FAカップ3回戦は5得点でチェルシーが快勝。17歳のルイス・ホールが先発した理由は?

FAカップ3回戦は5得点でチェルシーが快勝。17歳のルイス・ホールが先発した理由は?

2022年1月8日(日本時間9日)に開催されたFAカップ3回戦、チェルシー対チェスターフィールド(ホーム・スタンフォードブリッジ)は、5対1(チェルシー:ヴェルナー、オドイ、ルカク、クリステンセン、ツィエク。チェスターフィールド:アサンテ)でチェルシーが4回戦進出を決めた。

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チェルシーのスターティングメンバーは、ベッティネッリ、クリステンセン(ベイカー、後半14分〜)、サール、ホール、ツィエク、プリシッチ(ヴェイル、後半13分〜)、サウール、コヴァチッチ(C)(ロフタスチーク、後半開始〜)、オドイ(バークリー、後半21分〜)、ルカク(ハヴァーツ、後半開始〜)、ヴェルナーでフォーメーションは3-5-2。

なお、チルウェル(※前十字靭帯の手術を行ったため今シーズンの復帰は困難)は怪我、そしてカンテ、シウバは新型コロナウイルスの陽性で欠場となった。

試合は開始6分に、ヴェルナーのゴールでチェルシーが先制。そして、前半18分にはヴェルナーの高い位置でのボール奪取から左サイドでボールを受けたオドイがカットインし、コントロールシュートで2対0に。また、その2分後には、この日シニアデビューとなったホールが攻撃に参加し、ボックス左から折り返すと、これをゴール前のルカクが難なく流し込み3得点目をあげた。さらに前半39分には、ホールのミドルシュートをゴールキーパーがセーブするが、詰めたクリステンセンがヘディングシュートで流し込み、前半だけで4対0と試合を決めた。

そして後半10分には、プリシッチの仕掛けからPKを獲得。それをツィエクが決め、5対0と大量リードすると、チェルシーは後半21分までに5人の選手を交代。出番が少ない選手たちが多く、中々連携が上手くいかない状況になり、後半35分には、チェスターフィールドのアサンテにゴールを決められるが、その後は失点することなく、5部に所属する相手に快勝した。

トゥヘル監督は、

「チームの姿勢と出だしに満足している。力強いスタートで、非常に早い段階で試合を決定づけた。これこそが望んでいたことだよ。5対0の時点で、重要なポジションで選手交代を余儀なくされ、リズムと自信を失った選手が何人かいた。だから、最後の20分は、もう少しチャンスを増やして、もっと正確なフィニッシュが欲しかったが、やるべきことはやったよ」

と話した。また17歳のホールを先発起用した理由については、

「彼のパフォーマンス、トレーニングでの姿勢、そしてクオリティの高さが先発の理由だよ。彼はとても落ち着いていて、ポゼッションゲームやスモールサイドゲームでのトレーニングはとても良かったから、先発するにふさわしかった。リュディガー、アスピリクエタ、アロンソたちには休息が必要だったんだ」

と明かした。ホールは17歳122日という若さでシニアデビューを果たし、チェルシー公式サイトでは、マンオブザマッチに選出。今後の活躍にも期待したい。

・ベイカーは、チェルシーにおいて2014年FAカップ3回戦・ダービーカウンティ以来の出場(8年3日前)

・ホールは、17歳122日でFAカップ初先発。FAカップにおいて、チェルシーで最年少出場記録