ルカクの2試合連続ゴールなどでリーズユナイテッドに快勝したチェルシー。負傷交代したコバチッチの怪我の状態は?
2022年5月11日(日本時間12日)にプレミアリーグが行われ、チェルシーはアウェイでリーズユナイテッドと対戦。結果は0対3(『チェルシー:マウント、プリシッチ、ルカク』)でチェルシーが勝利。リーグ戦4試合ぶりに白星がついた。
スターティングメンバーは、メンディ、チャロバー、クリステンセン、リュディガー、ジェームズ(アスピリクエタ、後半33分~)、ジョルジーニョ、コバチッチ(ロフタスチーク、前半30分~)、アロンソ、プリシッチ(ツィエク、後半33分~)、マウント、ルカクでフォーメーションは3-4-2-1。なお、チルウェル、オドイ、カンテは怪我のため欠場となった。
試合は、開始早々4分にチェルシーが先制する。リーズユナイテッドが前線からボール奪いにくる中、チェルシーはそれを上手くかわし、アロンソがハーフウェイライン中央にいたルカクへパスを供給。ルカクはマウントへ送ると、それを右サイドのジェームズに展開。ペナルティーエリアまで行き、タメを作ったマイナスの折り返しに走り込んできたマウントが、ダイレクトでゴール右上に突き刺し、0対1にする。
また前半24分に、リーズユナイテッドのダニエル・ジェームズがコバチッチの左足に危険なスライディングタックルを行い、レッドカードで退場。このプレーでダメージを受けたコバチッチは、前半30分にロフタスチークと交代することになってしまった。チェルシーは、数的優位を活かしボールを保持しながら追加点を狙っていくものの得点できず、前半を1点のリードで折り返す。
後半に入っても得点を目指すチェルシーは、ボール保持しながら多くのチャンスを作っていく。後半10分には、相手ペナルティーエリアでマウントがヒールでプリシッチにつなぐと、最後は左足でゴール左隅に丁寧に流し込み、0対2とリードを広げる。
その後も攻撃の手を緩めなかったチェルシーは、後半38分に中盤でボールを奪ったロフタスチークが右サイドのツィエクに展開。中央に折り返したボールをルカクが相手ディフェンダーをかわし、左足を振り抜きゴールイン。試合は0対3でチェルシーが快勝した。トゥヘル監督は、
「今日やったことは目新しいことではないが、ここ数試合よりもはるかに高いレベルの集中力だった。最初の1分からとても良いプレーができたし、集中力、決断力はとても満足している。チャレンジ精神が旺盛で、ディフェンスも勇敢で、お互いをサポートし合っていたため、90分を通してのパフォーマンスはとても満足できるものだったね。11対11でも相手を圧倒していたが、ピッチ上で1人多くなると、ボール保持が容易になる。しかし同時に、集中力のレベルを高く保つ必要があり、リーズユナイテッドは決して戦うことを止めないので、我々は非常に規律正しく、カウンターを許さないようにしなければならなかった。集中してプレーができていたから、非常に満足しているよ」
と久しぶりの勝利を喜んだ。またルカクの2試合連続ゴールについては、
「彼がまた得点してくれて嬉しい。ピッチに残ってゴールを決めたがっていたし、プリシッチとマウントのゴールも良かった。攻撃陣が持ち前の決定力を発揮できたことを嬉しく思っている。彼らにとっては重要なことだし、自信につながる」
と前線の選手がきちんとゴールを決めたことを評価。しかし、コバチッチの怪我の状態について聞かれると厳しい口調になった。
「足首を腫らしてかなり痛がっている。彼は、カラバオカップ決勝とFAカップ準決勝で同じ怪我をしている。検査を待つ必要があるが、次の試合に出場できる可能性は非常に低く、もちろんチームにとっては悪いニュースだ」
今シーズンは、同じ所を怪我し欠場を余儀なくされているコバチッチ。FAカップ決勝戦の出場も難しいとトゥヘル監督が明かした。中盤の選手が怪我などで中々揃わないチェルシー。2日後のFAカップ決勝・リヴァプール戦でカンテが復帰できるかどうかで、試合の内容も大きく変わりそうだ。
・チェルシーはリーグで勝点70に到達。勝点70以上の獲得は、2018-19シーズン(勝点72)以来
・マウントは今シーズン11ゴール、10アシストを記録。1シーズンのリーグ戦で20以上のゴールに関与したのは、2018-19シーズンのアザール以来
・チェルシーはリーグ戦4試合ぶりに勝利。また、リーグにおいて3ゴール以上を決めたのは4月のサウサンプトン戦以来
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