アクセル・ディサシの獲得について合意【チェルシー1週間のニュース(2023年7月25日~7月31日)】
チェルシー1週間(2023年7月25日~7月31日)の主なニュースを紹介。TMGMとパートナーシップ契約、バディアシルの怪我の状態、M・スビメンディ(レアルソシエダ)の獲得を検討、前オーナー時代の財務問題についてUEFAに報告、R・サンチェス(ブライトン)の獲得に関心、PLサマーシリーズで優勝、A・ディサシ(モナコ)の獲得について合意などの動きがあった。
【7月25日】
TMGMとパートナーシップ契約
チェルシーは、オンライン・トレーディングおよび投資サービスのプロバイダーであるTMGMと複数年にわたるパートナーシップに合意した。TMGMは、3大陸で事業を展開する業界リーダーとして、規制遵守、技術革新、卓越した顧客サービスに重点を置く信頼性の高いCFD取引プロバイダーとして評価されている。チェルシーのチーフ・エグゼクティブであるクリス・ジュラセックは、
「この新しい関係は、私たちが共有するイノベーションへのコミットメントを一致させるものであり、私たちはこのパートナーシップを構築し、TMGMの素晴らしいオンライン取引サービスを私たちのファンに紹介することを楽しみにしています」
とコメント。このパートナーシップを通じて、チェルシーとTMGMは、FXプロバイダーとしてのTMGMのブランド認知と理解を促進するアクティベーションを創造する一方、TMGMのクライアントと地域全体のチェルシーファンに独占的なコンテンツ、イベント、体験を提供していく予定だ。(ChelseaFC)
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【7月26日】
バディアシルの怪我の状態
昨シーズン終盤にハムストリングを痛め、米国でのプレシーズンに参加できていないブノワ・バディアシル。しかし、怪我からの回復は予想以上に早く、来週から個人練習に復帰できる見込みのようだ。なおチェルシーは、プレミアリーグ第3節(ルートンタウン戦)から、彼を復帰させることを目指している。(Nathan Gissing)
【7月27日】
M・スビメンディの獲得を検討
モイセス・カイセド(ブライトン所属)の獲得交渉が難航しているチェルシー。彼を獲得できなかった場合に備えて、レアルソシエダに所属するマルティン・スビメンディ(24・スペイン・MF)の調査を開始したようだ。ソシエダの下部組織で育ったスビメンディは、2019年にトップチーム昇格。万能型の守備的ミッドフィルダーとして、昨シーズンは公式戦44試合に出場。リリース条項は、6000万ユーロ(約93億円)に設定されているようだ。(Fichajes)
【7月28日】
前オーナー時代の財務問題についてUEFAに報告
チェルシーの新オーナーは、クラブの前所有者時代の過去の取引に関する財務報告が不完全な可能性があることに気づき、UEFAに自己申告。チェルシーはUEFAの調査に協力し、分析を経て、和解合意を締結。報告された問題を解決するために、1000万ユーロ(約15億円)の罰金を支払うことで合意した。(UEFA)
【7月29日】
L・ウゴチェク獲得に合意
チェルシーは、レンヌに所属するレスリー・ウゴチュク(19・フランス・DMF)の獲得について合意したようだ。ウゴチェクは、レンヌの下部組織出身。17歳でトップチームデビューを飾り、昨シーズンは公式戦35試合に出場。移籍金は、2700万ユーロ程度(約42億円)で、チェルシーを買収したコンソーシアム「BlueCo」が株主となったストラスブールにローン移籍するかどうかの話し合いが、今後行われる。(The Athletic)
【7月30日】
R・サンチェスの獲得に関心
エドゥアール・メンディがアルアハリに完全移籍し、昨夏加入したガブリエル・スロニナもシーズンローンでベルギーのKASオイペンに加入間近と伝えられている中、チェルシーはケパと正ゴールキーパーを争うことのできる選手を獲得する方針だ。そのような中、獲得候補としてブライトンに所属するロベルト・サンチェスをリストアップし、既にクラブ間で交渉を開始した。
サンチェスは同クラブの下部組織出身で、2020年冬ごろから正ゴールキーパーとして出場していたが、今年3月ごろからその座をジェイソン・スティールに奪われていた。加えて、アンデルレヒトからバルト・フェルブルッヘンを獲得しており、今夏放出される可能性が高くなっている状況。サンチェス自身はブライトンを退団する意向があり、チェルシーへの移籍についても前向きなようだ。(Nathan Gissing、Fabrizio Romano)
【7月31日】
PLサマーシリーズで優勝
プレミアリーグの6クラブが参加したプレシーズンの親善トーナメントとなる『プレミアリーグ・サマーシリーズ』の全日程が終了し、チェルシーが2勝1分で優勝を果たした。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、
「勝つのはいつも良いことだね。試合開始からの選手たちのパフォーマンスと仕事に改めてとても満足している。忙しい時期ではあるが、選手もスタッフも良い仕事をしていると思う。非常に短い期間での4試合だったが、ドルトムント戦でも、それを続ける必要がある。前進をし続けて、プレミアリーグの開幕に向けて最高の状態にしていきたい」
と様々な選手を試しながら勝点7を獲得できたことを喜んだ。なお、『プレミアリーグ・サマーシリーズ』の最終順位は、1位チェルシー(勝点7・+3)、2位アストンビラ(勝点5・+2)、3位ニューカッスルユナイテッド(勝点5・+1)、4位ブライトン(勝点5・0)、5位フルハム(勝点3・-3)、6位ブレントフォード(勝点1・-3)となった。(Premier League)
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A・ディサシ獲得に合意
チェルシーは、モナコに所属するアクセル・ディサシ(25・フランス・CB)の獲得について合意に達した。ディサシはスタッド・ランスを経て、2020年夏にモナコに加入。昨シーズンは公式戦49試合に出場し、6ゴール・4アシストを記録。昨年末に行われたカタールW杯ではフランス代表に追加招集で初選出されてデビューを果たしていた。なお移籍金は4500万ユーロ(約70億円)になる予定だ。(The Athletic)
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