「家族全員がチェルシーファン!」2025年まで契約を延長したアルフィー・ギルクリストが明かす、アカデミー入団の経緯

「家族全員がチェルシーファン!」2025年まで契約を延長したアルフィー・ギルクリストが明かす、アカデミー入団の経緯

チェルシーU-21のキャプテンを務めるアルフィー・ギルクリストが、2025年夏までの契約延長に合意した。少年時代からチェルシーのサポーターだったギルクリストは、U-11でアカデミーに入団し、コブハムのユースを経て成長。

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2020-21シーズンにはU-18のレギュラーに定着し、プロ契約を締結。今夏に行われた米国でのプレシーズンにも帯同し、レクサム戦とフルハム戦に出場。9月17日に行われたプレミアリーグのボーンマス戦では、サブメンバー入りを果たしていた。

今回、19歳のギルクリストが新契約締結の喜び、U-11でチェルシーアカデミーに入団した経緯、家族全員がブルーズ、トップチームで学んだことなどについて話をした。まず今回の契約延長については、

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「フロントに呼ばれて新しい契約ができたと言われ、大きな達成感があったんだ。特にチェルシーのファンで、このクラブが大好きだから、なおさら特別なことだよ。家族全員チェルシーが好きで、父は今でも一緒に来てくれるし、祖父も大好きなんだ。以前はシーズンチケットを持っていたんだけど、今は自分が手配してあげているんだ!」

と家族全員が生粋のブルーズだということを明らかにした。幼少時代には、QPRの下部組織に所属していたこともあったが、その時チェルシーと対戦したことがきっかけで、アカデミーに入ることになったという。

「U-9で少しここ(チェルシー)にいて、QPRに行くことになったんだ。そして、チェルシーと対戦したときに、良いパフォーマンスをしたんだ。その時に、以前から知っているチェルシーのスカウトマンが試合後に話をしてくれ、チェルシーに戻るチャンスをくれた。それ以来、チェルシーの一員としてすべてを知り、クラブの運営も理解してもっと好きになった。本当にいいところだよ!」

ギルクリストは、QPRのユースチームでプレーしていた数年間も、定期的に家族とチェルシーの試合を観戦。家族全員が今回の契約延長を喜んでいることは間違いない。

-チームを助ける勇敢なリーダー-

ギルクリストのメインポジションはセンターバック。ここ数年、レジェンドのジョン・テリー氏から、技術を習得するためのヒントを定期的に教えてもらいながら、着実に成長。今夏には米国でのプレシーズンに帯同し、マウリシオ・ポチェッティーノ監督にもアピールできている。

「彼が選手たちに求めているのは、努力すること、詳細とコミュニケーションに集中すること、そして何事も早めに実行することなんだ。U-18からU-21になるのは大きなステップだし、トップチームに上がるのはさらに大きなステップ。レベルも激しさも、休む暇もなく、ただひたすらトレーニングをする。選手たちのキレの良さは格別だから、より速く働く必要があるね。

(トップチームに合流し)物事を早く見ることができるようになったのは間違いない。ボールを動かして、より良い角度を見つけなければならないから、U-21チームに戻ったときにも役立つんだ。周りの若者を助けることができるし、彼らにより多くを求めることができる」

U-21ではキャプテンとして、リーダーシップを発揮。チームを助けることが使命だとも明かしている。

「例えキャプテンマークを巻いていないときでも、みんなを助け、コミュニケーションをとる責任を感じているし、それによって自分のプレーも向上していく。自分は、体を張るのが好きな勇敢なディフェンダーで、コミュニケーション能力が高く、リーダー的存在、ボールをうまく扱えて攻撃の起点になる存在だと思っている」

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彼の目標は当然、『チェルシーのトップチームでプレーをすること』。生粋のブルーズであるギルクリストのリーダーシップは、テリー氏から受け継がれており、将来スタンフォードブリッジでキャプテンマークを巻く可能性が高い選手の一人になるだろう。

Source:Chelsea FC