代表戦明けのブレントフォード戦は1対4とチェルシーが大敗。3失点した10分間に何があったのか?トゥヘル監督が説明

代表戦明けのブレントフォード戦は1対4とチェルシーが大敗。3失点した10分間に何があったのか?トゥヘル監督が説明

2022年4月2日にプレミアリーグが行われ、チェルシーはブレントフォードと対戦(ホーム:スタンフォードブリッジ)。結果は1対4(チェルシー:リュディガー ブレントフォード:ヤネルト×2、エリクセン、ウィサ)で、チェルシーが大敗した。

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スターティングメンバーは、メンディ、アスピリクエタ、シウバ、リュディガー、アロンソ(ジェームズ、後半10分〜)、カンテ(ルカク、後半20分〜)、ロフタスチーク、マウント、ツィエク、ヴェルナー(コバチッチ 、後半19分〜)、ハヴァーツでフォーメーションは4-2-3-1。なお、チルウェル、オドイは怪我のため欠場。加えて、プリシッチは代表戦の疲れを考慮して欠場となった。

代表ウィーク明けの一戦となった今試合。チェルシーのスタメンは、ロフタスチークとツィエク以外が代表戦を戦い帰ってきた選手となった。

試合は、勢いのあるブレントフォードが積極的に攻撃を仕掛け、チェルシーゴールに迫った場面があったが、得点は許さなかった。また、ブレントフォードのマンマーク気味の守備に苦戦していたチェルシーは、上手く攻撃を展開することができず、0対0で前半を終えた。

そして試合は、後半開始直後から動き始める。先制したのはチェルシー。リュディガーが後半3分に、敵陣中央から右足を振り抜くと、そのロングシュートが左のポストに当たってゴールイン。思わぬ形で先制点を手にした。

しかし、そこから主導権を握ったのはブレントフォード。先制したことで、気が緩まったのか、チェルシーの守備が機能しなくなり、先制から2分後にヤネルトがフリーでペナルティエリア付近から左足を振り抜きゴール。後半9分には、カウンターからエリクセンに左足で流し込まれ、逆転されてしまった。

チェルシーは、ジェームズ、コバチッチ 、ルカクを投入し得点を狙っていくが、それも実らず…逆に後半15分と後半42分に失点し、結果1対4という大差で敗れてしまった。試合後、トゥヘル監督は

「10分間コントロールを失い、その間に3失点をしてしまい試合に負けてしまった。リュディガーのゴールでリードしていたし、その時点まで完全に試合をコントロールできていたから、とても悔しい。先制点を取った後に守備をやめてしまった。これは非常に珍しいことで、もちろんチェルシーにとっては悪い意味で今日の勝負を決定づけてしまった」

と厳しい試合展開の中、先制した事で気が緩み、集中力が切れてしまったのでは無いかと話した。チェルシーは、1年前にも代表ウィーク明けのウエストブロム戦で5失点と大敗を喫した事があった。

「代表戦後にこのような状態になったのは初めてではないし、自分たちのリズムをつかみ、完全にコントロールできるようになるまでには時間がかかっていた。エネルギーが足りず、いつもなら強くプレーするところができていなかった。肉体的にも精神的にも疲れているように見えた。代表戦の後に試合をするのは大きなチャレンジだけど、優勝候補であり、ホームでプレーする以上、きちんと結果を出さなければならない。この試合に対する自分自身の期待もあまり高くなかったことは自覚しているが、リードしていたし、主導権を握っていたので、自分たちがどんどん良くなっているのを感じていたから、あんなことになるとは思っていなかった」

このような結果になったことは想定外だったと話した。次戦は、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのレアルマドリード戦(4月6日・日本時間7日)。時間は無いが気持ちを切り替えて、大一番に臨んでほしい。

・チェルシーのリーグ戦の連勝は5でストップ

・チェルシーは今シーズン初の4失点

・カンテはチェルシーで250試合の出場を達成