2得点でシェフィールドUに勝利したチェルシー。パルマー1G1Aの活躍&エンクンクが出場した無かった理由は?

2得点でシェフィールドUに勝利したチェルシー。パルマー1G1Aの活躍&エンクンクが出場した無かった理由は?

2023年12月16日に、2023-24シーズンのプレミアリーグ17戦目が行われ、チェルシーはホームでシェフィールドユナイテッドと対戦。結果は2対0でチェルシーが勝利した。

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スターティングメンバーは、ペトロヴィッチ、ディサシ、バディアシル、シウバ、コルウィル、カイセド、ギャラガー、パルマー、ムドリク、スターリング、ジャクソンでフォーメーションは4-2-3-1。

サブメンバーは、ベルグストロム、ベッティネッリ、ギルクリスト、マートセン、フェルナンデス、マトス、ギュスト、エンクンク、ブロヤ。

リーグ16試合で5勝5分7敗で12位と厳しい状況のチェルシー。悪い流れを断ち切りたい一戦となった。

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チェルシーは、支配率70パーセント以上を保持しながら攻撃を仕掛けようとするも、シェフィールドユナイテッドの固い守りに打開策を見出せず、枠内シュート1本で前半をスコアレスで折り返した。

後半開始直後からギアを入れ直したチェルシー。後半9分に、中央で持ち上がったパルマーが右サイドのスターリングに預けてゴール前へ行くと、ボックス右で縦に仕掛けたスターリングの低いクロスをワンタッチで押し込み、先制に成功する。

そして、その7分後にはスターリング、ギャラガーとゴール前で競ったこぼれ球が、ゴール右にこぼれると、パルマーがライン際で折り返し、フリーのジャクソンがゴール。2点のリードでペースダウンしたチェルシーは、ムドリクとスターリングを下げ、フェルナンデスとブロヤを投入。そして、ジャクソンを左のウイングで起用した。

その後、ブロヤが決定機を外すなど3得点目を奪えなかったポチェッティーノ監督は、後半ロスタイムにギュスト&マートセンを入れ、守備を固める形で試合をクロージング。結果2対0で勝利を手にし、リーグ連敗をストップさせた。試合後ポチェッティーノ監督は、

「シェフィールドユナイテッドとの対戦は常に難しい。前半はよく守られ、非常に低いブロックで準備してきたので、ブロックをやぶる方法が見つからず、少しイライラしていた。だから後半に、パルマーとスターリングの位置を入れ替えた。パルマーとムドリクをゴール前のよりいい位置に配置して、フルバックのポジションも変更した。

さまざまなポジションを修正しながら、勝利できたことに満足している。私たちにとって3ポイントが本当に重要だったので、幸せだよ。火曜日にはニューカッスルユナイテッド(カラバオカップ)との非常に重要な試合があるので、勝利で良い気持ちで試合に入れる」

と選手交代ではなく、ポジション修正によりチームを勝利に導いたと話した。また今試合で1ゴール・1アシストを記録したパルマーについて聞かれると、

「彼はプレーメーカーであり、チームをつなぐことができる選手。ゴールもアシストもできる選手で、初日からパルマーの貢献は非常に大きいんだ。そして、バディアシルも全体的に良かった。彼は大きな怪我を負っていたので、長い間戦列を離れていた。今彼は、気持ちも回復しているから、それも良いことなんだ」

と復帰後に公式戦5試合に出場しているバディアシルが、徐々に試合勘を取り戻していることを認めた。最後にフェルナンデスが先発から外れたこと&エンクンクを起用しなかった理由について話をした。

「プレーできるのは11人だけ。それは大きな競争で、時には別の特徴が必要になる。カイセド、ギャラガー、そして10番ポジションのパルマーの組み合わせが、今試合ではベストのコンビネーションだと思った。そして火曜日にフェルナンデスがプレーし、もう一人がベンチにいるという意味でもないよ。

エンクンクについてはリスクを負わせたくなかったし、回復にさらなる時間を与えることにした」

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と後半の序盤に得点が取れたことで、エンクンクを無理に起用する選択をしなかったと明かした。また、カラバオカップを見据えてフェルナンデスを休ませた訳ではなく、あくまで競争の中で先発に選ばなかったと話した。

リーグ連敗から抜け出すことのできたチェルシー。加えてリーグ10試合ぶりにクリーンシートを達成することができ、カラバオカップ準々決勝を良い気持ちで挑めるはず。リーグで苦戦している中で、カップ戦で優勝することができれば、若い選手たちの自信に繋がることは間違いない。