ポチェッティーノ氏と新監督就任についての条件面で合意【チェルシー1週間のニュース(2023年5月9日~5月15日)】

ポチェッティーノ氏と新監督就任についての条件面で合意【チェルシー1週間のニュース(2023年5月9日~5月15日)】

チェルシー1週間(2023年5月9日~5月15日)の主なニュースを紹介。ジョアン・フェリックス完全移籍のためククレジャ&オーバメヤンを譲渡!?、マテオ・コバチッチの売却を検討、グエイ移籍で売却額の20%がチェルシーに入る予定、U-20W杯にチェルシーから7名が選出、ノッティンガムフォレスト戦はドロー、マウリシオ・ポチェッティーノ氏と条件面で合意、チェルシー女子がFAカップで優勝などの動きがあった。

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【5月9日】

J・フェリックス完全移籍のためククレジャ&オーバメヤンを譲渡!?

チェルシーは、冬の移籍市場でアトレティコマドリードからジョアン・フェリックスをローンで獲得。ここまで公式戦17試合に出場し、3ゴールを記録している。そんな彼を来シーズン以降も確保したいと考えているチェルシーは、移籍金を引き下げるためにピエール=エメリク・オーバメヤンとマルク・ククレジャ、2選手の譲渡を検討しているようだ。

アトレティコマドリード側も2選手の獲得に関心を示しており、8800万ポンド(約148億円)とわれるフェリックスの移籍金を下げたいチェルシーにとっては朗報。なおフェリックス自身はプレミアリーグでのプレーを希望しているようで、完全移籍が叶わなかった場合は、来シーズンもローンでチェルシーに加入する可能性もあるようだ。(Evening Standard)

【5月10日】

M・コバチッチの売却を検討

2024年夏でチェルシーとの契約が満了となるマテオ・コバチッチ。チェルシー側は、残り1年を切る予定の選手との契約延長について消極的で、マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッド、バイエルンミュンヘンなどのクラブが、彼の獲得に関心を示していることから、適切なオファーがくれば売却する方針だとFootball Londonが報じた。

なお、2024年夏に契約が満了を迎える選手は、セサル・アスピリクエタ(DF)、マテオ・コバチッチ(MF)、ルベン・ロフタスチーク(MF)、メイソン・マウント(MF)、クリスティアン・プリシッチ(MF)、ピエール=エメリク・オーバメヤン(FW)となっている。

【関連記事:FFP規則を遵守するため選手の売却を計画しているチェルシー。今夏の放出候補選手は?

【5月11日】

グエイ移籍で売却額の20%がチェルシーに入る予定

2021年夏に移籍金1800万ポンド(約30億円)でチェルシーからクリスタルパレスに完全移籍したマルク・グエイ。ここまで同チームでは公式戦79試合に出場し、チームの守備をけん引しているが、今夏にアーセナルとトッテナムが獲得に関心を示しているようだ。

クリスタルパレスは、2019年夏にマンチェスターユナイテッドにアーロン・ワン・ビサカを売却した際の移籍金5000万ポンド(約84億円)を参考にしながら、同等の額をグエイの移籍金として求めている。加えて、チェルシーからクリスタルパレスに加入した際のグエイの契約には、売却条項が付随しているようで、今後移籍する際には売却額の20パーセントをチェルシーに支払わなければならないようだ。仮にグエイが5000万ポンドで他のチームに移籍した場合、チェルシーは1000万ポンド(約16億円)を手にすることになる。(Evening Standard)

12年連続でシーズンチケットを据え置き

チェルシーは、12年連続で大人用シーズンチケットの価格を引き上げないことを発表した。クラブは、スタンフォードブリッジの運営や試合の運営費などが、2018年以降31%上昇していることを発表。しかし、ファンが抱える生活費の上昇に配慮した結果、シーズンチケットの価格を据え置くことを決断した。(ChelseaFC)

【5月12日】

U-20W杯にチェルシーから7名が選出

FIFA U-20W杯 アルゼンチン大会が、2023年5月21日~6月12日に開催。チェルシーからは、カーニー・チュクエメカ、ハーヴィー・ヴェイル、バシール・ハンフリーズ、テディ・シャーマン=ロウがイングランド代表に選出。また、ガブリエル・スロニナ(アメリカ代表)、アンドレイ・サントス(ブラジル代表)、チェーザレ・カサデイ(イタリア代表)も選ばれている。

今大会は4カ国が6グループで構成され、グループステージ上位2カ国と3位の成績上位4カ国が決勝トーナメントに進出。日本では、J SPORTSとJ SPORTSオンデマンドで全試合生中継&ライブ配信され、日本代表戦と決勝はBSフジで放送される予定となっている。

【出場国】

グループA:アルゼンチン、ニュージーランド、ウズベキスタン、グアテマラ

グループB:アメリカ、エクアドル、フィジー、スロバキア

グループC:セネガル、コロンビア、日本、イスラエル

グループD:イタリア、ブラジル、ナイジェリア、ドミニカ共和国

グループE:ウルグアイ、イングランド、イラク、チュニジア

グループF:フランス、韓国、ホンジュラス 、ガンビア

【5月14日】

ノッティンガムフォレスト戦はドロー

プレミアリーグ35試合目が行われ、チェルシーはホームでノッティンガムフォレストと対戦。結果は、2対2の引き分けに終わりました。ランパード暫定監督は、攻撃時の課題、スターリング&チャロバーを評価、メンディ先発の理由、カンテ&コバチッチの怪我の状態などについて話しました。

【関連記事:スターリングが2ゴールも…ノッティンガムフォレストに引き分けたチェルシー。メンディの先発起用&カンテ欠場の理由は?

また、今試合で2ゴールを挙げたスターリングは、

「2対1になったのに勝てなかったことは、とても残念だった。前節のように勝点3を獲得したかったからね。残り3試合では、良い結果を出してポジティブな形でシーズンを終えたい。タフなシーズンになっているけど、クラブとサポーターのために良い形で締めくくりたいんだ」

M・ポチェッティーノ氏と条件面で合意

正式な監督を探しているチェルシーは、マウリシオ・ポチェッティーノ氏と新監督就任についての条件面で合意に至ったとThe Athleticやファブリツィオ・ロマーノ氏が報じた。現在は、クラブのレジェンドであるフランク・ランパード氏が暫定監督となっており、その時間を利用して、次期監督候補を選定していた。

ルイス・エンリケ氏やユリアン・ナーゲルスマン氏らも候補に挙がっていたが、最終的にはポチェッティーノ氏が、来シーズンよりチェルシーの指揮を執ることになった。加えて、ヘスス・ペレス氏とトニ・ヒメネス氏、ミゲル・ダゴスティーノ氏、そして息子のセバスティアーノ・ポチェッティーノ氏がスタッフとして加わる予定となっている。

【5月15日】

チェルシー女子がFAカップで優勝

チェルシー女子は、FAカップ決勝でマンチェスターユナイテッド女子と対戦し、1対0で勝利。3シーズン連続でFAカップを制した。エマ・ヘイズ監督は、

クラブが今年、オーナーの変更でどれだけ苦しんでいるか、男子チームが不振に陥っているのを見てきたので、オーナーも含めて、皆さんが笑顔になれるものを提供できた

と喜びのコメントを残した。なおウェンブリーで行われた今試合には、7万7390人の観客が集まり、女子サッカーの観客数としては世界記録となった。(ChelseaFC)