ハキム・ツィエクやルイス・ホールなど5人が退団【チェルシー1週間のニュース(2024年6月26日~7月2日)】

ハキム・ツィエクやルイス・ホールなど5人が退団【チェルシー1週間のニュース(2024年6月26日~7月2日)】

チェルシー1週間(2024年6月26日~7月2日)の主なニュースを紹介。『FICOとパートナーシップ契約を延長』、『ツィエクがガラタサライに完全移籍』、『トレーニングウェアパートナーが決定』、『バルセロナからマルク・ギウが新加入』、『12年間在籍したL・ホールがニューカッスルUに移籍』、『レスターシティからK・デューズバリーホールが新加入』などの話題があった。

Embed from Getty Images

【6月26日】

FICOとパートナーシップ契約を延長

チェルシーは、米国のソフトウェア分析企業である「FICO」とパートナーシップ契約を継続することを発表した。2年連続で米国でのプレシーズン(男子チーム)の公式パートナーを務めるほか、新たに女子チームのパートナーシップも行うことになった。(Chelsea FC)

【関連記事:チェルシーと2027年夏までの契約延長にサインしたティリク・ジョージ。成長したポイントや尊敬する選手を明かす

【6月27日】

8歳から所属していたカミングが退団

ジェイミー・カミング(24・GK)がオックスフォードユナイテッドに完全移籍したことを発表した。カミングは8歳のときにチェルシーに加入。2018年にプロ契約を結び、チェルシーU-23では公式戦44試合に出場。昨シーズン後半に同クラブにレンタル移籍をしており、チャンピオンシップ昇格に貢献していました。カミングは、

「昨シーズン後半に、ここで過ごして多くのことを学んだ。ステップアップをして、チャンピオンシップでプレーする機会を切望していたいから、とても興奮している。自分がこのレベルでプレーできることを証明する必要があるし、それを証明できることにとても自信がある。これは僕にとってもクラブにとっても大きなチャンスなんだ」

とオックスフォードユナイテッドに完全移籍し、チャンスを掴みたいと話した。(Chelsea FC、Oxford United)

【6月29日】

ストンヴィラからオマリ・ケリーマンが新加入

アストンヴィラからオマリ・ケリーマン(18・イングランド・MF)を獲得したことを発表。移籍金は2250万ユーロ(約38億円)で、契約は2030年夏+1年のオプションとなっている。

彼は昨シーズン、プレミアリーグ2で公式戦11試合に出場し、7ゴールを記録。プレミアリーグでも2試合(マンチェスターシティ、クリスタルパレス)に出場。攻撃的MFとして主にトップ下でプレーしている。なお、チェルシーは彼をレンタル移籍などさせる予定はなく、米国でのプレシーズンに帯同させる予定のようだ。(Chelsea FC、Fabrizio Romano)

ィエクがガラタサライに完全移籍

ハキム・ツィエクがガラタサライに完全移籍したことを発表した。ツィエクは、2020年夏にアヤックスから加入。公式戦107試合に出場し、14ゴール・13アシストを記録。CL、クラブW杯などの優勝に貢献。しかし、思うような出場機会に恵まれず、昨シーズンには同チームにレンタル移籍。公式戦23試合に出場し、8ゴール・4アシストを記録していた。

昨夏に結ばれたチェルシーとガラタサライの契約には、特定の条件が満たされた場合に買い取り義務が発生するオプションが付随。ツィエクが条件を満たしたことで、移籍金なしで同クラブに完全移籍することになった。(Chelsea FC、Galatasaray)

ートセンがアストンヴィラに完全移籍

イアン・マートセンがアストンヴィラに完全移籍したことを発表した。マートセンは、2018年夏にPSVからに加入。トップチームでは公式戦16試合の出場のみだったが、昨シーズン後半に出場機会を求めてドルトムントにレンタル移籍。そこで、CL決勝進出に貢献するなど自身の価値を上げていた。なお移籍金は4400万ユーロ(約75億円)になったようだ。(Chelsea FC、Sky Sports)

【7月1日】

レーニングウェアパートナーが決定

昨シーズンの途中からチェルシーの袖スポンサーを務めていたデジタル金融サービス企業「BingX」が、今シーズンからトレーニングウェアパートナーになることを発表。CROのキャスパー・スティルスヴィグ氏は、

「BingXとのパートナーシップが次の段階に進むことを大変嬉しく思っている。(袖スポンサーとなった)6カ月間の協働で、すでに世界クラスのキャンペーンや取り組みを数多く実現してきた。これからのシーズンで、さらに大きく大胆に挑戦できることを楽しみにしている」

契約は2年で年間1200万ポンド(約24億円)になる予定だ。(Chelsea FC、Lukasz Baczek)

ルセロナからマルク・ギウが新加入

バルセロナに所属していたマルク・ギウ(18・スペイン・FW)を獲得したことを正式に発表。チェルシーは、600万ユーロ(約10億円)をバルセロナに支払い、リリース条項を発動して獲得に至った。なお契約は、2029年夏+1年のオプションとなっている。(Chelsea FC)

【関連記事:約10億円でチェルシーに加入したマルク・ギウ。『移籍を決めた理由』や『マレスカ新監督との会話』などについて明かす

12年間在籍したL・ホールがニューカッスルUに移籍

ルイス・ホールがニューカッスルユナイテッドに完全移籍したことを発表した。ホールはU-8からチェルシーに加入。トップチームでは公式戦12試合に出場し、1アシストを記録していたが、昨シーズン同クラブに買い取り義務付きのレンタル移籍をし、条件が満たされたことで完全移籍が成立。チェルシーはホールの移籍について、ニューカッスルユナイテッドから2800万ポンド(約57億円)を受け取ることになった。(Chelsea FC、BBC)

マリ・ハッチンソンがイプスウィッチタウンに移籍

オマリ・ハッチンソンがイプスウィッチタウンに完全移籍したことを発表した。2022年夏にアーセナルから加入。トップチームでは公式戦2試合に出場していたが、昨シーズン同クラブにレンタル移籍し、11ゴールを記録するなどプレミア昇格に貢献。監督を務めるキーラン・マッケンナ氏が彼の獲得を熱望したことで、クラブレコードとなる2250万ポンド(約45億円)の移籍金を支払う決断を下した。

なおチェルシーは、ハッチンソンに対して25パーセントの売却条項を付随したようだ。また前に所属していたアーセナルにも15パーセント程度の売却条項が付いていたため、この取引で約300万ポンド(約6億円)を得ることになった。(Chelsea、BBC)

【7月2日】

スターシティからK・デューズバリーホールが新加入

レスターシティからキアナン・デューズバリーホール(25・イングランド・MF)を獲得したことを発表。移籍金は3500万ユーロ(約60億円)で、契約は2029年夏+1年のオプションとなっている。

昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部相当)を制したレスターシティで、大活躍を見せたデューズバリーホール。中盤の主軸として公式戦49試合に出場し、12ゴール・15アシストを記録するなど素晴らしいパフォーマンスを披露。マレスカ氏がチェルシーの新監督に就任したこともあり、チェルシーへの移籍を決めた。

レスターシティの下部組織出身で、同チームでは公式戦129試合に出場するなどプレミアリーグでの経験もあることから、即戦力としての活躍が期待されている。(Chelsea FC、Fabrizio Romano)