【PL2024-25】ククレジャのミドルシュートでレスターシティに辛勝したチェルシー。試合直前に計画を変更した理由は?

【PL2024-25】ククレジャのミドルシュートでレスターシティに辛勝したチェルシー。試合直前に計画を変更した理由は?

2025年2月25日に、2024-25シーズンのプレミアリーグ28試合目が行われ、チェルシーはホームでレスターシティと対戦。結果は、1対0でチェルシーが勝利した。

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プレミアリーグ2024-25・レスターシティ戦(ホーム)

スターティングメンバー(4-2-3-1):サンチェス、フォファナ、アダラビオヨ、コルウィル、ククレジャ、カイセド、フェルナンデス(C)、サンチョ、パーマー、エンクンク、ネト。

サブメンバー:ヨルゲンセン、アチャンポン、バディアシル、チャロバー、アムグ、ラヴィア、デューズバリー・ホール、ジョージ、アントウィ。

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【前半19分・チェルシーPK失敗】

ボックス右でボールを持ったサンチョがクリスティアンセンに足を踏まれてPKを獲得。

ここまで、プレミアリーグで12本連続PKを成功していたパーマーがキッカーを務めたが、右隅を狙ったシュートが少し甘くなり、ハーマンセンに止められてしまう。そして、その悪い流れを断ち切れず、前半を無得点で終える。

【後半15分・チェルシーゴール(ククレジャ)】

ボックス手前左でフェルナンデスからパスを受けたククレジャが左足でミドルシュートを放つと、低弾道のシュートがゴール右下隅に突き刺さり、待望の先制点をあげる。

その後は、チャロバーやアチャンポンを投入して守備を強化。ネトの前線からのプレス、カイセドの中盤でのボール奪取など、全員が最後まで足を止めず、1点を死守して勝利をものにした。

【まとめ】

チェルシーは支配率57%、シュート20本(枠内7本)、コーナー12本、パス535回、ゴール期待値は1.88でレスターシティの0.11を大きく上回った。

【マレスカ監督コメント】

合直前に計画を変更。具体的に変えたことは?

「試合の準備をするとき、できるだけ多くの試合を見ている。レスターの試合をほぼすべて見たとき、彼らはいつも4バックでプレーをしていたが、ここに着いて、それは5バックで戦うことを知った。

彼らは計画を完全に変えた。だから、この試合の準備のために私たちが行ったすべてのトレーニングセッションは、ゴミの中に消えてしまった。新しい計画が必要。だからウォーミングアップの前に、私たちは選手たちに新しい計画を与えなければならなかった。選手たちの適応の仕方は、外からは見えないかもしれませんが、最高で素晴らしかった。

具体的な計画は、カイセドの隣にククレジャを配置し、3バック+2ミッドフィルダーにする予定だった。しかし、相手が5人で守備しているのを見て、6人で攻撃をする必要があった。そこでククレジャを高く上げ、エンクンクをポケットに、パーマー、フェルナンデス、ネト、サンチョを配置し、6人で攻撃しようとした。

レスターは(カンファレンスリーグの)コペンハーゲン戦のように、我々を驚かせるためにここに来たが、選手たちはそれに(適応)するのがとても上手だった」

ーマーの交代理由

「とても簡単な理由で、彼は体調を崩していたんだ。パーマーは昨日練習をしなかったし、夜も体調が悪かった。だが今朝、彼は『このチーム、このクラブがチャンピオンズリーグに出場できるよう手助けしたいから、ピッチに立ちたい』と言ってくれた。

この48時間は、熱と体調不良でトレーニングをしていなかった。今朝、彼は試合に出たいと申し出た。これは、選手たちがクラブを本来あるべき場所に導きたいと望んでいることを示している」

クレジャの得点感覚&ネトの精神を評価

「ククレジャは賢く、知性がある。彼はおそらくチームで最も小さい選手だが、正しい位置にいることで、いかに賢い選手かが分かったと思う。

彼は攻撃的MFのようにプレーをしていて素晴らしいし、4、5ゴールを決めている。9番なしでプレーをしているということも理解しなければならない。ジャクソン&ギウは移籍期限最終日に負傷したが、ネトは素晴らしいプレーをしている。

今日はどこへでも走っていた。この精神こそ我々に必要なものであり、全員が認識しなければならないものだ」

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【今後の試合と感想】

プレミアリーグ28試合を終えて、14勝7分7敗で4位に浮上したチェルシー。相手は20位(サウサンプトン)、19位(レスターシティ)と下位に沈む相手だったが、昨年12月以来となるリーグ連勝となった。

次戦は、3月13日(日本時間14日)にホームでコペンハーゲンとカンファレンスリーグ ラウンド16(2ndレグ)を戦う。1stレグはアウェイで戦い、1対2で勝利。ベスト8進出をかけて、スタンフォードブリッジで重要な試合を戦う。