プレミアリーグ開幕戦のリヴァプール戦をドローで終えたチェルシー。ジェームズの途中交代&ケパがメンバー外になった理由は?

プレミアリーグ開幕戦のリヴァプール戦をドローで終えたチェルシー。ジェームズの途中交代&ケパがメンバー外になった理由は?

2023年8月13日(日本時間14日)に、2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕戦が行われ、チェルシーはホームでリヴァプールと対戦。結果は、1対1の引き分けに終わった。

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スターティングメンバーは、サンチェス、ディサシ、シウバ、コルウィル、ジェームズ、フェルナンデス、ギャラガー、チルウェル、チュクエメカ、スターリング、ジャクソンでフォーメーションは3-5-2。

サブメンバーは、ベルグストロム、ギュスト、ククレジャ、マートセン、サントス、ウゴチュク、ムドリク、マドゥエケ、バーストウ。

昨シーズン12位という結果で終えたチェルシー。マウリシオ・ポチェッティーノ監督になり、選手も一新され、新シーズンをスタートした。

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試合は前半18分に先制点を許してしまう。マクアリスターのミドルレンジのパスを右サイドのサラーが絶妙なトラップ。そこからボールを運ばれ、逆サイドからゴール前にスプリントしたディアスにラストパス。そのパスに反応したディアスに、滑り込みながらシュートを打たれて失点。前半29分には、スルーパスに抜け出したサラーをフリーにしてしまいネットを揺らされるが、VARのレビューの結果、オフサイド判定でノーゴールとなった。

ここからチェルシーは目が覚めたのか、攻撃に転じていく。前半37分には、右コーナーからの二次攻撃からボックス手前のチルウェルがゴール前のスペースへ浮き球のヘディングパスを落とすと、そこに飛び込んだディサシが右足で押し込み、デビュー戦で貴重な同点ゴールを決める。

さらに、その2分後には中央のスターリングの運びからフェルナンデスの背後へのスルーパスに反応したチルウェルがボックス内に侵入。飛び出したアリソンを冷静にかわしてシュートを流し込んだが、VARの結果、サラーと同じくオフサイド判定。前半を1対1で終える。

後半は序盤こそリヴァプールのペースだったが、徐々にチェルシーペースに変わり、ゲームをコントロールしていく。後半10分にはフェルナンデスの絶妙なラストパスに反応したチルウェルがボックス左に持ち込んでシュート。しかし、アリソンにセーブされてしまう。

その後、後半30分に筋肉に少し違和を感じたジェームズを変えて、ギュストを投入。4分後にはマートセンとムドリクを投入してゴールを狙いにいくが、最後まで得点を奪えず、両チームは公式戦7試合連続のドローで試合を終えた。

試合後ポチェッティーノ監督は、

「最初の15〜20分はリヴァプールの方が良かった。でも、その後はチェルシーがより快適にプレーできるようになり、自分たちのプレーの仕方、ポジション、トレーニングピッチで取り組んでいたすべてのことを行うことができた。得点をして、素晴らしいパフォーマンスと意欲を見せたし、勝利に値したと思う。リヴァプール相手に枠内に許したシュートが1本だけだったのは、選手たちを褒めるべきだろう。ただ、まだ始まったばかり。6週間一緒に仕事をしてきてクラブのあらゆる分野のすべてのスタッフに感謝したい」

とプレシーズンで行ってきたことをピッチで見せられたことを喜んでいた。また後半30分に交代したジェームズの状況については、

「彼は疲れていたんだ。3、4カ月間怪我で離脱していた彼にとって、プレシーズンも厳しいものになっていた。もちろんリスクを冒したくはなかったから、80分ほどプレーした後、少しリスクを取り除こうと思ったんだ」

と怪我のリスクを回避するために交代したと語った。またメンバー入りしなかったケパについては、

「昨日、私たちは話し合った。そして今シーズンのチェルシーにコミットしている選手全員を出場させるというのが私たちの決定。それが彼がメンバーから外れた理由なんだ」

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とシーズンローンでレアルマドリードへの移籍が近づいている状況の中で、プレーをさせない決断をした。リーグはスタートしたばかりだが、停滞していた昨シーズン終盤のパフォーマンスとは全く違った印象。チームの士気も上がっている新生チェルシー。これからのシーズンがとても楽しみだ。