次期監督はポチェッティーノ氏が有力【チェルシー1週間のニュース(2023年4月18日~4月24日)】
チェルシー1週間(2023年4月18日~4月24日)の主なニュースを紹介。CLはベスト8で敗退、レクサムとプレシーズンで対戦、次期監督はマウリシオ・ポチェッティーノ氏が有力、マンチェスターユナイテッド戦の日程が決定、アンソニー・バリーコーチがバイエルンミュンヘンに加入、メイソン・マウントの動向にアーセナルが注視、ディエゴ・モレイラの獲得に成功か?などの動きがあった。
【4月19日】
CLはベスト8で敗退
CL準々決勝2ndレグが行われ、チェルシーはホームでレアルマドリードと対戦。結果は、0対2(トータル0対4)でチェルシーが敗北。2シーズン連続ベスト8で敗退した。試合後ランパード暫定監督は、60分間の好パフォーマンス、ミリトンのファウル、クラブは復活するなどのコメントを残した。
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また、キャプテンを務めたチアゴ・シウバは、
「悔しさ、失望、怒りがある。チャンピオンズリーグでの最後の試合かもしれないのに、あのような結果に終わってしまうのは悲しい。試合の流れからも悔しさが残るマドリードでの試合はとても難しいものだった。ここでは前半非常にいいプレーをして、試合をコントロールし、相手のゴールチャンスを阻止した。だけど、レアルマドリードのようなチーム相手に得点を奪えなければこういう結果になる。ボールをネットに入れられない理由はよくわからない。でも、攻撃陣だけを責めてはいけない、守備陣にもチャンスはあったのだから…。前半の終わりにはククレジャにもチャンスがあったし、彼が決めれば後半は違う試合になっていた。でも、それがサッカーなんだ」
契約を2024年夏まで延長したシウバ。来季はCLに出場がすることができない可能性が高く、寂しい気持ちだと話した。
【4月20日】
レクサムとプレシーズンで対戦
チェルシーはプレミアリーグのサマーシリーズに先立ち、7月19日に米国でライアン・レイノルズ氏とロブ・マケルヘニー氏がオーナーを務めるレクサムと試合を行うことが決まった。レクサムは、先日ナショナルリーグ(5部)からフットボールリーグ(4部)に昇格することが決まり、大きな注目を集めているクラブ。なお、チケットの売り上げの一部が、UNCチルドレンズホスピタルの小児血液腫瘍学クリニックに寄付される予定となっている。(ChelseaFC)
【4月21日】
バリーコーチがバイエルンミュンヘンに加入
チェルシーでコーチを務めていたアンソニー・バリー氏が、バイエルンミュンヘンに加入した。2022年9月までチェルシーを率い、現在バイエルンミュンヘンで指揮を執るトーマス・トゥヘル監督のリクエストが実現した形となった。トゥヘル監督は、
「本当に彼をここに連れてきたかった。パーソナリティ、試合と仕事に対する愛情、情熱、すべてを兼ね備えている。そして、小さな練習でのクオリティとエネルギーが、選手たちにも伝わっている。またトレーニング、プレゼンテーションにおけるクオリティは、チェルシーでの私にとってはまったく新しいレベルだった」
とバリー氏のコーチングを絶賛した。両クラブ間で交渉が続いていたが、チェルシーに約100万ユーロ(約1億5000万円)の賠償金を支払ったことで成立。チェルシーではトゥヘル氏の元、CL優勝などに貢献していた。(90min)
次期監督はポチェッティーノ氏が有力
チェルシーは次期監督候補として、バーンリーで監督を務めるヴァンサン・コンパニ氏、元バイエルンミュンヘン監督のユリアン・ナーゲルスマン氏、トッテナムやPSGで監督務めてきたマウリシオ・ポチェッティーノ氏、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督の4名を最終候補に選出。しかし、有力候補と見られていたナーゲルスマン氏が複数回の交渉を経て撤退し、3人に絞られたようだ。
そのような中で、交渉が最も進んでいるといわれているのが、ポチェッティーノ氏。彼は、2009年1月に古巣エスパニョールで監督のキャリアをスタートさせ、サウサンプトンとトッテナムを経て、2021年1月にPSGの監督に就任。リーグ、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)、トロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)と3つのタイトルを獲得したが、CLでの成績不振により2022年7月に解任。その後はフリーとなっている。(Times、Evening Standard、Telegraph)
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【4月22日】
マンチェスターユナイテッド戦の日程が決定
マンチェスターユナイテッドがFAカップ準決勝に勝ち上がったことで、4月22日に開催予定だったプレミアリーグの試合が延期。その試合が、5月25日20時(※日本時間26日4時)に開催されることが決定した。
チェルシーは、ブレントフォード、アーセナル、ボーンマス、ノッティンガムフォレスト、マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッド、ニューカッスルユナイテッドと7試合が残っており、特に最後から3つは厳しい戦いになることが予想される。(Premier League)
【4月23日】
D・モレイラの獲得に成功か
チェルシーは、ベンフィカに所属するディエゴ・モレイラ(18・ポルトガル・WG)の獲得に成功したようだ。彼は左利きのウィンガーで、両サイドでプレーが可能な選手。ドリブルを最大の強みとしており、元マンチェスターユナイテッドのナニを彷彿とさせる選手として注目されている。今シーズンは下部リーグなどで、公式戦25試合に出場し、3ゴール・4アシストを記録。2023年夏でベンフィカとの契約が満了するモレイラ。チェルシーにはフリーで加入する予定だ。(Record)
【4月24日】
M・マウントの動向にアーセナルが注視
2024年夏までの契約となっているメイソン・マウント。チェルシーとの契約延長が難航していることから、多くのビッククラブがその動向を注視している。そのような中、現在プレミリーグで首位に立っているアーセナルが、彼の獲得の可否について問い合わせを行ったようだ。リヴァプール、ニューカッスルユナイテッドも獲得に関心示しており、チェルシーは7000万ポンド(約117億円)以上のオファーが届けば、放出も考えると報じられている。ただ、チェルシーも残留を望んでいるため、ベーリーオーナーが直接マウントにチームでの重要性と残留への想いを話したようだ。(GOAL、The Athletic)
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