トゥヘル氏がイングランド代表監督就任に合意【チェルシー1週間のニュース(2024年10月9日~10月15日)】

トゥヘル氏がイングランド代表監督就任に合意【チェルシー1週間のニュース(2024年10月9日~10月15日)】

チェルシー1週間(2024年10月9日~10月15日)の主なニュースを紹介。『マレスカ監督が月間最優秀監督賞に選出』、『パーマーが月間最優秀選手賞に選出』、『本拠地・スタンフォードブリッジの改修案が進展!?』、『世界で最も訪問数の多いサッカークラブのウェブサイトでチェルシーは何位?』、『元チェルシー指揮官のトーマス・トゥヘル氏がイングランド代表監督就任に合意』などの話題があった。

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【10月11日】

マレスカ監督が月間最優秀監督賞に選出

9月にクリスタルパレス(△)、ボーンマス(〇)、ウエストハムユナイテッド(〇)、ブライトン(〇)とリーグ戦を戦い、3勝1分けという好成績を残していたチェルシー。それを指揮したマレスカ監督が、プレミアリーグの9月の月間最優秀監督賞に選出された。

なおチェルシーから月間最優秀監督が選ばれたのは、2021年10月のトーマス・トゥヘル氏以来となった。マレスカ監督は、

「とても良い月だったね。物事をより良くするためには、周囲の人々が必要。私は彼ら(スタッフ)にとても感謝している」

とスタッフたちを労うコメントを残した。現在リーグ戦は、7試合を戦い4勝2分1敗の4位。10月21日にはアンフィールドで首位のリヴァプールと対戦。マレスカ監督の手腕が注目される。(Premier League)

パーマーが月間最優秀選手賞に選出

9月のプレミアリーグで4試合に出場し、5ゴール・1アシストを記録したコール・パーマーが、9月のプレミアリーグ月間最優秀選手賞に選出された。

ブライトン戦では、プレミアリーグの試合前半に4得点を挙げた史上初の選手となるなど、素晴らしい活躍を見せたパーマー。彼にとって2度目の月間最優秀選手賞。チェルシーでパーマーより多く受賞しているのは、ランパード氏の4回のみとなっている。(Premier League) 

【関連記事:ブライトン戦でリーグ史上初となる前半4ゴールを決めたコール・パーマー。そのユニフォームが歴代7位の高値で落札

【10月13 日】

本拠地・スタンフォードブリッジの改修案が進展!?

1877年に開場されたスタンフォードブリッジ。1905年からは、チェルシーFCの本拠地として100年以上に渡って使用されている。1998年に改修工事が行われたものの、老朽化や4万2000人と言われる収容人数の問題もあり、オーナー変更後には大幅な収容人数を目的とした拡張工事、あるいは新スタジアム移転の計画が話し合われてきた。

そのような中、スタンフォードブリッジ近郊のアールズコートに6万人収容の新スタジアムを建設する可能性が報じられていたが、それを巡ってはベフダド・エグバリ氏とトッド・ベーリー氏の共同オーナー2人の間で、意見が分かれているようだ。

エグバリ氏は現在の場所に留まるため、15億ポンド(約2878億円)の改修案を支持。この計画には5万5000人の収容に、ウエストスタンドの近代化、近隣の鉄道線路上にコンクリートデッキを建設、クラブが退役軍人慈善団体ストールから購入した土地の利用なども含まれているという。スタンフォードブリッジの土地に新スタジアムを建設する場合、少なくとも5年の期間を必要とするのに対して、この拡張案では2年程度で工事が完了する見込みになっている。

これに対して、ベーリー氏はアールズコートに新スタジアムを建設する案を支持しているが、アールズコートは実現不可能だという認識が高まっている中、ベーリー氏も共同オーナーを辞める可能性があることから、現在の場所で改修を行う可能性が高くなっているようだ。(The SUN)

【10月14日】

世界で最も訪問数の多いサッカークラブのウェブサイトは?

デジタル分析会社「SimilarWeb」が、世界で最も訪問数の多いサッカークラブのウェブサイトを発表。昨季、訪問数で月平均890万回を記録したレアルマドリードが、8年連続で最も訪問数の多いサッカークラブとなった。

なおチェルシーは昨季、月平均470万回で6位。なお、2位はリヴァプール(820万回)、3位はマンチェスターユナイテッド(690万回)と、プレミアリーグに所属するクラブがトップ10の中に、5クラブ入っていた。

【訪問数の多いサッカークラブのウェブサイト】

1位:レアルマドリード(890万回)

2位:リヴァプール(820万回)

3位:マンチェスターユナイテッド(690万回)

4位:アーセナル(640万回)

5位:バイエルンミュンヘン(540万回)

6位:チェルシー(470万回)

7位:マンチェスターシティ(350万回)

8位:バルセロナ(320万回)

9位:PSG(200万回)

10位:ミラン(170万回)

【関連記事:マンチェスターユナイテッド時代から一転。ジェイドン・サンチョがチェルシーで輝きを取り戻しつつある理由は?

【10月15日】

トゥヘル氏のイングランド代表監督就任が決定的

 2021年1月にチェルシーの監督に就任し、同年にチャンピオンズリーグ優勝に導いたトーマス・トゥヘル氏。2022年9月に同クラブを解任された後、2023年3月にバイエルンミュンヘンを指揮していたが、昨シーズン終了後に退任。現在はフリーとなっている。

そのトゥヘル氏がイングランド代表の次期監督候補に浮上。そしてイングランドサッカー協会(FA)と代表監督の就任に向けた交渉を行い、合意に至ったようだ。イングランド代表はユーロ2024で準優勝に終わった後、ガレス・サウスゲート監督が退任。現在は、U-21のリー・カーズリー監督が暫定的にチームを率いている状況。カーズリー暫定監督は、11月の活動まで指揮を続けるものと見られており、その後トゥヘル氏が正式就任する予定。

スウェーデン人のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏、イタリア人のファビオ・カペッロ氏に続いて、トゥヘル氏が史上3人目の外国人指揮官になるようだ。(WELT TV、BBC、Times)