ジョアン・ペドロ、エステヴァン、デラップなど…2025年夏 チェルシーに加入した選手たちの評価は?

ジョアン・ペドロ、エステヴァン、デラップなど…2025年夏 チェルシーに加入した選手たちの評価は?

2025年夏の移籍市場で、ジョアン・ペドロ、エステヴァン、リアム・デラップなど、13人の選手が加入したチェルシー。

Embed from Getty Images

今年1月1日には、2つのトロフィー(クラブワールドカップ、カンファレンスリーグ)獲得に貢献していたエンツォ・マレスカ氏が電撃退任。1月11日のチャールトン戦からリアム・ロシニアー氏が新指揮官となり、新たな時代が幕を開けた。

ここまで約5カ月間シーズンを戦い、プレミアリーグでは5位(10勝7分6敗・勝点37)、チャンピオンズリーグはリーグフェーズが終了し、6位(5勝1分2敗)でベスト16にストレートで進出。

加えて、カラバオカップでは準決勝(対アーセナル ファーストレグは2対3)に進出、FAカップは4回戦(ハルシティ)に進出するなど4つのコンペティションを戦っており、トロフィー獲得の可能性を残している。

今回はCLリーグフェーズを終え、終盤を迎える中、今夏に加入した選手たちのここまでのパフォーマンスの評価(S~C)していく。

J・ペドロは素晴らしいパフォーマンスでチーム内G/Aで1位

S評価】

ジョアン・ペドロ

ブライトンから5900万ユーロで加入したジョアン・ペドロ(24)。クラブワールドカップ開催中に加入し、準決勝(フルミネンセ)で2ゴール、そして決勝(PSG)で1ゴールを決めるなど、加入後即結果を残し、同大会の優勝に貢献。チェルシーは、エースストライカーだったニコラス・ジャクソンをレンタル移籍でバイエルンミュンヘンに放出し、彼をストライカーで起用する計画を立てた。

ブライトン時代にはトップ下のイメージも強かったが、本人はストライカーだと明言。献身的な守備に加えて、ストライカーとトップ下での起用にも対応。マイナーな怪我を抱えながらプレーをしていたこともあり、調子が上がらない時期もあったが、ここまで公式戦34試合に出場し、14ゴール・4アシストを記録。

CLリーグフェーズ最終戦となったナポリ戦では2得点をあげ、ラウンド16進出に大きく貢献している。チーム内のG/A(※ゴール&アシスト)はトップとなっており、2025年夏の補強では1番の当たりとなっている。

A評価】

エステヴァン・ウィリアン

2024年に移籍金3400万ユーロ+ボーナスでパルメイラスと獲得に合意し、昨夏18歳になったあとに正式にチェルシーに加入したエステヴァン(18)。パルメイラス時代から既に素晴らしい才能を持った選手として注目されており、2023年12月にトップチームデビュー。そこから公式戦83試合に出場し、27ゴール・15アシストを記録するなどの活躍を見せた。

母国を離れ、プレミアリーグでの初挑戦…当初は時間が必要かに思われていたが、適応力も抜群で2025年10月のリヴァプール戦では後半ロスタイムにゴールを決め、勝利に貢献。初挑戦のCLでもアヤックス戦、カラバフ戦、バルセロナ戦と3試合連続でゴールを決めるなど、既にスタンフォードブリッジのファンを魅了している。

体調不良や筋肉の軽い怪我もあったが、ここまで長期離脱はなく公式戦29試合に出場し、6ゴール・3アシストを記録。リーグ挑戦1年目で既に結果を残しており、今後もさらなる活躍が期待される。

【関連記事:チェルシーの新監督に就任したリアム・ロシニアー。どのようなキャリアを歩んできたのか?現役時代・監督歴・戦術などを紹介

B評価】

アレハンドロ・ガルナチョ

マンチェスターユナイテッドから4600万ユーロで加入したアレハンドロ・ガルナチョ(21)。マンチェスターUでは公式戦144試合に出場し、26ゴール・22アシストを記録していたが、ルベン・アモリム元監督のシステムに合わなかったことが要因となり、昨夏チェルシー移籍を決断した。

リーグに慣れていることもあり、加入直後から左WGで起用されると、ここまで公式戦25試合に出場し、6ゴール・3アシスト記録。カラバオカップ準決勝のアーセナル戦では2ゴールを決めるなど、インパクトを残している。しかし、先発出場はわずか9試合とネト、エステヴァンに先発の座を渡している状況。献身的な守備を評価するロシニアー監督にアピールしていく必要がある。

C評価】

ジェイミー・ギッテンス

ドルトムントから5500万ユーロで加入したギッテンス(21)。ムドリクがドーピング検査で陽性となり、長期欠場。その穴を埋めるため獲得した。彼はチェルシーやマンチェスターシティのユース育ちということもあり、プレミアリーグでもすぐにフィットするかに思われたが、特徴であるスピードを活かした攻撃が中々できずに苦戦。

本来右WGのペドロ・ネトが左で出場する場面も多く、信頼を勝ち取れていない印象。ここまで公式戦26試合に出場し、1ゴール・5アシスト。カラバオカップのウルブス戦では素晴らしいゴールを決めるなど、ポテンシャルは見せている。ロシニアー監督のシステムに柔軟に適応できるかどうかで、評価が大きく変わっていきそうだ。

ヨレル・ハト

アヤックスから4300万ユーロで加入したヨレル・ハト(19)。10代ながら古巣のアヤックスでは公式戦111試合に出場するなどの経験があり、フル稼働のククレジャのバックアップとして期待されていた。しかし母国を離れ新たなリーグでの挑戦に加えて、マレスカ元監督が求めるシステムにも苦慮し、信頼を勝ち取れず12月まではわずか9試合の出場に止まった。

転機となったのは、マレスカ氏退任。マクファーレン暫定監督は彼をマンチェスターシティ戦、フルハム戦で途中起用。ロシニアー監督も彼の起用に積極的で、ここまで6試合に出場するなど徐々にチャンスを与えられており、ここから評価を上げていきそうだ。

リアム・デラップ

イプスウィッチタウンから3500万ユーロで加入したデラップ(22)。同クラブでは昨季40試合に出場し、12ゴール・1アシストを記録するなど、戦力が整わないチームの中、孤軍奮闘でストライカーとしての役割を果たしていた。

チェルシーでも活躍が期待されていたが、昨年8月30日に行われたプレミアリーグのフルアム戦でハムストリングを負傷すると、そこから約2カ月間欠場。11月下旬には、CLリーグフェーズのバルセロナ戦で、チェルシー初ゴールを記録するも12月中旬のエヴァートン戦で肩を負傷し、再び怪我で欠場となってしまうなど不運な時間を過ごすことになった。

しかし肩の怪我は軽傷に終わり、今年1月のフルハム戦ではリーグ初ゴールを記録するなど、徐々にプレー時間を増やしてきており、ここまで公式戦19試合(2ゴール・1アシスト)に出場。エースストライカーとしての仕事は十分できておらず、ここからの巻き返しを期待したい。

ファクンド・ブオナノッテ

ブライトンからレンタル移籍という形で、移籍最終日に加入したブオナノッテ(21)。しかし、マレスカ元監督からの信頼を勝ち取ることができず、公式戦8試合(1ゴール・2アシスト)、プレータイムは518分間とチャンスを与えられずに1月16日にレンタルバックという形になった。

しかし、出場したカラバオカップやFAカップでは格下のチームながら、1ゴール・2アシストと数字もしっかりと記録しており、自らの仕事はしっかりとこなしていた。

【関連記事:わずか3カ月・公式戦8試合の出場でレンタルバック…ファクンド・ブオナノッテのチェルシー加入は何だったのか?

【評価なし

 ダリオ・エスーゴ 

スポルティングCPから2200万ユーロで加入したエスーゴ(20)。中盤の守備的なMFとして、カイセドのバックアップ選手として期待されていた。

しかし、昨年6月に行われたクラブワールドカップ時からチームに合流し、公式戦3試合に出場していたが、怪我をしてしまい途中離脱。満を持して、2025-26シーズンを迎えるかに思われたが…9月の代表ウィークでU-21ポルトガル代表として招集中に、右大腿部の筋肉に違和を感じ手術。

そして、今年1月にトレーニングに復帰したが、練習中に滑って転倒し再び怪我人リストに名を連ねてしまった。今季はここまで公式戦出場なしのため、評価ができない状態だ。

※データは2026年1月30日時点。ストラスブールにレンタル移籍したママドゥ・サール、ケンドリー・パエス、ユースで加入したジェシー・デリー、キアン・ベスト、2026年夏に加入予定のジオバンニー・クエンダは除く

Source:ChelseaFC、Transfermarkt