【PL2024-25】ノッティンガムFに勝利し、CL出場権を獲得したチェルシー。批判した全員が間違っていたことを証明

【PL2024-25】ノッティンガムFに勝利し、CL出場権を獲得したチェルシー。批判した全員が間違っていたことを証明

2025年5月25日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ最終戦が行われ、チェルシーはアウェイでノッティンガムフォレストと対戦。結果は、0対1でチェルシーが勝利した。

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プレミアリーグ2024-25・ノッティンガムフォレスト戦(アウェイ):スターティングメンバー(4-2-3-1)

サブメンバー:ヨルゲンセン、バディアシル、チャロバー、アチャンポン、ギュスト、デューズバリー・ホール、ラヴィア、ジョージ、ギウ。

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【前半・スコアレスドロー】

両チームともに、チャンピオンズリーグ出場権がかかった一戦ということもあり、先制点を許したくないという緊迫した展開に。どちらも枠内シュート0本と中盤での主導権争いが多く、スコアレスで前半を終える。

【後半5分・チェルシーゴール(コルウィル)】 

パーマーが左サイドからクロスを入れると一度クリアされるが、サンチョからククレジャへ。そのククレジャが、ペナルティエリア左のネトに縦パスを送ると、ネコ・ウィリアムズが頭でクリアしようとするが、それが背後のネトに渡る。

そのネトが、セットプレーで残っていたコルウィルにクロスを送ると右足で合わせ、待望の先制点を決める。そこからはラヴィア(サンチョと交代)、ギュスト(ネトと交代)、デューズバリー・ホール(マドゥエケと交代)を入れ守備を固め、クリーンシートで勝利した。

【まとめ】

チェルシーは支配率48%、シュート6本(枠内2本)、コーナー4本、パス406回、ゴール期待値は1.15でノッティンガムフォレストの1.48を下回った。

【マレスカ監督コメント】

歓喜!PL史上最も若いチームで4位

「第一に、選手たちはこの勝利に値したと思う。彼らは初日から懸命に努力してきた。クラブ、選手、そしてスポーツディレクター、私たち全員が同じ方向を向いてやってきたんだ。

とても厳しい試合だった。マンチェスターシティはここで負け、アーセナルやリヴァプールは引き分けていた。だから、簡単ではなかった。選手たちは自分たちの力量、努力の成果を示した。

残念ながら、私たちは結果で評価されるビジネスに身を置いている。そして今日、もし私たちが試合に勝てなかったら、おそらく皆さんは今シーズンを惨敗と評価したはず。でも惨敗ではなかった。2年前は12位、昨年は6位、そして今シーズンは4位。プレミアリーグ史上おそらく最も若いチーム。だから、色々な理由でとても嬉しい」

F××k off 批判した全員が間違っていた

「選手たちには、何も疑いを持っていなかった。その疑いは外部から来たものだった。“僕たちは若すぎる、実力不足”だと言っていた。私たちがこのピッチ(ノッティンガムフォレスト)で勝てないのは、若すぎるから、経験不足だからだと言っていた。

でも残念ながら、彼らはみんな間違っていた。英語で言うとしたら彼ら全員、F××k off。選手たちは勝利に値する、彼らの努力は素晴らしい」

カンファレンスリーグ決勝に向けて

「シーズン序盤は4つの大会に出場し、今日はチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。FAカップとカラバオカップは敗退したが、水曜日(カンファレンスリーグ決勝)に勝てば全体的には非常に良いシーズンだったと言えるだろう。勝てれば嬉しいね」

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【今後の試合と感想】

プレミアリーグ38試合全て日程を終えて、20勝9分9敗と4位(勝点69)となったチェルシー。2021-22シーズン以来となるリーグ4位以内に入り、見事チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。シーズン序盤は良いスタートを切れていたが、ラヴィアやジャクソンなどの離脱もあり、勝てなくなった時期もあった。

しかし、ストライカー不在の中でもネトやジョージをトップに起用。またラヴィアが不在の時はフェルナンデスとカイセドがフル稼働し、勝ち点を拾ってきたことが結果に繋がった。

昨シーズンのポチェッティーノ氏からマレスカ監督に変わった中で、一番大きく変化したのは『守備面』。今シーズンは43失点でリーグ3番目に失点数が少ないチームに成長。昨シーズンが63失点と不安定さを改善。シーズン終盤につれて1点を守り切れるチームになっていった。

次戦は、5月28日(日本時間29日)にレアルベディスとカンファレンスリーグ決勝を戦う。リーグ戦でCL出場権を獲得するため、厳しい試合を戦い抜いてきた選手たちは、見事目標を達成。そしてシーズンの最後には、トロフィーがかかった重要な一戦が待っている。

日程的にはチェルシーが日曜日に試合をしたが、ベティスは金曜日に試合を行っており、ベティスには48時間のアドバンテージがある。不利な状況は間違いないが、最終戦を勝利で飾り、士気の上がっているチームにおいて、その逆境を跳ね返す力は十分にある。

2021年にチャンピオンズリーグで優勝して以来、トロフィーを獲得できていないチェルシー。4年ぶりのトロフィー獲得は、チェルシー“復活”を世界に印象づける良い機会になるだろう。