全てを失い、寝る場所がありません。あるいは、家に電気が通らず、食べ物や衣服も持っていな人たちがいます。だから私は、支援をするべきだと思っています」
ハヴァーツが生まれ育ったアーヘンの近くでも大きな被害が出ており、家族は今でもそこで暮らしているため、他人事ではないと考えた。またドイツの専門家などからは、今回の災害は気候変動がもたらしたものと指摘しており、都市やインフラの構造面で十分な対策が採られていなかったことが被害の拡大に繋がったという。ハヴァーツは、
「私たち人間が、気候変動を変えることができると思っています。今後数年間で、気候変動について多くを学んでいきたいです」
と話した。昨シーズン、レバークーゼンを離れ、チェルシーでプレーすることを決意したハヴァーツ。母国で起きた水害を支援するため、20万ユーロ(約2600万円)の寄付を行うほか、プレミアリーグ第2節のアーセナル戦で着用した特別仕様のスパイクを100足作り、チャリティーオークションにかけている。
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