【PL2024-25】ウルブスに6得点で大勝したチェルシー。ハットトリックを達成したマドゥエケの唯一の課題点は?
2024年8月25日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ2試合目が行われ、チェルシーはアウェイでウルブスと対戦。結果は、2対6でチェルシーが勝利した。
プレミアリーグ2024-25・ウルブス戦(アウェイ)
スターティングメンバー(4-2-3-1)
サブメンバー:ヨルゲンセン、アダラバイヨ、バディアシル、ベイガ、デューズバリー・ホール、エンクンク、ネト、フェリックス、ギウ。
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【前半2分・チェルシーゴール(ジャクソン)】
コール・パーマーの右コーナーキックで、ニアでクリアをしたボールがファーのジャクソンへ。それをヘディングでゴールに流し込み、幸先良く先制する。
【前半27分・ウルブスゴール(クーニャ)】
中盤でボールをカットされ、ボックス手前へ。ボックス内でフリーになっていたクーニャにダイレクトで決められ同点に追いつかれる。
【前半45分・チェルシーゴール(パーマー)】
ロベルト・サンチェスのゴールキックから最前線までボールを送ると、これに反応したジャクソンが右足を伸ばして、パーマーへ。ジョゼ・サの頭上を越すループシュートで、今季初ゴールをあげた。
【前半ロスタイム・ウルブスゴール(ラーセン)】
前半のロスタイム(+6分)に、マドゥエケの不用意なファールで、バイタルエリア左でフリーキックを与えてしまう。ゴメスがエリア内で、頭で折り返したボールをラーセンがジャンピングボレーでゴールに叩き込み、同点に追いつかれて前半を終える。
【後半4分・チェルシーゴール(マドゥエケ)】
後半開始からムドリクを下げてネトを投入。中盤で獲得したフリーキックからカイセドが素早くリスタートすると、ジャクソン、パーマーと繋ぎ、最後はボックス右でパスを受けたマドゥエケがシュート。これがアイ=ヌーリにディフレクトし、そのままゴール左に吸い込まれ、リードする。
【後半13分・チェルシーゴール(マドゥエケ)】
中盤のルーズボールをカイセドが頭で繋ぐと、これを受けたパーマーがボックス手前まで持ち上がりマドゥエケへ。ボックス右深くまで侵入したマドゥエケがジョゼ・サの股下を抜き、ゴールネットを揺らす。
【後半18分・チェルシーゴール(マドゥエケ)】
ハイプレスを掛けたエンソ・フェルナンデスがボールを奪うと、こぼれ球を拾ったパーマーのラストパスをボックス中央右で受けたマドゥエケが冷静にフィニッシュを沈め、プロ初のハットトリックを達成。
【後半35分・チェルシーゴール(フェリックス)】
左サイドを抜け出したネトがボックス左まで駆け上がりマイナスに折り返すと、中央に走り込んだフェリックスがダイレクトシュートをゴール左上に叩き込み、このまま試合終了。大量得点で、今季リーグ初勝利となった。
【まとめ】
チェルシーは支配率62%、シュート14本(枠内8本)、コーナー5本、パス487回、ゴール期待値は1.65でウルブスの2.11を下回ったが、的確にシュートを決めきり、2022年のサウサンプトン戦以来となるアウェイでの6得点をマークした。
【マレスカ監督コメント】
マドゥエケのハットトリック
「彼のパフォーマンスは素晴らしかった。後半だけでなく、前半にも最初の10分か15分は常に1対1で何かを生み出していた。初日から、本当に好きなタイプのウインガーだと言っていた。そして、今日のノニの最高のプレーはハットトリックではなく、90分間カウンターアタックを守り続けたこと。ただ唯一、ハーフタイム前に彼が与えたフリーキックだけは避けられたはずだよ」
後半に向けて修正したことは?
「もっと正確にプレーする必要があると言った。最初の15分間は、とても良いスタートを切った。ゴールを決め、さらに2、3回チャンスがあった。その後、簡単にボールを失うようになった。簡単にボールを失うと、カウンターアタックやセットプレーを許してしまい、自信を失ってしまう。先日のセルヴェット戦でも同じことが起きたんだ。
相手が激しくプレッシャーをかけてきたらボールを失うことはあるが、間違った判断でボールを失うことは許されない。前半と後半の違いは、より正確さが増したかどうかだった。公式戦2試合連続で勝つことができた。ここから勢いをつけて、さらに向上していきたい」
前半で交代したムドリクのパフォーマンス
「私は(パフォーマンスについて)満足をしていなかった。状況によってはもっとうまく対処できると思う。ボールを持っていない時には、とても一生懸命にプレーをしていたから、それはとても良かった。でもボールを持っている時に関して、彼にはもう少し高いクオリティを期待している。(交代の理由は)私が変化を求める必要があったし、ネトに出場機会を与えたかったんだ」
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【今後の試合と感想】
マンチェスターシティとの開幕戦で負けていたチェルシーだが、カンファレンスリーグのセルヴェット戦、ウルブス戦に勝利して公式戦2連勝となった。ウルブス戦の前半は不安定な戦いが続き、昨シーズンの負け試合のような展開となっていたが、後半に見事に修正したマレスカ監督は、後半だけで4得点を記録し、昨シーズン2敗を喫していた相手に勝利した。
次戦はカンファレンスリーグの2ndレグとなるセルヴェット戦。1stレグを2対0で勝利しているため、有利に試合を進められることは間違いないが、アウェイのため気の抜けない戦いであることは間違いない。選手の怪我のリスクを回避しながら、最適なメンバー選考をしてくれることに期待したい。
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